新居への引越し前にやることとは?電気などインフラ中心に流れを解説

そこで今回は、引越しをする前や当日、引越し完了後でやることをまとめました。電気やガスなど、インフラ関係のポイントも詳しく紹介しますので、引越しを控えている方はぜひ参考にしてください。
目次
引越しをする前にやること
まずは、引越しをする前にやることをご紹介します。
引越しが決まったら、下記で紹介する項目をチェックして準備を始めましょう。
引越し先の物件の決定
転居先の物件を早めに探し、契約まで済ませておきます。
内覧時には、荷物の搬入が可能かどうかもチェックしましょう。
引越し業者・引越し日の決定
複数の業者へ見積もりを依頼し、信頼できる業者を選定します。
時期によって引越し費用が大きく変わるケースもあるため注意が必要です。
旧居の退去手続き
管理会社または大家へ、契約解除を申し出ます。解約は1ヵ月前までに申し出るのが一般的です。
梱包資材の準備・荷造り
梱包資材は、引越し業者が必要なものを準備してくれるケースが多いです。
すぐに使わないものは、早めに荷造りしておきましょう。
旧居の掃除・不用品の処分
掃除をすることで、退去時の修復費用を節減できる場合があります。
不用品によっては、粗大ゴミ回収などの手配が必要になる点に注意してください。
役所での手続き
転出届の提出、転校手続きなどを行います。子供が公立校に通っている場合は、在学証明書や転学児童生徒教科用図書給与証明書を在学中の学校から受領しておきましょう。役所へ出向く回数をできるだけ減らすために、必要な手続きはまとめて行うことをおすすめします。
郵便の転送手続き
郵便局で手続きをすれば、転居後1年間は郵便物を引越し先へ転送してもらえます。
転送が始まるまで1週間程度かかる点に注意してください。
荷物の梱包と搬出入
生活必需品は引越し前日までに梱包します。搬出入は引越し業者が行うものの、貴重品や高額商品に関しては自分で運ぶのがおすすめです。
ライフラインの解約・開通手続き
電気・ガス・水道、インターネット回線などの解約と、転居先での開通手続きをまえもって進めておきます。これらの手続きは、電話またはウェブサイトで可能です。電気やガスの「お客様番号」を控えておくと、手続きをスムーズに進めやすいでしょう。なお、ガスの閉栓には必ず立会いが必要になる点に注意してください。
冷蔵庫・洗濯機の水抜き
冷蔵庫・洗濯機は、前日にコンセントプラグを接続機から抜いておきます。冷蔵庫はコンセントプラグを抜いておけば翌日には水受けトレイに水が溜まるので、この水を捨てるだけで搬出可能です。 洗濯機は給水用の蛇口を閉めた状態で運転することで給水ホースの水抜きができます。その後、脱水運転をして排水ホース内に溜まった水を捨ててください。
引越し当日にやること
続いては、引越し当日にやることをご紹介します。引越し当日も慌ただしくなりがちですが、転居先で実施するべきことを忘れずに押さえておきましょう。
転居先での荷物の扱い
転居先に引越し業者が到着次第、荷物の搬入が始まります。どの部屋にどの荷物を搬入するか、あらかじめ決めておくとスムーズです。また、引越し当日からすぐに使う日用品はダンボールを分けておき、優先的に荷解きしていくと良いでしょう。
なお、残りの荷物もできるだけ早めに荷解きすることをおすすめします。万が一荷物の破損が生じていた場合、引越し業者の保証期間内に申し出る必要があるからです。
転入先のインフラ開通
引越し先で電気・ガス・水道やインターネットが問題なく使えるか確認しましょう。ガスの開栓には立会いが必要となるため、荷物の搬入に合わせて時間を設定しておくことをおすすめします。
電気・水道に関しては、事前に手続きが完了していれば転居当日から使える状態になっているはずです。
引越し完了後にやること
引越し完了後も、さまざまな手続きが必要です。特に役所関係の手続きはやるべきことが複数あるため、まとめてできるよう、忘れずに準備しておきましょう。
各種住所変更
マイナンバーカードや自家用車の車検証、銀行口座、クレジットカードなど、住所が登録されているものは基本的に変更手続きが必要です。
印鑑登録
転入届を提出後、印鑑登録申請書を提出します。はんこと本人確認書類が必要です。
児童手当の認定申請
引越し前に転出届を提出する際、児童手当の受給事由消滅届を併せて提出します。課税証明書も同時に発行してもらい、転入する自治体で認定申請を受ける際に利用しましょう。
学校の転校手続き
住民票の手続き時には転入学通知書が発行されます。転校先の学校へ在学証明書、転学児童生徒教科用図書給与証明書、転入学通知書を提出しましょう。
ペットの登録事項変更届
ペットが犬または特定動物の場合、登録事項変更届を提出する必要があります。手続きの際は鑑札のほか、予防接種の注射済票を用意しておきましょう。
引越しは、インフラ関係の契約先を検討するチャンス!
電気は2016年4月、都市ガスは2017年4月に家庭向けの小売価格が自由化され、消費者が契約先を自由に選択できるようになりました。転居先で電気やガスをお得に利用できる可能性もあるため、引越しすることになったら、申込先の候補を複数挙げておくことをおすすめします。
なお、契約する電気・ガス事業者を変更しても、供給される電気やガスの質は従来のままであり、安全性や災害時の復旧速度に影響が及ぶことはありません。転居先でインフラの開通手続きが必要になる引越し時は、契約会社・料金プランを見直す絶好のタイミングです。下記で、電気とガスの料金プランの具体例を見ていきましょう。
電気料金プランの例
電気料金プランは、具体的にどのようなものなのでしょうか。例として、HTBエナジーの「ベーシックプラン 東京」と東京電力エナジーパートナーの「従量電灯B」の比較を見ていきます。
HTBエナジー ベーシックプラン東京 |
東京電力エナジーパートナー 従量電灯B |
|
---|---|---|
30A | 550円 | 858円 |
40A | 550円 | 1,144円 |
50A | 550円 | 1,430円 |
60A | 550円 | 1,716円 |
HTBエナジー ベーシックプラン東京 |
東京電力エナジーパートナー 従量電灯B |
|
---|---|---|
最初の120kWhまで | 28.60円 | 19.88円 |
120kWh超過300kWhまで | 28.60円 | 26.48円 |
300kWh超過 | 28.60円 | 30.57円 |
※2022年11月の単価
環境省の調査によれば、1世帯あたりの年間電力消費量は4,047kWh(※)と、月平均で300kWhを超えています。HTBエナジー「ベーシックプラン 東京」であれば、多くの世帯で基本料金・従量料金ともにお得になるケースが多いと考えられるのです。
※環境省「2019年度の家庭のエネルギー事情を知る〜家庭でのエネルギー消費量について〜」
ガス料金プランの例
続いては、ガス料金プランの例を紹介します。
HTBエナジーの「まじめなガス東京プラン」と東京ガスの比較を見ていきましょう。
HTBエナジー まじめなガス東京プラン |
東京ガス 一般料金 |
|
---|---|---|
0m3から 20m3まで |
736.23円 | 759円 |
20m3超 80m3まで |
1,024.32円 | 1,056円 |
80m3超 200m3まで |
1,195.04円 | 1,232円 |
200m3超 500m3まで |
1,835.24円 | 1,892円 |
500m3超 800m3まで |
6,103.24円 | 6,292円 |
800m3超 | 12,078.44円 | 12,452円 |
HTBエナジー まじめなガス東京プラン |
東京ガス 一般料金 |
|
---|---|---|
0m3から 20m3まで |
140.94円 | 145.31円 |
20m3超 80m3まで |
126.54円 | 130.46円 |
80m3超 200m3まで |
124.40円 | 128.26円 |
200m3超 500m3まで |
121.20円 | 124.96円 |
500m3超 800m3まで |
112.67円 | 116.16円 |
800m3超 | 105.20円 | 108.46円 |
HTBエナジーは基本料金・従量料金ともに、東京ガス一般料金から3%割引となっています。
契約先のガス会社を変えるだけで、月々のガス代がお得になるのです。
インフラの再契約、転居手続きにおける注意点
電気やガス、水道、インターネットなどのインフラの再契約や転居手続きについては、事業者側から案内や連絡が入るわけではありません。利用者側から連絡しない限り従来の契約が継続するため、手続きを忘れてしまいがちです。
万が一、ライフラインの手続きを忘れてしまった場合は、転居後に利用していない電気やガスの料金が発生し続けることになります。また、転居先でライフラインが使えない・開通まで待たなくてはならないといった状況にも陥りかねません。インフラの再契約と転居手続きは、必ず忘れずに完了させておきましょう。
引越しでやることにまつわるQ&A
引越しでやるべきことについて、よくある質問をQ&Aにまとめました。
疑問点の解消にぜひお役立てください。
転出元のインフラ閉栓と精算はどうすればいい?
退出時には電気のブレーカーを落とし、ガスの閉栓を行います。ガスの閉栓には立会いが必要ですので、あらかじめガス会社へ退出日を伝え、立会いのもと閉栓してもらいましょう。引越しが月の途中になる場合、旧居・新居ともに利用料金は日割りで計算されます。
インフラの再契約、転居手続きにおける注意点は?
電気やガス、水道、インターネットなどのインフラの再契約や転居手続きについては、事業者側から案内や連絡が入るわけではありません。利用者側から連絡しない限り、従来の契約が継続します。インフラの再契約と転居手続きは、必ず忘れずに完了させておきましょう。
インフラの見直しは検討したほうがいい?
転居時には、インフラ関係の契約先の見直しも併せて検討しましょう。転居先で電気やガスをお得に利用できる可能性もあるため、開通手続き時には申込先の候補を複数挙げておくことをおすすめします。電力会社の切り替えは、ウェブサイト上で申込み可能です。
【まとめ】インフラの手続きには時間がかかるため、早めの準備を!
引越し前後はやるべきことが多数ある一方、インフラの手続きには時間がかかります。思わぬトラブルを招かないよう、早めに準備することが大切です。目安としては引越し1ヵ月~2週間前までには手続きを進めるようにしましょう。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひスムーズに引越し手続きを完了させ、新生活のスタートを切ってください。
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