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従量電灯とは?A・B・Cプランの違いや計算方法、節約方法を解説

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従量電灯とは?A・B・Cプランの違いや計算方法、節約方法を解説
電気の検針票や電気代の請求書に、「従量電灯B」などと記載されているのを見かけたことはないでしょうか。従量電灯とはどういう意味なのか、また、どのような電気料金プランなのか気になった方もいるでしょう。
今回は、従量電灯の種類やプランの違い、電気料金の計算方法について詳しく解説。従量電灯プランから新電力に切り替えると電気代がどれだけ安くなるか、シミュレーションも併せて紹介します。

※本記事で紹介する各種料金は2023年8月時点のものです。

従量電灯とは、一般家庭向け電気料金プランのひとつ

電気料金プランには、大きく分けて事業者向けと一般家庭向けのプランがあります。従量電灯とは、このうち一般家庭向けに提供されている最もベーシックな電気料金プランです。電力会社と契約した際、オール電化住宅向けプランなどを自分で選択した覚えがないようでしたら、多くの方々は従量電灯のプランに加入していると考えられます。
まずは、従量電灯の特徴と、従量電灯プランの基本料金制と最低料金制の違いについて見ていきましょう。

従量電灯プランは三段階料金になっているのが特徴

従量電灯プランは、三段階料金になっていることが大きな特徴です。例えば、東京電力エナジーパートナーの「従量電灯B」では、従量料金(電力量料金)が下記のように決められています。

<三段階料金の例>
・第一段階料金(120kWhまで):30.00円/kWh
・第二段階料金(120kWh超300kWhまで):36.60円/kWh
・第三段階料金(300kWh超):40.69円/kWh

※出典:東京電力エナジーパートナー「従量電灯B・C」(2023年6月1日以降の電力量料金)

従量電灯プランは、電気の使用量が多くなるほど1kWhあたりの単価が高くなっていることがわかります。

従量電灯プランの基本料金制と最低料金制の違い

従量電灯プランには、「基本料金制」と「最低料金制」の2種類があります。それぞれの違いは下記のとおりです。

<基本料金制と最低料金制の特徴>
・基本料金制:契約アンペア数に応じて基本料金が変わる
・最低料金制:契約アンペア数が存在せず、最低料金が設けられている

どちらの料金制を採用するかは、電力会社によって異なります。北海道電力・東北電力・東京電力エナジーパートナー・北陸電力・中部電力ミライズ・九州電力は基本料金制、関西電力・中国電力・四国電力・沖縄電力は最低料金制です。

従量電灯A・B・Cの電気料金の仕組み

従量電灯にはA・B・Cの3つのプランがあり、それぞれさまざまなシーンで使われています。ここでは、各プランの電気料金の仕組みについて見ていきましょう。

従量電灯Aの電気料金

従量電灯Aは、「5A(アンペア)」の契約容量に適用されているプランです。従量電灯の中でも契約容量が最も小さいため、共同住宅の廊下や階段といった共用部分の照明などによく利用されています。
従量電灯Aは、最低料金と電力量料金で構成されています。例えば、関西電力の料金設定は、下記のとおりです。

■関西電力の料金設定
最初の15kWhまで
(最低料金)
433.41円
15kWh超
120kWhまで
(第一段階)
20.31円/kWh
120kWh超
300kWhまで
(第二段階)
25.71円/kWh
300kWh超
(第三段階)
28.70円/kWh

※出典:関西電力「従量電灯A

従量電灯Aは、電気の使用量にかかわらず、最低料金が毎月必ずかかることがわかります。毎月固定の料金が徴収されるという意味では、基本料金と同じようなものといえるでしょう。

従量電灯Bの電気料金

従量電灯Bは、10~60Aの契約容量に適用されているプランです。従量電灯の中でも最も契約件数が多く、家庭向けの電気料金プランとしては一般的な料金体系といえます。
東京電力エナジーパートナーを例に挙げると、料金設定は下記のとおりです。

■従量電灯Bの基本料金
10A 295.24円
15A 442.86円
20A 590.48円
30A 885.72円
40A 1180.96円
50A 1476.20円
60A 1771.44円
■従量電灯Bの電力量料金
120kWhまで
(第一段階)
30.00円/kWh
120kWh超
300kWhまで
(第二段階)
36.60円/kWh
300kWh超
(第三段階)
40.69円/kWh

※出典:東京電力エナジーパートナー「従量電灯B・C」(2023年6月1日以降の電力量料金)

なお、電気料金には、電気をまったく使わなかったとしても発生する「最低月額料金」が設定されていることもあります。東京電力エナジーパートナーの場合、契約アンペア数にかかわらず321.42円が最低月額料金です。

従量電灯Cの電気料金

従量電灯Cとは、「6kVA(キロボルトアンペア)」以上50kVA未満の契約に適用されているプランです(1kVA=10A)。電気の使用量が多い一般家庭や、商店・事務所などで契約しているケースが多く見られます。
東京電力エナジーパートナーを例に挙げると、料金設定は下記のとおりです。

■従量電灯Cの基本料金
1kVAあたり 295.24円
■従量電灯Cの電力量料金
120kWhまで
(第一段階)
30.00円/kWh
120kWh超
300kWhまで
(第二段階)
36.60円/kWh
300kWh超
(第三段階)
40.69円/kWh

※出典:東京電力エナジーパートナー「従量電灯B・C」(2023年6月1日以降の電力量料金)

HTBエナジーってどんな新電力?

従量電灯の電気料金計算方法

続いては、従量電灯の電気料金の計算方法について、具体的な例を挙げてご紹介します。月々の電気料金がどのように計算されているのか、確認していきましょう。

東京電力従量電灯Bの計算例

契約アンペア数が30A、1ヵ月の使用電力量が260kWhの場合、電気代は下図のように計算されます。

東京電力従量電灯Bの電気代計算例

※出典:東京電力エナジーパートナー「従量電灯B・C」(2023年6月1日以降の電力量料金。燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)

上記を合計すると、9,609.72円です。1円未満は請求されないため、実際には9,609円が支払うべき電気代となります(燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)。

関西電力従量電灯Aの計算例

関西電力従量電灯Aの例も見てみましょう。1ヵ月の使用電力量が260kWhの場合、電気代は下記のように計算されます。

<関西電力従量電灯Aの電気代計算例>
・最低料金:433.41円
・電力量料金(第一段階):105kWh×20.31円=2,132.55円
・電力量料金(第二段階):140kWh×25.71円=3,599.40円

※出典:関西電力「従量電灯A

上記を合計すると6,165.36円です。実際には1円未満が切り捨てられ、6,165円が請求されます(燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)。

新電力の計算例

新電力の料金プランでは、電気代はどのように計算されるのでしょうか。一例として、HTBエナジーの「ベーシックプラン 東京」の電気代を計算してみましょう。

■基本料金
30A 550円
40A 550円
50A 550円
60A 550円
■従量電灯Bの電力量料金
120kWhまで
(第一段階)
28.60円/kWh
120kWh超
300kWhまで
(第二段階)
28.60円/kWh
300kWh超
(第三段階)
28.60円/kWh

※出典:HTBエナジー「ベーシックプラン

契約アンペア数が30A、1ヵ月の使用電力量が260kWhの場合、電気代は下図のように計算されます。

HTBエナジーベーシックプランの電気代計算例

上記を合計すると7,986円です。従量電灯Bと比べると1,600円程お得になることがわかります(燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)。

従量電灯プランから切り替えれば電気代節約につながる?

従量電灯Bよりも新電力のプランのほうが電気代を節約できるケースは少なくありません。現在、従量電灯プランで契約している方は、新電力に切り替えることで電気代を抑えられる可能性があります。

新電力には、ライフスタイルに合わせて選べるさまざまなプランがあります。自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、電気代はより効率的に節約できるでしょう。

従量電灯にまつわる疑問をQ&Aで解消!

従量電灯にまつわる疑問をQ&Aで解消!

従量電灯について、よくある疑問をQ&Aにまとめました。疑問点や不明点を解消して、電気代を上手に節約していきましょう。

Q. 従量電灯って何?

従量電灯とは、電気の使用量に応じて料金が決まるプランのことです。従量電灯プランは三段階料金になっており、東京電力エナジーパートナーの場合は第一段階料金(120kWhまで)が30.00円/kWh、第二段階料金(120kWh超300kWhまで)が36.60円/kWh、第三段階料金(300kWh超)が40.69円/kWhと決められています。
つまり、電気の使用量が多くなるほど1kWhあたりの単価が高くなり、多くの電気代を支払う仕組みになっているのです。

Q. 従量電灯A・B・Cプランの違いは?

従量電灯A・B・Cの特徴は、下記のとおりです。

<従量電灯A・B・Cの特徴>
・従量電灯A:契約容量は5Aで、共同住宅の廊下や階段といった共用部分の照明などに利用されている
・従量電灯B:契約容量は10~60Aで、家庭向けの電気料金プランとしては一般的な料金体系
・従量電灯C:契約容量は6kVA~50kVAで、電気の使用量が多い一般家庭や商店・事務所などで利用されている(1kVA=10A)

電気料金の仕組みとしては、従量電灯Aには最低料金が設定されているのに対して、従量電灯Bでは契約アンペアに応じた基本料金が設定されている点が異なります。従量電灯Cに関しては、1契約あたりの基本料金は一律です。

Q. 従量電灯の電気料金はどうやって計算する?

従量電灯プランは、三段階料金になっていることが大きな特徴です。例えば、東京電力エナジーパートナーの「従量電灯B」の電気代は、契約アンペア数が30A、1ヵ月の使用電力量が260kWhの場合、下記のように計算します。

<東京電力従量電灯Bの電気代計算例>
・基本料金:885.72円
・電力量料金(第一段階):120kWh×30.00円=3,600円
・電力量料金(第二段階):140kWh×36.60円=5,124円

※出典:東京電力エナジーパートナー「従量電灯B・C」(2023年6月1日以降の電力量料金。燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)

上記を合計すると、9,609.72円です。1円未満は請求されないため、実際には9,609円が支払うべき電気代となります(燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)。

【まとめ】電気代が気になったらHTBエナジーで!

従量電灯プランは、一般家庭向けに提供されている電気料金プランとしては最もベーシックなものです。これまで特に気にかけずに検針票や領収証を見ていた方は、ぜひご自身の電気代がどのように計算されているのかあらためてチェックしてみてはいかがでしょうか。

月々の電気代が高いと感じている・できるだけ電気代を抑えたいという方は、HTBエナジーへの切り替えをおすすめします。
HTBエナジーでは、毎日2時間電気代が無料になるプランや、昼間の時間帯に電気代が最大2~33%割引になるプランなど、ライフスタイルに合わせて選べる多彩なプランをご用意しています。電気代が気になっていた方は、HTBエナジーに契約を切り替えて電気代節約を検討してみてはいかがでしょうか。

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