引っ越し時の電気・ガス・水道の手続き完全ガイド!手順や時期を解説
目次
引っ越し時は電気・ガス・水道の使用停止・開始の手続きが必須
引っ越しの際には、電気・ガス・水道の使用停止・開始の手続きを必ず行わなければなりません。引っ越しの前後は忙しいですが、忘れずに手続きをしましょう。
余裕を持って手続きをするためにも、引っ越しが決まったタイミングで、各種手続きの詳細を確認しておくのがベストです。
ここでは、退去時と入居時の手続きについて、簡単に目を通しておきましょう。
退去時の電気・ガス・水道の手続き一覧
手続き時期の目安 | 手続き方法 | 立ち合いの有無 | |
---|---|---|---|
電気 | 引っ越し1ヶ月前〜前日 | インターネット/電話 | 不要 |
ガス | 引っ越し1ヶ月前〜前日 | インターネット/電話/FAX | 不要 |
水道 | 引っ越し1ヶ月前〜前日 | インターネット/電話/FAX/郵送 | 不要 |
入居時の電気・ガス・水道の手続き一覧
手続き時期の目安 | 手続き方法 | 立ち合いの有無 | |
---|---|---|---|
電気 | 引っ越し1ヶ月前〜前日 | インターネット/電話/郵送 | 不要 |
ガス | 引っ越し1ヶ月前〜前日 | インターネット/電話/FAX | 必要 |
水道 | 引っ越し1ヶ月前〜前日 | インターネット/電話/郵送 | 不要 |
詳しい時期や手続き方法などの詳細は、自治体や事業者によって異なるので、各事業者のWebサイトなどで確認してください。
ここからは電気・ガス・水道のそれぞれの手続きについて、方法や時期、必要な情報などを詳しく見ていきます。これを参考にすれば、それぞれの手続きは問題なく済ませられるようになるでしょう。
また、以下の記事では、ライフラインに関する手続き以外のやるべきことも解説しているため、併せてご覧ください。
引っ越し時の電気の使用停止手続き
引っ越し時の電気の使用停止手続きについて解説します。手続きの時期や用意するもの、精算方法など、詳しいポイントをまとめてチェックしましょう。
電気の使用停止の手続き方法
引っ越しの際は、インターネットか電話で電気の停止手続きを行いましょう。どちらの場合も、後述する必要な情報を事前にそろえておくことでスムーズな手続きが可能となります。
電気の使用停止手続きをする時期
電気の使用停止手続きは、引っ越し当日の1ヶ月前から1週間前までを目安に手続きを行なってください。特に、引っ越しが多い新生活シーズンや年末年始の場合、希望の日程で停止手続きができない可能性があるため、できるだけ早く手続きをしておくとよいでしょう。
急に決まった引っ越しで停止手続きを忘れてしまいギリギリになった場合、インターネットでの手続きよりも電話で直接依頼したほうが、スピーディーに対応してもらえる可能性が高いです。
そのため、引っ越し当日まで3日を切ってしまった場合は、電力会社のカスタマーセンターに電話しましょう。
電気の使用停止手続きに必要な情報
電気の使用停止手続きを行う際は、申込者の情報を電力会社に伝える必要があります。
あらかじめ、手続きに必要な情報を確認しておきましょう。
現住所(旧居の住所)
現在、電気を使用していて、停止の手続きをしたい現住所を電力会社に伝えます。
契約者の氏名
電気の契約者の氏名も必要です。住んでいる人の氏名ではなく、電気の契約者名を伝える必要がありますので、間違えないようにしましょう。
お客様番号
お客様番号は、検針票等に記載されています。お客様番号がわからない場合は、契約している電力会社が電話番号等で検索してくれることもあります。
退去日(電気の停止日)
退去日(停止日)とは、電気を止める日です。電力会社によって、電気を止める時間を選べる場合と選べない場合がありますので、問い合わせの際に確認してください。
電気を止める時間が選べない場合、退去日(停止日)は1日中電気が使え、翌日となる夜中の0時から電気は停止されます。時間を選べる電力会社の場合は、引っ越しがすべて完了して電気が必要なくなる時間帯を指定しましょう。
なお、電気を停止する当日は、その場に電気の利用者が立ち合う必要はありません。引っ越し後、旧居に誰もいなくなってから電気を止めるスケジュールでも大丈夫です。また、鍵などを業者に預ける必要もありません。
引っ越し先の住所(新居の住所)
引っ越し先の住所は、電気の停止手続きを行う場合にも必要となります。この情報がないと、電力会社は電気を利用した最終月の請求書をどこに送ればいいのかがわかりません。
旧居の電気の停止手続きと、引っ越し先の電気の開通手続きをまとめて行う場合はもちろん、そうでない場合でも、引っ越し先の住所が決まってから手続きをしましょう。
電気料金の精算・支払い方法
電気料金の支払い方法は、基本的にクレジットカード、口座振替、振込用紙での支払いのいずれかです。これまで電気料金をクレジットカードや口座振替で支払っていた場合は、これまでと同じ方法で支払うのが便利でしょう。
旧居の電気料金が口座振替かクレジットカード払いであれば、引っ越し先でも同じ方法で支払いを継続できます。
一方、振込用紙で電気料金を支払っている場合は、旧居の電気料金の支払時に注意が必要です。基本的には、引っ越し当日に電力会社の担当者に自宅まで来てもらい、電気メーターの確認後、その場で電気料金を現金で支払います。
当日の立ち合いが難しい場合は、「引っ越し先に集金に来てもらう」「引っ越し先に振込用紙を送ってもらう」「クレジットカードや口座振替などで支払う」のいずれかの方法で精算します。
引っ越しを機に電力会社を切り替える場合、2社で手続きが必要
引っ越しのタイミングで電力会社を切り替える場合は、使用停止と使用開始の申込み先が、それぞれ別の会社になります。電力会社を切り替えるために必要な情報は以下の通りです。
- ✓電力会社の切り替えの際に必要な情報
- ・現在契約している電力会社の名前
- ・現在契約しているお客様番号
- ・供給地点特定番号(検針票に記載)
- ・電力会社を切り替える日時
- ・本人確認書類
電力会社を切り替える際は、電力会社が新しい居住地で電力を供給しているかを事前に確認しましょう。
現在、2016年から開始した電力の自由化によって、従来の電力会社だけでなく、新規に参入した「新電力」と呼ばれる電力会社を選べるようになりました。引っ越しを機に、従来の電力会社から新電力に乗り換えて、電気代を安くしたいと考えている方も多いでしょう。
切り替える電力会社が決まったら、あらかじめ利用を希望する電力会社に契約の申し込みをしてください。インターネットまたは電話で手続きをするのが一般的です。
「HTBエナジー」では、生活スタイルに応じた料金プランを提供しており、電気をおトクに利用できます。光熱費が気になる方や新電力に興味がある方は、HTBエナジーをぜひご検討ください。
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契約アンペア数は簡単に、無料で変更できる
日常生活の中でブレーカーが頻繁に落ちていた場合は、契約アンペア数を上げるのもよいでしょう。アンペア数の変更に伴う工事は、契約している電力会社に連絡すれば、基本的に無料で行えます。
目安として、一人暮らしの場合は20~30A、家族で住む場合は40A以上が一般的です。契約アンペア数を上げると基本料金が高くなるので、コスト面も考慮した上でよく検討し、生活スタイルに応じたアンペア数へ変更しましょう。
賃貸にお住まいの場合は、事前に管理会社にアンペア数の変更工事の許可を得てください。
引っ越し時の電気の使用開始手続き
電気の使用停止手続きが終わった後は、新居で電気を使用するための開始手続きが必要です。引っ越し時の電気の使用開始手続きについて理解し、スムーズに手続き行いましょう。
電気の使用開始の手続き方法
電気の使用開始手続きは、インターネットまたは電話で行います。手続きの際には、お客様番号が必要になるため、事前に検針票または領収書を手元に用意してください。
引っ越し当日など日程に余裕がない場合は、受け付けてもらえない可能性があるため、余裕を持ったスケジュールで手続きをしましょう。
電気の使用開始手続きをする時期
引っ越し当日の1週間以上前に電気の開通手続きをしておくと、引っ越し先の電力メーターがどのような種類でも電気が通るので安心です。1週間前までに使用手続きを行う場合、以下のような手順となります。
電気の使用開始手続きを引っ越しの1週間前までに行う場合の手順
- 1. インターネット等で新しい電気の開通手続きをする
- 2. 引っ越し先で電気の開通作業を行う
- 3. 手続き完了
引っ越し当日の手続きで即日開始できることもありますが、これは引っ越し先の電力メーターが従来型のものである場合に限ります。引っ越し先の電力メーターが「スマートメーター」と呼ばれるものだと、電気は引っ越し当日には開通しません。この場合は、引っ越し当日の1週間前には開通の申込みをしておいてください。
電気の使用開始手続きを引っ越し当日に行う場合の手順
- 1. 引っ越し当日に、引っ越し先で電気の開通作業を行う
- 2. 引っ越し先に備えつけの「電気使用開始手続書」に必要事項を記入して、ポストに投函する
- 3. 手続き完了
なお、事前にインターネット等から手続きをしていた場合は、電気使用開始手続書の提出は必要ありません。
電気の使用開始手続きに必要な情報
電気の使用開始手続きは、事前にインターネットで行うか、引っ越し後に電気使用開始手続書を郵送するかのいずれかになります。手続きに必要な情報はどちらも変わりません。 使用開始手続きに必要な情報をご紹介しますので、実際に手続きをする際にすぐに出せるようにしておきましょう。
- ・引っ越し先の住所(新居の住所)
- ・契約者の氏名
- ・申込予定の電気料金プラン
- ・引っ越し日時
- ・引っ越し先の住所(新居の住所)
- 電気を新しく利用する引っ越し先の物件の住所を用意しましょう。
- ・契約者の氏名
- 契約者の氏名とは、電力会社と契約をする人の氏名です。複数人で暮らす場合、誰が契約者になるのか決めておきます。
- ・申込予定の電気料金プラン
- 電力会社によっては、複数の電気料金プランを用意しているところもあります。電気を使うことが多い時間帯や、電気の使用量などを考えて、一番お得に電気を使える電気料金プランを決めておくとスムーズです。
- ・引っ越し日時(入居日)
- 引っ越し先に入居する日も伝える必要があります。電気の使用開始日になるため、間違えないようにしましょう。なお、電気を使い始めてから電気使用開始手続書を送る場合も、書類を書いた日ではなく、電気を使い始めた日を記入します。
引っ越し先での電気の開通方法
引っ越し先で電気を開通する方法は、電力メーターの種類によって異なります。まずは、引っ越し先の電力メーターが従来型なのか、それともスマートメーターなのかを確認してください。
従来型の電力メーターとは、ぐるぐると丸い板が回るタイプのメーターです。一方、スマートメーターは、デジタルで電気を計測します。数字がデジタルで表示されている場合は、スマートメーターだと判断してよいでしょう。
- 従来型の電力メーターの場合
- 従来型の電力メーターが設置されている物件では、ほとんどの場合、玄関にブレーカーが設置されているはずです。
電気を開通するには、ブレーカーの「アンペアブレーカー」「漏電遮断器」「配線用遮断器」の順にスイッチを「入」に動かしていきます。それだけで電気の開通手続きが完了するので、電力会社の職員を自宅に呼ぶ必要はありません。 - スマートメーターが設置されている場合
- スマートメーターが設置されている場合は、特に何もしなくても、自動で電気の使用開始の指定日に電気が開通されることが多いです。ただし、スマートメーターの場合でもブレーカーが設置されており、開通の操作が必要となるケースもあるため臨機応変に対応しましょう。
また、事前の手続きを忘れていた場合、電気は開通しませんので注意が必要です。その際は、すぐに電力会社に連絡しましょう。
引っ越し時のガスの使用停止手続き
電気の停止、開始手続きと併せて、ガスの手続きについても確認しておきましょう。まず、ガスの使用停止に関する手続きを解説していきます。
ガスの使用停止の手続き方法
まずは、現在契約しているガス会社のWebサイト、もしくは電話から停止手続きを行います。電気の手続きと同様、お客様番号をはじめとした必要な情報はあらかじめまとめておくとスムーズでしょう。
ガスの使用停止手続きが電気と大きく異なるのは、閉栓の際に立ち会いが必要になる点です。閉栓後はガスが使えなくなるため、引っ越し当日に閉栓の立ち会いを設定することをおすすめします。そうすれば、閉栓立ち会いのために、後日あらためて旧居を訪れるといった手間も省けます。
ガスの使用停止手続きをする時期
ガスの引っ越し手続きは、引っ越し当日の1~2週間前までには済ませておきましょう。前述のとおり、ガスの閉栓の際は立ち会いが必要となるケースが多いです。ガス会社から作業員を派遣する関係上、引っ越し直前では日時の調整が難しい場合もあるため注意してください。
ガスの使用停止手続きに必要な情報
ガスの使用停止手続きを行う際は、申込者の情報をガス会社に伝える必要があります。あらかじめ、手続きに必要な情報を確認しておきましょう。
- ・現住所(旧居の住所)
- ・契約者の氏名
- ・お客様番号
- ・退去日(ガスの停止日)
- ・引っ越し先の住所(新居の住所)
- ・現住所(旧居の住所)
- 現在、ガスを使用していて、停止の手続きをしたい現住所をガス会社に伝えます。
- ・契約者の氏名
- ガスの契約者の氏名も必要です。住んでいる人の氏名ではなく、契約者の氏名を伝える必要があります。
- ・お客様番号
- お客様番号は、検針票等に記載されています。お客様番号がわからない場合は、契約しているガス会社が電話番号等で検索してくれることもあります。
- ・退去日(ガスの停止日)
- ガスの使用停止の希望日時を伝えましょう。ガスメーターが屋内にある、オートロック式の建物の場合は立ち会いが必要となります。ガスメーターが屋外にある場合は、立ち会いは不要です。
それを踏まえてガスの使用停止日を決定するようにしましょう。 - ・引っ越し先の住所(新居の住所)
- 引っ越し先の住所は、ガスの停止手続きを行う場合にも必要となります。この情報がないと、ガス会社はガスを利用した最終月の請求書の送付先がわかりません。
旧居のガスの停止手続きと、引っ越し先のガスの開通手続きをまとめて行う場合はもちろん、そうでない場合でも、引っ越し先の住所が決まってから手続きをしましょう。
ガス料金の精算・支払い方法
ガスの使用停止手続きを行う際には、退去日までのガス料金の精算方法についても案内があるはずです。一般的には閉栓立ち会い時に現金で精算するか、後日銀行振込などで精算するケースが多いでしょう。
引っ越し日が月途中の場合、ガス料金は日割り計算されます。その際、立ち会い時に作業員がガスメーターを確認し、使用量を確定させてガス料金を算出します。
ガスの種類が変わる場合の注意点
ガスには大きく分けて都市ガスとプロパンガス(LPガス)があります。旧居と新居でガスの種類が異なる場合は、引っ越し前まで使用していたガスコンロなどの機器をそのまま新居で使うことはできません。新居で供給されるガスの種類に対応する機器を購入するか、部品の交換をする必要があります。
なお、ガスの種類に適合していない機器を使用することは、事故の原因にもなりかねない危険な行為です。新居のガスの種類は必ず確認しておき、必要な機器があれば早めに準備しておきましょう。
引っ越し時のガスの使用開始手続き
引っ越し時のガスの使用開始手続きについて解説します。新居でガスの使用を開始する際の手順も確認しておきましょう。
ガスの使用開始の手続き方法
ガスの使用開始手続きは、インターネットまたは電話で行います。ガス開通の際には、立ち会いが必要なため、スケジュールの調整が必要です。
引っ越し当日など日程に余裕がない場合は、ガス会社の状況によっては当日に受け付けてもらえない可能性があるため、余裕を持ったスケジュールで手続きをしましょう。
ガス会社へ使用開始手続きをする時期
ガス会社への使用開始手続きは、引っ越し当日の1週間以上前には行うのが安心です。旧居での閉栓作業と同様に、新居での開栓作業も立ち会いが必要なため、スケジュールに余裕を持って手続きしましょう。
ガス会社へ連絡する際、開栓の日時も決めることになります。引っ越し当日の荷物を搬入している時間帯に合わせて立ち会いを依頼すれば、入居当日からガスを使用可能の状態にできます。
ガスの使用開始手続きに必要な情報
ガスの使用開始手続きは、事前にインターネットや電話、FAXで行います。実際に手続きをする際に、使用開始手続きに必要な情報をすぐに出せるようにしておきましょう。
- ・契約者の氏名
- ・引っ越し先の住所(新居の住所)
- ・契約番号
- ・ガスの開始希望日
- ・立会人の氏名
- ・契約者の氏名
- 契約者の氏名とは、ガス会社と契約をする人の名前です。複数人で暮らす場合、誰が契約者になるのか決めておきます。
- ・引っ越し先の住所(新居の住所)
- ガスを新しく利用する引っ越し先の住所を用意しましょう。
- ・契約番号
- 契約番号は、検針票等に記載されています。契約番号がわからない場合は、ガス会社に問い合わせてください。
- ・ガスの開始希望日
- ガスの開栓の希望日をあらかじめ決めておきましょう。早めに手続きをしておくと、希望通りのスケジュールで進められる可能性が高まります。
- ・立会人の氏名
- 開栓作業には立会人が必要なため、誰が立ち会うのかも伝えておきます。契約者が立ち会うのが一般的ですが、代理人での立ち合いも可能です。
ガス開栓の立ち会い当日の動き
あらかじめ決めた日時に、ガス会社から作業員が派遣されます。ガスメーターの開栓やガス漏れがないかなどの確認作業はすべて作業員が行うため、入居者はそれらを確認するだけで問題ありません。ガス器具などの使用方法の説明を含めて、立ち会いは15~20分程度で完了します。
立ち会いの時点でガス器具等が設置されていなくても、開栓作業は可能です。すでに器具が設置されている場合は、実際に点火してガスが正常に送られているか確認してもらえます。開栓作業の終了後、作業完了のサインをすれば開栓立ち会いは完了です。
ガス開栓の立ち会いができない場合、代理人の立ち合いも可能
ガス開栓の立ち会いができない場合、契約者の代理人が立ち会うことも認められています。代理人は家族のほか、知人や大家さんなど信頼できる人であれば問題ありません。代理人が立ち会うにあたって、委任状や本人確認書類の提出も不要です。
開栓時にはガスを扱う際の注意点について、作業員から説明を受けることが法律で義務付けられています。事故を未然に防ぐための重要な説明ですので、代理人が受けた説明内容は必ず把握しておきましょう。
引っ越しを機にガス会社を切り替える場合
引っ越しを機にガス会社を変更する場合は、新たに契約するガス会社へ引っ越し当日の1~2週間前までには連絡してください。連絡は、インターネットや電話、ガス使用申込書の郵送などでできます。
電気の使用開始手続きと同様、引っ越し先の住所や引っ越し日、支払い方法などをあらかじめまとめておくとスムーズです。
「HTBエナジー」では、電気とガスをセットで申し込むとセット割引が適用されるため、光熱費を抑えやすいでしょう。引っ越しを機にガス会社の変更を検討している方は、ぜひHTBエナジーへの切り替えを検討してみてください。
引っ越し時の水道の使用停止手続き
引っ越し時の水道の使用停止手続きについて解説します。手続き方法やタイミング、用意するものなどをあらかじめ把握しておきましょう。
水道の使用停止の手続き方法
引っ越し時に家を退去する際は、水道の使用停止手続きも必要です。インターネットか、電話で使用停止の手続きを行います。その際、検針票や領収書に記載されているお客様番号を手元に用意しておくと、手続きをスムーズに進められます。
水道の使用停止に関しては、引っ越し当日に立ち会いは不要です。
水道の使用停止手続きをする時期
引っ越しに伴う水道の使用停止手続きは、引っ越し当日の1~2週間前までには済ませておきましょう。閉栓の立ち会いは必要ないものの、退去日以降も契約が継続していると旧居の水道代が引き続き請求されてしまいます。退去日に合わせて確実に使用を停止するためにも、早めに連絡しておくことが大切です。
水道の使用停止手続きに必要な情報
水道の使用停止手続きに必要な情報を確認しておきましょう。
- ・現住所(旧居の住所)
- ・契約者の氏名
- ・お客様番号
- ・退去日(水道の停止日)
- ・引っ越し先の住所(新居の住所)
- ・現住所(旧居の住所)
- 現在、水道を使用していて、停止の手続きをしたい現住所を水道局に伝えます。
- ・契約者の氏名
- 水道の契約者の氏名も必要です。住んでいる人の氏名ではなく、水道の契約者の氏名を伝える必要がありますので、間違えないようにしましょう。
- ・お客様番号
- お客様番号は、検針票等に記載されています。お客様番号がわからない場合は、契約している水道局に電話で問い合わせてください。
- ・退去日(水道の停止日)
- 退去日(水道の停止日)も伝える必要があるため、事前に把握しておきましょう。なお、水道の使用停止は基本的に立ち合い不要ですが、オートロック式の建物の場合などでは立会いが必要になることもあります。立ち会いが必要な場合は、スケジュールの調整が必要です。
- ・引っ越し先の住所(新居の住所)
- 引っ越し先の住所は、水道の停止手続きを行う場合にも必要となります。
水道料金の精算・支払い方法
水道の使用停止手続きを行う際には、退去日までの水道料金の精算方法についても案内されるのが一般的です。
引っ越し当日に水道使用量をメーターで確認したうえで、その場で現金精算する方法もありますが、振込用紙の利用や口座振替、クレジットカード払いによる精算の方が便利でしょう。
引っ越し時の水道の使用開始手続き
引っ越し時の水道の使用開始手続きについて解説します。スムーズに手続きを済ませて、引っ越し当日から水道が使えるようにしましょう。
水道の使用開始の手続き方法
水道の開栓手続きは電話のほか、インターネット、郵送にて申請可能です。
水道の使用開始手続きをする時期
水道の使用開始手続きに期限は定められていませんが、引っ越し当日の1週間前を目安に手続きをするとよいでしょう。水道局に連絡しなくても使用できるケースもありますが、トラブルを防ぐためにも水道局に連絡しておくと安心です。
水道の使用開始手続きに必要な情報
電話で申し込む際は、対象地域の水道局のお客様センターに連絡します。その際、お客様番号が記載された水道の検針票または領収書があるとスムーズです。
郵送の場合、新居に備え付けられている「水道仕様開始申込書」に必要事項を記入の上、投函すれば開栓手続きは完了します。
引っ越しをするものの旧居と新居で管轄する水道局が同じであれば、退去時の使用停止手続きと同時に新居での使用開始手続きを行えます。
水道の開通手続きで立ち会いが必要なケースもある
水道の開通時には、担当者による立ち会いが必要なケースと不要なケースがあります。水道には「増圧直結給水方式」と「貯水槽水道方式」 がありますが、増圧直結給水方式の場合は水道局が部屋の水を止めている可能性があるので注意が必要です。
このようなケースでは、開通手続きの際に入居日を伝え、担当者の立ち会いのもと、開通作業が行われることになります。
なお、水道の契約名義変更は、電話やインターネットでは行えません。自治体のWebサイトにて「給水装置使用者変更届」をダウンロードした上で、必要事項を記載して管轄の水道局へ届け出る必要があります。
中古物件購入や物件の譲渡などに伴い、水道の所有者も変わるようなら、「給水装置所有者変更届 」の提出も併せて必要になる点に注意してください。
引っ越し後、水が出ないときの対処法
通常、引っ越し先ではすぐに水道が使える状態になっています。水道メーターの近くやシンク下などに設置されている「止水栓」を左に回して、蛇口から水が出ることを確認してください。
引っ越し後、新居で蛇口から水が出ない場合には水道メーターのバルブを確認します。バルブを開いても水が出ないようなら、水道の方式を確認してください。前述のとおり、増圧直結給水方式であれば水道局に連絡して開栓してもらう必要があります。
一方、貯水槽水道方式であれば基本的にはバルブを開けば水が出るはずです。蛇口から水が出ない場合には、ポンプの故障が疑われます。物件の管理会社か大家さんに連絡し、必要に応じて修理を依頼しましょう。
引っ越しのタイミングで電気とガスの契約会社の変更を検討しよう
引っ越しの際には、契約する電力会社やガス会社の変更を検討することもおすすめします。電気は2016年4月以降、都市ガスは2017年4月以降に小売が自由化され、消費者が自由に契約先を選べるようになりました。
従来は引っ越し先のエリアごとに電力会社やガス会社の管轄が決められていましたが、現在ではエリアに関係なく契約の相手会社を消費者の判断で決められます。
引っ越し先がマンションなどの集合住宅の場合でも、管理会社や大家さんが一括契約している物件でない限り、入居者の判断で電力会社やガス会社は選べるということです。
従来よりもお得な料金プランに加入できる可能性もあるため、引っ越しのタイミングは電気とガスの契約会社を変更する絶好の機会といえます。
新電力なら大手電力会社よりもお得な料金プランを選べる
電力小売自由化以降、新たに参入してきた事業者は「新電力」と呼ばれています。エネルギー事業者や通信キャリアなど、多種多様な業界の企業が新電力の事業者として電力小売に参入しています。
新電力の最大のメリットは、大手電力会社よりも電気料金がお得なプランを選べる可能性があることです。基本料金や従量料金が割安なプランのほか、時間帯によって電気料金が割引されるプランなども提供されています。自分のライフスタイルに合った料金プランを選ぶことで、電気料金は無理なく節約できるでしょう。
新電力という名称であっても、電気を各家庭へ届けるための設備は地域の大手電力会社が管理しています。そのため、送られてくる電気の品質や安全性は従来と変わりません。
電力会社とガス会社、セットの申込みでさらにお得に
都市ガスは2017年4月に小売が自由化され、消費者が自由に契約先を選べるようになりました。従来の大手ガス会社だけでなく、多種多様な業界の企業がガス小売事業に参入しています。
基本料金や従量料金がお得になるプランも多数提供されていますので、引っ越しを機にガスの契約先を変更するのもおすすめです。
事業者によっては、電気とガスをセットで申し込むと割引が適用されることもあります。一例として、「HTBエナジー」の電気・ガスセットプランであれば、光熱費を年間最大1万2,700円(※)も抑えられます。引っ越しの際には、契約するガス会社や料金プランを見直してみてはいかがでしょうか。
※東京電力EP 60A月々500kWh使用|東京ガス 月使用量が平均45m3の場合
引っ越し時に気になる電気料金や電力会社のQ&A
ここでは、引っ越しをするときに気になる、電気料金や電力会社に関する疑問をQ&A形式でご紹介します。手続きに関して不安が残る方はこちらもチェックしていきましょう。
Q.電気・ガス・水道の手続きをするときの電話の仕方は?
A. 現在の電力会社、ガス会社、水道局に電話し、「引っ越しのため、使用開始・停止の手続きをしたい」と伝えます。手続きには、新しい住居の住所、引っ越し日、希望する契約内容などを伝える必要があるため、あらかじめ整理しておきましょう。
Q.電気・ガス・水道の停止・開始手続きは引っ越し当日でもできる?
A. ライフラインの停止・開始手続きは、前もって行うのが望ましいものの、引っ越し当日になってしまった場合にも手続き自体は可能です。
ただし、ガスに関しては使用停止時・開通時にそれぞれ立ち会いが必須となります。引っ越し当日の手続きでは新居ですぐにガスを使い始められない可能性があるほか、後日立ち会いのために旧居へ出向くことになる点は押さえておきましょう。
Q.電気・ガス・水道の開栓は土日でもできる?
A. 電気と水道は開栓時の立ち会いが基本的に不要のため、土日でも問題なく使用を開始できます。ガスに関しては開通時に立ち会いが必要ですが、土日でも立ち会いに対応してもらえるケースが大半です。
ただし、引っ越し件数が増加する時期はガス会社にとって繁忙期のため、必ずしも土日の立ち会いが可能とは限りません。入居日が土日の場合は、早めにガス会社へ連絡して立ち会い日を押さえておくことが大切です。
Q.マンションやアパートによって電気・ガス・水道の手続き方法は変わる?
A. マンションやアパートによって手続き方法が変わるケースがあります。旧居・新居を問わずオートロック設備のある物件では、メーターの確認などを行う際に担当者が建物内に入れない可能性があります。
使用停止や開通に伴い立ち会いが必須とされているのは基本的にガスのみですが、電気や水道に関してもオートロック付きの物件であれば在宅日時を事前に確認される場合があるでしょう。
Q.電気・ガス・水道の引っ越し手続きは一括でできる?
A. 引越れんらく帳を利用すれば、電気・ガス・水道の住所変更手続きを一括でできます。引越れんらく帳とは、住所や電話番号、住所などを1回登録するだけで、ライフラインの引っ越し手続きをまとめて行なってくれるサービスです。
ライフライン以外にもインターネットや新聞などさまざまな事業者の住所変更手続きができます。手続きの抜け漏れも防げるので、忙しい引っ越しの時期に便利です。
Q. 引っ越しを機に電気料金を見直すにはどうすればいい?
A. 使用している電力会社の基本料金や従量料金を確認して、他社のプランと比較してみましょう。比較の際には、電気料金シミュレーションを使用して、現在の電気使用量で乗り換えた場合の電気代を算出してみてください。
「電気料金は固定費」という考え方もありますが、実際には、電気料金は使用した分だけ料金を支払う変動費に近い支出です。食品や日用品と同様にできるだけ安く電気を買える電力会社を選択すれば、電気料金を節約できます。
Q. 電力会社を変えると電気の品質が落ちたりしない?
A. 電力会社は、従来の電力会社と、「新電力」などと呼ばれる新規参入の電力会社に大きく分けられます。このうち、新電力の電力会社は、割安な料金プランなどを打ち出していることが多く、その点でメリットがあるといえるでしょう。
新しい会社と聞くと、「電気の安定供給ができないのでは」といった不安を感じるかもしれませんが、電気を供給する設備自体は、新電力の会社も従来の電力会社と同じ物を利用しています。そのため、電力会社を変えたからといって、品質が低下する心配はありません。
雷や台風等の影響で停電になる可能性はゼロではありませんが、停電などのリスクは従来の電力会社と同等です。
Q. 電力会社の切り替えには費用がかかる?
A. 電力会社の切り替えに費用がかかることはありません。従来の電力会社の解約費用や、新電力の電力会社の申込費用はともに不要です。手続きもインターネットから手軽にできるため、思い立ったタイミングでスムーズに切り替えできます。
「今まで損をしていた」と気づいた方は、そのときに電力会社の切り替えるのがおすすめです。ただし、元々新電力の会社と契約していた人が、別の新電力の会社に切り替える場合、解約手数料がかかる可能性があります。新電力の会社と契約をすでにしている人は、事前に確認しておきましょう。
Q. 電気の使用でポイントが貯まる電力会社もある?
A. 新規参入の電力会社の中には、クレジットカード等のポイントを貯められるサービスを行っているところもあります。電気料金は毎月必ず発生するものですから、賢くポイントを貯めるのがお得です。
引っ越しを機に電力会社を見直して電気料金を節約しよう
引っ越しする際には、電気・ガス・水道の使用停止・開始手続きをする必要があります。手続きを忘れずに行なって、引っ越し当日からライフラインを使えるようにしましょう。
光熱費が気になっている方は、引っ越しを機に電力会社やガス会社の乗り換えがおすすめです。より安い料金プランを利用すれば、光熱費の節約につながります。
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