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エアコンの節電・節約方法とは?電気代を安くするコツを紹介

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エアコンの節電・節約方法とは?電気代を安くするコツを紹介
厳しい暑さが続く時期は、電気代が気になるものです。エアコンの冷房は必須ですが、「できるだけ電気代は節約したい」と思う方も多いでしょう。
今回はエアコンの電気代を抑える方法や、電気代が高くなるエアコンの使い方など、電気代を安くするさまざまな節約術を紹介。エアコンの消費電力や電気代の計算方法も、併せて詳しく解説します。

2023年は節電がいっそう求められる年に

電気契約プランによっては、LNG(液化天然ガス)といった燃料の価格変動を電気料金に反映する「燃料費調整額」が設定されています。燃料価格の高騰やウクライナ情勢の長期化などを受けて、燃料の調達コストは上がり続けていますが、燃料費調整額は上限が定められているため、燃料費調整額でカバーできない燃料輸入価格の超過分は、電力会社が負担する仕組みになっているのです。
そのため、大手電力各社は、2023年6月より電気代を上げる決断をするに至りました。

HTBエナジーが実施した調査においても、2022~23年のあいだに電気代が「高くなっている」と回答した方は、全体の84.9%に上っています。そのうち、21.4%の方は電気代が月5,000円以上高くなったと回答しました。2023年は、節電がいっそう求められる年になっているといえるでしょう。

こちらも併せてご覧ください。
電気料金の値上がりを実態調査!電気料金の節約術も紹介

1時間あたりの電気代を計算するには?

そもそも電気代は、どのように計算すれば良いのでしょうか。1時間あたりの電気代を算出する際は、下記の計算式を用います。

<1時間あたりの電気代の計算式>
1時間の電気代(円)=消費電力量(kWh)×電気代単価(31円/kWh)
2023年7月現在、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が発表している電気料金の目安単価は31円/kWhです。つまり、電化製品の消費電力量に31円/kWhを掛ければ、1時間あたりの電気代を算出できます。

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エアコンの消費電力と電気代

ここからは、気になるエアコンの電気代を計算していきましょう。エアコンの消費電力と電気代を、使用する時間・日数・本体サイズ別に見ていきます。
一般的にエアコンの電気代はどの程度かかるものなのか、イメージをつかんでいってください。

8畳用エアコンの電気代

まずは、8畳用のエアコンを例に、冷房運転で使用した場合の消費電力を見ていきましょう。

<8畳用エアコンの冷房運転の消費電力>
・定格消費電力:710W
・最小消費電力:205W
・最大消費電力:1,120W

※日立グローバルライフソリューションズ株式会社「RAS-AJ25N

消費電力に幅があるのは、設定温度と実際の室温の差によってエアコンの出力が変動するためです。上記をもとに、電気代を計算していきます。

■使用日数あたりの8畳用エアコンの電気代
  1時間あたりの
電気代
1日あたりの
電気代
1ヵ月あたりの
電気代
1年間あたりの
電気代
定格電気代 約22.0円 約176.1円 約5,282.4円 約6万3,388.8円
最小電気代 約6.4円 約50.8円 約1,525.2円 約1万8,302.4円
最大電気代 約34.7円 約277.6円 約8,332.8円 約9万9,993.6円

特に夏場は室温が上昇しやすいことから、最大消費電力に近い出力でエアコンを使用するケースが増えるはずです。1ヵ月あたりの電気代が最大で8,000円以上となっていることを踏まえると、エアコンにかかる電気代は決して安くないといえます。

サイズあたりのエアコンの電気代

エアコンの消費電力は、本体サイズによって異なります。6~20畳用のエアコンの電気代は、下記のとおりです。

■6~20畳用のエアコンの電気代
  1時間 1日 1ヵ月 1年間
6畳用 19.7円 157.5円 4,724.4円 5万6,692.8円
8畳用 22.0円 176.1円 5,282.4円 6万3,388.8円
10畳用 25.9円 207.1円 6,212.4円 7万4,548.8円
12畳用 41.2円 329.8円 9,895.2円 11万8,742.4円
14畳用 45.0円 359.6円 1万0,788円 12万9,456円
18畳用 66.0円 528.2円 1万5,847.2円 19万0,166.4円
20畳用 65.1円 520.8円 1万5,624円 18万7,488円

※日立グローバルライフソリューションズ株式会社「AJシリーズ」の定格電力

6畳用と20畳用のエアコンでは、年間にかかる電気代に約3.3倍もの開きがあることがわかります。現在、自宅で使用しているエアコンのサイズを取扱説明書などで確認すれば、エアコン冷房の電気代のおおよそは把握できるでしょう。

冷房・暖房・除湿のつけ方で電気代は変わる

エアコンには冷房・暖房・除湿といった運転モードがあります。運転モードごとに消費電力は異なるため、運転モードごとの電気代についても把握しておきましょう。

冷房より暖房のほうが電気代は高い傾向

一般的に、エアコンの電気代は冷房よりも暖房のほうが高くなる傾向があります。エアコンの消費電力が大きくなるのは、設定温度と実際の室温の差がある場合です。夏場と冬場に冷房・暖房をそれぞれ使用した場合を想定してみましょう。

<夏場と冬場のエアコン設定温度と室温の例>
・夏:設定温度28℃/室温31℃→温度差3℃
・冬:設定温度20℃/室温5℃→温度差15℃

上記の例を見ると、冷房使用時には室温を3℃下げれば良いのに対して、暖房使用時には15℃上げなくてはなりません。設定温度に達するまでエアコンは高い出力で運転を続けることから、設定温度と室温の差が大きくなりやすい冬場の暖房は電気代が高くなりやすいのです。

除湿は弱冷房除湿と再燃除湿で電気代が変わる

除湿は、冷房よりも電気代を抑えられるという話を聞いたことがある方も多いかもしれません。なお、除湿には大きく分けて「弱冷房除湿」と「再燃除湿」があり、どちらの方式を採用しているかは、機種によって異なります。

弱冷房除湿とは、その名のとおり「弱い冷房」です。室内の空気を冷やすことで湿度を下げ、エアコンから吹き出す仕組みになっており、冷房よりも電気代は安く済むでしょう。一方の再燃除湿は、一度冷やした空気を再び暖め、室温に近づけてから吹き出すのが特徴です。そのため、室温を下げることなく除湿ができる一方で、「一度冷やして暖め直す」という工程によって、冷房よりも電気代は高くなりやすいのです。

送風の電気代が最も安い

エアコンの運転モードのうち、最も電気代が安いのは「送風」です。送風使用時には室内の空気を吸い込んで再び放出するのみのため、室外機や熱交換器はさほど作動しません。エアコンの消費電力のうち8~9割程度は室外機が占めていることから、送風は自ずと最小限の電力で作動が可能となります。

例えば、14畳用のエアコン(※)を送風モードで使用した場合、消費電力は15W程度です。同じ機種を冷房で使用した場合の消費電力は1,110W、暖房使用時には1,090Wの消費電力であることから、送風の消費電力はとても低いことがわかります。

※三菱電機株式会社「MSZ-X4023S

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エアコンの電気代節約術

冷房・暖房使用時のエアコンは、大きな電力を消費することがわかりました。それでは、エアコンの電気代を節約するには、どのような対策が効果的なのでしょうか。エアコンの電気代を抑える、具体的な節約術をご紹介します。

エアコンの電気代節約術

温度設定と風向きに気を付ける

冷房使用時は設定温度を高めに、暖房使用時は低めに設定しましょう。環境省では、室温を夏季28℃・冬季20℃に保つことを推奨しています。エアコンの設定温度を1℃調整するだけで、冷房時には約13%、暖房時には約10%の消費電力が削減可能です。

また、エアコンの風向きも冷房・暖房効率に大きく影響します。それぞれの風向きは、冷房時は水平に近い角度に、暖房時は下向きに設定すると、冷気と暖気が効率良く攪拌されます。冷やしムラ・暖めムラができるだけ生じないように、風向きには気をつけてください。

短時間の外出なら、エアコンをつけっぱなしに

30分程度の外出であれば、エアコンはつけっぱなしにしたほうが電気代を節約できます。エアコンは設定温度と室温の差が大きいほど電力を消費します。そのため、エアコンの電源を切って室温が外気温に近づくほど、次に稼働する際の消費電力が大きくなるのです。
しかし、室温が大きく変動しなければエアコンは最小限の電力で稼働を続けるため、結果的に電気代の節約につながるはずです。

エアコンの自動運転モードを活用する

エアコンの風量を「自動」に設定すると、部屋の温度を設定温度に効率良く近づけることができます。例えば、風量を「弱」のまま使用していると、設定温度に達するまでに時間がかかってしまい、かえって大きな電力を消費する可能性があります。
一方、自動運転モードで適切な風量をエアコンに判断してもらえば、無駄な電気代消費の防止に効果的となるのです。

扇風機やサーキュレーターを併用する

エアコンと扇風機・サーキュレーターを併用すれば、部屋全体の温度をより短時間で均一にすることができます。冷房使用時には冷気が床付近の低い位置に溜まりやすいため、サーキュレーターを上向きにして設置すると、効率良く空気を循環させられるでしょう。

フィルターや室外機の掃除を行う

室内機のフィルターが目詰まりしていると、エアコンが室内の空気を十分に取り込めず、冷房・暖房の効率が下がってしまいます。フィルターにほこりが詰まっていないか定期的に確認し、こまめに掃除することが大切です。

また、室外機の付近に物が置かれていると、吸排気を妨げる原因となります。室外機の周りには物を置かないようにし、周囲に雑草が生い茂っている場合には刈り取っておきましょう。

室外機は日陰に設置するか、日除けで直射日光を防ぐ

冷房を使用する際、室外機は室内の暖かい空気を排出する役割を果たします。しかし、室外機自体が熱を持っていると、効率的に放熱できないおそれがあります。室外機は日陰に設置するか、日除けで直射日光を防ぐといいでしょう。

部屋の広さに適したエアコンを選ぶ

エアコンを効率良く使うには、それぞれ適切な部屋の広さがあります。例えば、6畳用のエアコンを20畳の部屋で使用した場合、エアコンの冷房・暖房性能が追い付かず、設定温度に達しない状態が長時間続くことになりかねません。エアコンは部屋の広さに適したものを選び、電気を効率良く使うことが大切です。

省エネ性能が高いエアコンを選ぶ

省エネ性能が高いエアコンを新たに買うのも、長い目で見ると電気代を節約する上で効果的な方法といえるでしょう。エアコンに限らず、電化製品の省エネ性能は年々向上しています。長年同じエアコンを使い続けている場合は、新しい機種に買い替えるのもおすすめです。

電気代が高くなるエアコンの使い方

続いては、電気代が高くなるエアコンの使い方を紹介します。エアコンの電気代を抑えるためには、下記に挙げる3つの使い方をしないように気を付けましょう。

室外と室内の気温差がありすぎる

室外と設定温度の差が大きいほど、エアコンは多くの電力を消費します。暑い日にはエアコンの設定温度を急激に下げるのではなく、冷感インナーや通気性の良い素材で作られた衣類を身に着けるなどして、暑さをしのぐことも検討しましょう。
また、扇風機やサーキュレーターなど、冷気を撹拌する家電を併用することは、エアコンの冷房効果を高めるのに有効です。

頻繁にオンオフを繰り返す

エアコンの電源オンオフを頻繁に繰り返すと、部屋の温度と設定温度との差が開きやすくなります。エアコンが最も多くの電力を消費するのは電源を入れた直後であるため、オンオフを繰り返すほど電気代がかさみやすくなるのです。部屋が涼しくなったらすぐに電源を消すといった、オンオフの繰り返しはしないようにしましょう。

弱運転からスタートする

エアコンの運転を風量「弱」からスタートすると、部屋の温度が設定温度に達するまでに時間がかかってしまいます。結果として、かえって電気代が高くなることもあるのです。
運転モードは基本的に「自動」を使用して、効率良く部屋が設定温度になるようエアコンに任せておきましょう。

電気代が安くなる?新電力選びのポイント

エアコンにかかる電気代を無理なく節約するには、契約している電気料金プランや電力会社を見直すのも効果があります。2016年4月より電力小売が自由化され、契約する電力会社を消費者が自由に選べるようになりました。新電力には多種多様なプランがあるため、電力会社を選ぶ際には下記のポイントを押さえておくことが大切です。

自身の生活スタイルに合っているか

新電力のプランを選ぶ際には、自身の生活スタイルに合ったものを選ぶのがポイントです。日中は自宅を不在にすることが多い人の場合は、夜間に電気代がお得になるプランを選ぶほうが電気代を節約できます。

なお、HTBエナジーでは、毎日2時間電気代が無料になるプランをご用意しています。6~8時、19~21時、22~24時の3種類から無料の時間帯を選べるため、自身のライフスタイルに合わせてプランを選択しやすいでしょう。

お得なサービス内容を選べているか

電気以外の光熱費も含めて、トータルでお得なサービスを選ぶことも大切なポイントです。例えば、ガスとセットで申し込むと割引が適用されるプランを選べば、光熱費を無理なく抑えられるでしょう。

HTBエナジーでは、電気とガスをまとめて契約すると年間の光熱費が最大1,224円お得になるプランをご用意しています。お得なサービス内容を選ぶことによって、光熱費は効率良く節約できるのです。

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エアコン節約についての疑問をQ&Aで解消!

エアコン節約についての疑問をQ&Aで解消!

エアコンの電気代節約について、よくある疑問をQ&Aで紹介します。疑問点を解決して、暑い夏を乗り切りましょう。

Q. 2023年は、これまで以上に節電が必要になる?

燃料価格の高騰やウクライナ情勢の長期化などを受け、2023年6月に大手電力各社は電気料金の値上げに踏み切りました。HTBエナジーの調査によると、2022~23年のあいだに電気代が「高くなっている」と回答した人は、全体の84.9%に上ります。2023年は、節電がいっそう求められる年となるでしょう。

Q. 冷房・暖房・除湿で電気代は変わる?

エアコンは、運転モードごとに電気代が変わります。冷房よりも暖房のほうが電気代は高い傾向があり、最も電気代が安いのは「送風」です。
なお、除湿は機種によって、「弱冷房除湿」と「再燃除湿」のいずれかの方式となります。一般的に広く使われている弱冷房除湿は冷房と同様の仕組みで室内の湿度を下げる「弱めの冷房」のため、電気代が冷房よりも抑えられる傾向があります。一方の再燃除湿は、一度冷やした空気を再び暖め直し、室温に近づけて吹き出す方式のため、冷房よりも電気代は高くなりがちです。

Q. エアコンの電気代を節約する方法は?

エアコンの電気代節約に効果的な方法には、下記のようなものがあります。

<エアコンの電気代節約に効果的な方法>
・温度設定と風向きに気を付ける
・短時間の外出なら、エアコンをつけっぱなしにする
・エアコンの自動運転モードを活用する
・扇風機やサーキュレーターを併用する
・エアコンのフィルターや室外機の掃除を行う
・室外機は日陰に設置するか、日除けで直射日光を防ぐ
・部屋の広さに適したエアコンを選ぶ
・省エネ性能が高いエアコンを選ぶ

このほか、契約する電気料金プランや電力会社を変更することで、無理なくエアコンの電気代を抑えることもできます。自身のライフスタイルに合ったプランやお得なサービス内容の新電力を選ぶことによって、電気代は効率的に節約できるのです。

【まとめ】エアコンの電気代がかかる夏場を新電力で乗り切ろう

暑い時期にはエアコンが必須となるため、涼しい時期と比べて電気代が高くなることは避けられません。そのため、エアコンは効率良く使う方法を押さえておき、電気代を上手に節約しましょう。
エアコンの電気代を無理なく効果的に節約するには、新電力への契約切り替えも有効な選択肢のひとつです。HTBエナジーの料金プランもチェックしていただき、ぜひご自身に合った料金プランを探してみてください。

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