オール電化の電気代!世帯別平均、初期費用や節約方法も解説
目次
そもそもオール電化とは?

- オール電化…
- 家庭で使用するあらゆるエネルギーを電気だけでまかなうこと
オール電化とは、家庭で使うすべてのエネルギーを電気でまかなう住宅のことです。キッチンやお風呂、暖房など、これまでガスが使われていた場面も電気で対応します。したがって、ガス代が発生しなくなるのが特徴です。
たとえば、IHクッキングヒーターやエコキュートが代表的な設備です。火を使わないため安心感があり、夜間の安い電気を上手に使えば光熱費の節約にもつながります。
| 用途 | オール電化住宅 | ガス併用住宅 |
|---|---|---|
| 調理 | IHクッキングヒーター | ガスコンロ |
| 暖房(空調) | セラミックヒーター | ガスファンヒーター |
| 床暖房 | 電気式床暖房 | ガス温水床暖房 |
| 給湯 | 電気温水器・エコキュート | ガス給湯器・エコジョーズ |
オール電化住宅とガス併用住宅では使用する機器も上記のように変わります。オール電化住宅になると、家庭内で火を使わないため、ガス漏れの心配がなくなるのは大きなメリットです。
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おトクなクーポンが使える!オール電化住宅の電気代は実際いくら?ガス併用住宅との比較
オール電化住宅の電気代は、ガスと併用する住宅に比べて本当にお得なのでしょうか。ここでは、実際の平均電気代を世帯別に紹介します。
| 世帯人数 | オール電化住宅 | ガス併用住宅 |
|---|---|---|
| 1人 | 10,777円 | 9,134円 |
| 2人 | 13,406円 | 14,824円 |
| 3人 | 14,853円 | 16,754円 |
| 4人以上 | 16,533円 | 17,617円 |
※出典:関西電力 個人のお客さま「オール電化世帯人数別の電気代平均額」
※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2021年 世帯人員・世帯主の年齢階級別」
オール電化住宅の光熱費は、全体的にガス併用住宅より少しお得な傾向があります。たとえば、四人以上の世帯では、オール電化が月16,533円、ガス併用が17,617円とわずかに差があります。
一方で、一人暮らしではガス併用のほうが安く、約1,600円の違いが見られます。家族が増えると家電の使用量も増えますが、二人以上になると費用の上がり方は緩やかです。オール電化は、家族で暮らすほど光熱費のバランスが取りやすい住まいといえます。
ただし、これらの数値は2021年時点のデータであり、近年は電気料金やガス料金の高騰により、全体的に光熱費が上昇傾向にあります。参考までに2024年のデータをもとにした光熱費の内訳を詳しく見ていきましょう。
| 世帯人数 | 電気 | ガス | 他の光熱 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 平均 | 10,027円 | 4,109円 | 1,061円 | 15,197円 |
| 1人 | 6,756円 | 3,056円 | 721円 | 10,533円 |
| 2人 | 10,878円 | 4,497円 | 1,497円 | 16,872円 |
| 3人 | 12,651円 | 5,121円 | 1,211円 | 18,983円 |
| 4人 | 12,805円 | 5,015円 | 747円 | 18,567円 |
※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2024年 世帯人員・世帯主の年齢階級別」
オール電化住宅は、電気とガスを併用する家よりも基本料金を抑えやすいのがポイントです。ガス併用住宅では、電気とガスの両方に基本料金がかかりますが、オール電化なら電気だけの契約で済むため固定費を減らせます。
たとえば、都市ガスの基本料金が月1,000円ほどの地域なら、その分の支払いが不要になります。結果的に、オール電化は光熱費をすっきりまとめて管理しやすく、家計にもやさしい住まいといえるでしょう。
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充実の電気料金プランオール電化の電気代が高くなる理由

オール電化は安心で使いやすい反面、「思ったより電気代がかかる」と感じる人もいるようです。ここでは、オール電化住宅の電気代が高くなる主な原因と、その背景についてわかりやすく解説します。
古い電気機器を使用している
古い電気機器を使い続けていると、電気代が高くなる原因になります。とくに、製造から20年以上経過している場合は、消費電力が大きく電気代を押し上げている可能性があります。
最近の家電は、省エネ性能が大きく進化しています。たとえば、最新の冷蔵庫は10年前のモデルに比べて年間の消費電力を約30%削減できます。照明をLEDに変えるだけでも効果は大きく、白熱電球を電球形LEDに替えると年間約2,800円もの節約が可能です。
※参考:資源エネルギー庁「機器の買換で省エネ節約」
※参考:資源エネルギー庁「照明」
省エネ性能が低い機器を使用している
オール電化住宅では、使う機器の省エネ性能によって電気代が大きく変わります。たとえば、エコキュートや寒冷地対応エアコンなどの省エネ機器を選ぶことで、効率よく電気を使えて節約にもつながります。
製品を選ぶときは、国が定める「トップランナー制度」や「省エネルギーラベリング制度」を参考にするのがおすすめです。最新の家電は省エネ性能だけでなく、使いやすさや快適さも向上しているため、買い替え時のチェックポイントにすると安心でしょう。
※参考:資源エネルギー庁「機器の買換で省エネ節約」
昼間の時間帯に多くの電気を使用している
多くのオール電化の電気料金プランでは、夜間の電気代が安く設定されています。そのため、昼間に電気を多く使うと料金が高くなる可能性もあります。
たとえば、日中に洗濯機や食洗機を稼働させたり、エアコンを長時間使用したりすると、想定以上の電気代になってしまうことも珍しくありません。夜間の割安な時間帯に家電を使うようにして電気代を抑えましょう。
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おトクなクーポンが使える!オール電化住宅の電気代の節約方法
オール電化の電気代をできるだけ抑えたいと感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、暮らしの中で気軽に取り入れられる、オール電化住宅ならではの節約のコツを紹介します。
家電の使用方法を見直す
消費電力の大きい家電は、できるだけ短時間でまとめて使用するように心掛けましょう。たとえば、家族の帰宅時間に合わせて衣類乾燥機を何度も使用するのではなく、家族分をまとめて夜間に乾かすといった工夫をするだけでも電気代の節約につながります。
また、家庭内で使用する家電のうち、とくに消費電力の大きいものを把握しておくことも大切です。一般的に、暖房器具や調理器具など、発熱するタイプの家電は消費電力が大きくなりやすい傾向があります。
| 消費電力が大きい | 消費電力がやや大きい |
|---|---|
|
|
省エネ性能の高い機器に買い替える
電気代を抑えるには、省エネ性能の高い機器への買い替えが効果的です。オール電化住宅では、使う機器によって電気代に大きな差が出ます。
古い機器を使い続けると無駄な電力を消費するため、エコキュートや省エネエアコンなどへの買い替えを検討しましょう。初期費用はかかりますが、長く使うほど光熱費の負担を減らせ、快適な暮らしにもつながります。
オール電化向けの料金プランに変更する
オール電化に切り替えるなら、電気料金プランの見直しも大切なポイントです。一般的なプランのままでは割高になる場合もあるため、オール電化専用のプランを選びましょう。
なかでも、おすすめなのが、HTBエナジーの「ぜんぶでんき」プランです。夜間料金が安く設定されており、エコキュートなどの夜間蓄熱式機器を使う家庭にぴったり。さらに、かけつけサービス「あんしんサポート365」も無料で利用でき、手続きもオンラインで簡単に完了します。
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電気の使用はできるだけ夜間に集中させる
オール電化住宅向けプランに加入した場合、家電の使用は電気料金が安い夜間にできるだけ集中させ、電気料金が割高な日中の電気の使用は控えましょう。
洗濯機や食洗機などタイマー機能が備わっている家電を使って、夜間に集中的に稼働させるのもおすすめです。1日分の洗濯物や食器を夜中にまとめて洗えば、電気代の節約につながります。
ライフスタイルに合わせて選べる
充実の電気料金プランオール電化のメリット・デメリット

| メリット |
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|---|---|
| デメリット |
|
オール電化には、光熱費の一本化や安全性の高さなど多くのメリットがあります。ガスを使わないため、火災のリスクを抑えられ、IHクッキングヒーターでキッチン周りの掃除も簡単です。また、災害時は電力の復旧が早い場合もあります。
一方で、初期費用の高さや昼間の電気代の上昇といったデメリットもあります。停電時にすべての機器が使えなくなるほか、エコキュートの設置場所を確保する必要があるので、注意しましょう。
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おトクなクーポンが使える!導入前に押さえよう!オール電化の初期費用
オール電化の初期費用目安:50万~150万円程度
オール電化を導入する際は、専用の設備を整える初期費用がかかります。主に設置する設備は、エコキュートやIHクッキングヒーター、電気式床暖房などです。
初期費用は、機器の本体代だけでなく、設置や配線にかかる工事費用も含めて考えなくはいけません。住宅の構造や設置場所によって費用は異なりますが、一般的には数十万以上かかります。
| 電気機器 | 本体費用 | 工事費用 |
|---|---|---|
| エコキュート | 約40〜70万円 | 約10~15万円 |
| IHクッキングヒーター | 約4~35万円 | 約6~10万円 |
| 電気式床暖房 | 約30~80万円 | 約50~110万円 |
初期費用はかかりますが、オール電化に切り替えることで基本料金や夜間の電気代は安くなります。結果的に、月々のランニングコストを抑えられるので、長い目で見れば初期費用は回収できます。
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充実の電気料金プランオール電化の電気代にまつわる疑問をQ&Aで解消!

オール電化の電気代について、実際のところどうなのか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、よくある疑問をQ&A形式でわかりやすく解説します。
Q.電気代が高騰している背景は?
電気代が高くなっている主な理由は、発電に使う燃料費の高騰や国際情勢の影響にあります。さらに、再生可能エネルギー発電促進賦課金の上昇や、寒波やウクライナ情勢による電力需給のひっ迫も影響しています。こうした複数の要因が重なり、電気料金全体の上昇につながっているのです。
Q.オール電化住宅の光熱費はどれくらい?
関西電力の調査によりと、オール電化住宅の平均的な光熱費(月額)は、一人暮らしの場合で10,777円、二人家族で13,406円、三人家族で14,835円、四人家族以上では16,533円です。住居形態別に見ると、一戸建ての場合は15,311円、集合住宅では12,123円が平均的な光熱費となっています。
Q.オール電化住宅とガス併用住宅の基本料金はどう違う?
オール電化と電気ガス併用の場合の基本料金を比較すると下記のとおりです。
| 構成 | 基本料金(月額) |
|---|---|
| LPガス(使用量10.3㎥/月)+電気併用 | 2,893円 |
| 都市ガス(使用量30㎥/月)+電気併用 | 1,991円 |
| オール電化 (東京電力エナジーパートナー「スマートライフS」60A) |
1,866円 |
オール電化住宅は、電気とガスを併用する家よりも基本料金を抑えやすいのが特徴です。ガスを使わないため、契約が電気だけで済み、固定費の負担を減らせます。毎月の支払いを一本化できる点も魅力で、家計の管理がしやすくなるのも嬉しいポイントです。
Q.オール電化はどれくらいで元がとれる?
オール電化は、おおむね8〜10年ほどで初期費用を回収できるといわれています。エコキュートやIHクッキングヒーターを導入する際には、工事費を含めて50~150万円程の費用がかかります。しかし、ガス代が不要になるうえ、夜間の割安電力を活用できるため、長く住むほど光熱費の節約効果が大きくなります。
Q.オール電化の導入に補助金はある?
オール電化の導入や、省エネ性能の高い機器への買い替えには、国の補助金制度を活用できる場合があります。初期費用が高く感じても、こうした支援を利用すれば負担を抑えることが可能です。
たとえば「給湯省エネ2025事業」では、エコキュートには6万円、エネファームには16万円の補助金が交付される制度があります。補助金をうまく使えば、無理なく省エネ設備を導入でき、光熱費の節約にもつながります。
※参考:資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業 事業概要」
Q.エコキュートで電気代が高くなる原因は?
エコキュートは、オール電化プランで電気代が割安になる夜間にお湯を沸かしておき、翌日に使用するお湯をまかないます。日中に沸き増しをしたり、節約機能を使用していなかったりすると、エコキュートの電気代が高くなる傾向があります。お風呂を温め直したいときには追い焚き機能ではなく高温足し湯機能を使いましょう。
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おトクなクーポンが使える!HTBエナジーで、家計にやさしいオール電化生活を始めよう
オール電化住宅は、工夫次第で光熱費を上手に抑えられる住まいです。夜間の安い電気を活用したり、省エネ性能の高い機器を取り入れたりすることで、家計にも環境にもやさしい暮らしができます。初期費用はかかりますが、長く住むほどそのメリットを実感できるのが魅力です。
オール電化を検討している方は、ライフスタイルに合った料金プランを選ぶことが大切です。「HTBエナジー」では、電気とガスのセットプランなら、年間1,224円の割引が適用されます。そのほかにも、毎日電気料金が2時間無料になるプランや、ライフスタイルに合わせて自由に選べるプランを豊富に用意しています。HTBエナジーのおトクなプランをぜひチェックしてみてください。
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