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電気ストーブの電気代は安い?エアコンなど他の暖房器具とも比較検証

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電気ストーブの電気代は安い?エアコンなど他の暖房器具とも比較検証
持ち運びに便利で設置場所の自由度が高いことから、冬場に電気ストーブを活用したいと考えている方もいるのではないでしょうか。一方で、電気ストーブは意外と電気代が高いと聞いたことはありませんか?実際にどのくらい電気代がかかるのかは気になるところです。
今回は、電気ストーブの種類や電気代について、ほかの暖房器具と比較しながら検証していきます。電気ストーブの電気代を効率的に節約する方法もご紹介しますので、ぜひ冬場の電気代節約にお役立てください。

電気ストーブの種類と電気代

一口に電気ストーブといっても、実はさまざまな種類があります。種類ごとに発熱する仕組みが異なるため、かかる電気代にも差があるのです。そこでまずは、電気ストーブの種類と電気代について見ていきましょう。

なお、全国家庭電気製品公正取引協議会が「新電力料金目安単価」として示している価格は、1kWhあたり31円(税込)です。本記事でも1kWhあたり31円で電気代を計算します。また、1日平均は8時間使用、1ヵ月平均は30日間使用を想定します。

ハロゲンヒーター

ハロゲンヒーターは、強力な熱と光を放出するハロゲンランプによって発熱するタイプの電気ストーブです。ハロゲンランプは短時間で温まるので、風呂の脱衣所など狭い範囲を短時間だけ暖めたい場合に適しています。消費電力は330~1,000W(※)で、電気代は1時間あたり約10.2~31.0円、1ヵ月間使用すると約2,455~7,440円です。

※日立「HLH-HS307

カーボンヒーター

カーボンヒーターは、熱効率の高い炭素繊維を発熱体に使用しているタイプの電気ストーブです。熱効率が高く、狭い範囲をピンポイントで暖めるのに適しています。消費電力は450~900W(※)で、電気代は1時間あたり約13.9~27.9円、1ヵ月間使用すると約3,348~6,696円です。

※山善「DC-W093

セラミックヒーター

セラミックヒーターは、耐熱性の高いセラミックの中に電熱線があり、遠赤外線を放出して部屋を暖めるタイプの電気ストーブです。ファン付きで温風を吹き出すタイプのものが多く、小型の空調暖房器具として知られています。消費電力は610~1,200W(※)で、電気代は1時間あたり約18.9~37.2円、1ヵ月間使用すると約4,538~8,928円です。

※シャープ「HX-TK12

パネルヒーター

パネルヒーターは、電熱線でパネルを発熱させ、輻射熱で部屋の空気を暖めるタイプの電気ストーブです。比較的大型の物から、デスク下などに設置できる小型の物まであります。消費電力は500~1,200W(※)で、電気代は1時間あたり約15.5~37.2円、1ヵ月間使用すると約3,720~8,928円です。

※デロンギ「HXJ60L12

電気ストーブとほかの暖房器具との電気代の違い

電気ストーブとほかの暖房器具との電気代の違い

電気ストーブ以外の暖房器具を使用した場合は、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。よく使われる暖房器具と比較して、実際に電気ストーブの電気代が高いかどうか確認していきます。

エアコン(暖房)

エアコンが暖房時に消費する電力は、6畳用のモデルで105~1,480W(※)です。電気代は1時間あたり約3.3~45.9円、1ヵ月間使用した場合は約781~11,011円となります。運転モードを「弱」で使用した場合は電気ストーブよりも電気代が安く、「強」で使用した場合は電気ストーブよりも電気代が高くなると考えてください。

※三菱電機「MSZ-ZW2221-W

オイルヒーター

6~8畳の部屋で使用することを想定したオイルヒーターの場合、消費電力は300~900W(※)です。電気代は1時間あたり約9.3~27.9円、1ヵ月間使用した場合は約2,232~6,696円となります。カーボンヒーターと同程度か、やや安い電気代で使用できる暖房器具といえるでしょう。

※デロンギ「MDHS09-BK

こたつ

1~2人で使用することを想定したこたつの場合、電気代は山善のカタログを例にすると1時間あたり(弱)約2.5~(強)5.0円、1ヵ月間使用した場合は約600~1,200円となります。どの電気ストーブよりも安い電気代で使用できる暖房器具です。

※山善「SEU-752

ホットカーペット

3畳用のホットカーペットの場合、消費電力は約244Wh(中)~約424Wh(強)(※)です。電気代は1時間あたり約7.6~13.1円、1ヵ月間使用した場合は約1,815~3,155円となります。どの電気ストーブよりも安い電気代で使用できる暖房器具です。

※アイリスオーヤマ「IHC-30-H

暖房器具の電気代を比較

ここまでに挙げた暖房器具の電気代を一覧でまとめました。電気ストーブとほかの暖房器具の電気代をまとめて比較してみましょう。

■暖房器具の電気代一覧表
暖房器具 消費電力の目安 電気代
(1時間あたり)
電気代
(1ヵ月あたり)
ハロゲンヒーター 330~1,000W 約10.2~31.0円 約2,455~7,440円
カーボンヒーター 450~900W 約13.9~27.9円 約3,348~6,696円
セラミックヒーター 610~1,200W 約18.9~37.2円 約4,538~8,928円
パネルヒーター 500~1,200W 約15.5~37.2円 約3,720~8,928円
エアコン(暖房) 105~1,480W 約3.3~45.9円 約781~11,011円
オイルヒーター 300~900W 約9.3~27.9円 約2,232~6,696円
こたつ 300W 約2.5~5.0円 約600~1,200円
ホットカーペット 740W 約7.6~13.1円 約1,815~3,155円

※日立「白くまくんXシリーズ

電気ストーブの中ではセラミックヒーターの電気代が最も高く、ハロゲンヒーターやカーボンヒーターの電気代が安いことがわかります。また、エアコンの暖房を除けば、ほかの暖房器具よりも電気ストーブの電気代が高いことは明らかです。
以上のことから、電気ストーブの電気代が高いのは事実といえるでしょう。

目的別・暖房器具を賢く使う方法

電気代だけで比較すると、電気ストーブは効率の悪い暖房器具のように思えます。しかし、それぞれの暖房器具には暖められる範囲の違いがあるため、目的に応じて使い分けることが大切です。ここでは、目的別に暖房器具を賢く使う方法をご紹介します。

目的別・暖房器具を賢く使う方法

狭い空間を暖めたいとき

限られた空間を暖める場合には、セラミックヒーターやカーボンヒーターが適しています。足元を集中的に暖めたい場合などに適した暖房器具です。

広い空間を暖めたいとき

部屋全体を暖めたい場合には、エアコンやオイルヒーターが適しています。部屋全体が暖まるまでには時間がかかるため、電気ストーブなどほかの暖房器具と併用するのも効果的です。

一時的、局所的に暖めたいとき

脱衣所で一時的に寒さをしのぐなど、局所的に暖めたい場合にはパネルヒーターやカーボンヒーターを使用するといいでしょう。持ち運びができるコンパクトなタイプを選ぶことで、必要なときにだけ設置して使用することができます。

短時間で暖めたいとき

短時間で暖めたい場合には、ハロゲンヒーターがおすすめです。ハロゲンランプの強力な熱が周囲の空気をすぐに暖めてくれるため、短時間で暖をとりたい場合に適しています。

電気ストーブの電気代節約方法とは?

続いては、電気ストーブの電気代をできるだけ節約する方法をご紹介します。電気ストーブの電気代は工夫次第で抑えることができますので、ぜひ試してみてください。

用途・場所に合わせて使用する

電気ストーブは、限られた範囲を暖めるのに適した暖房器具です。広い空間を全体的に暖めるのには向かないため、用途・場所に合わせて使用しましょう。
例えば、リビングの暖房にはエアコンを使用し、トイレや脱衣所といった限られた空間では電気ストーブを使用すると効率的です。また、ハロゲンヒーターであれば短時間で暖をとれますので、必要なときだけ電源を入れ、こまめに電源をオフにすることで電気代の節約につながります。

電力会社を切り替える

電気料金が割安な電力会社に切り替えるのも、電気代を節約する効果的な方法のひとつです。2016年4月に実施された電力自由化により、消費者は契約する電力会社を自由に選べるようになりました。夜間の電気代が割安になるプランや、従量料金を抑えたプランなど選択肢が増えましたので、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが大切です。

なお、電力会社を切り替えても供給される電気の質は変わりません。災害時などに停電が発生した際にも、従来どおり地域の大手電力会社が復旧作業を担当します。契約先の電力会社を変更することで電気の利用に支障をきたすことはないので、安心して切り替えを検討してください。

電気ストーブの電気代にまつわる疑問をQ&Aで解消!

電気ストーブの電気代にまつわる疑問をQ&Aで解消!

電気ストーブの電気代に関して、よくある疑問をQ&Aにまとめました。疑問を解決して、電気ストーブを上手に活用していきましょう。

Q. 電気ストーブの電気代は、ほかの暖房器具と比べて電気代は高い?

電気ストーブの電気代は、エアコンを除く大半の暖房器具よりも高い傾向があります。電気ストーブは狭い範囲を暖めるのに適した暖房器具のため、広い部屋を長時間かけて暖めるような使い方には向いていません。部屋全体を暖めたい場合にはエアコンやオイルヒーターを使い、限られた空間を暖めたい場合には電気ストーブを活用するといった使い分けをすることが大切です。

Q. 電気ストーブの電気代節約方法は?

電気ストーブは狭い場所を集中的に暖めるのに適した暖房器具です。トイレや脱衣所、デスク下の足元といった限られた空間を暖める際には電気ストーブを使い、不要なときには電源をこまめに切りましょう。用途や場所に合わせて使用するのが電気ストーブの電気代節約のコツです。

【まとめ】電気ストーブは、限られた空間や短時間だけの使用にとどめましょう

電気ストーブの電気代は、ほかの暖房器具と比べて高いといえます。エアコンを除くほぼすべての暖房器具よりも電気代がかかるため、限られた空間で使用したり、短時間だけ暖をとるために使ったりするといいでしょう。

電気ストーブの電気代を無理なく効果的に節約するには、電気料金がお得なプランを提供している電力会社に契約を切り替えるのもひとつの方法です。HTBエナジーでは、基本料金や電力量料金が最大5%オフになるプランや、毎日2時間は電気代が無料になるプランなど、ライフスタイルに合わせて選べる多彩なプランを用意しています。電力会社の切り替えはWebで完結するので、わずらわしい書類のやりとりも発生しません。
電気代を効率的に節約したい方は、ぜひHTBエナジーへの切り替えをご検討ください。

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