扇風機の電気代は1ヵ月いくら?エアコンとの比較や併用のコツもご紹介
目次
扇風機の電気代はいくら?エアコンと比較!
扇風機の電気代はどのくらいなのでしょうか。持っている扇風機の性能によっても異なるため、ここでは目安として電気代を見ていきましょう。
運転時間 | 扇風機 | エアコン | |
---|---|---|---|
帰宅時のみ | 約1時間 | 0.62円程度 | 21.7円程度 |
帰宅~寝るまで | 約5時間 | 3円程度 | 108.5円程度 |
寝ている間ずっと | 約8時間 | 5円程度 | 173.6円程度 |
1日中ずっと | 約24時間 | 15円程度 | 520.8円程度 |
扇風機とエアコンの電気代の比較表は上記の通りです。性能によってもバラつきはありますが、扇風機はエアコンよりも1/30以上電気代が安いことが分かります。
扇風機は1日中つけっぱなしにしても、1ヶ月の電気代は465円程度とリーズナブルなので、節電をするうえでは効果的に取り入れられそうです。エアコンを一日中つけっぱなしにすると、1ヶ月で16,000円以上かかるため電気代の差は歴然といえます。
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扇風機・エアコンの1時間あたりの電気代・計算方法
扇風機を含むすべての電化製品の使用電気代は、以下の計算式で算出できます。
電気代=1時間あたりの扇風機の消費電力(kWh)×電気料金単価(kWh/円)
・消費電力が20Wの扇風機・電気料金は31円/kWh(※)として計算した場合
20w×0.001×31円=0.62円
・消費電力が700Wのエアコン・電気料金は31円/kWh(※)として計算した場合
700w×0.001×31円=21.7円
※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している電力料金の目安単価
扇風機やエアコンの消費電力は、製品本体に貼られたシールや製品カタログ、メーカーのウェブサイトなどで調べることができます。「消費電力◯W(ワット)」と書かれている項目があれば、それが消費電力です。
製品によって消費電力は異なり、本体に貼られたシールや製品カタログ、メーカーの製品サイトから調べられます。「消費電力◯W(ワット)」と書かれた項目をチェックして、上記の計算式に当てはめてみましょう。
また、電気代の計算式はkW(キロワット)の単位で計算するため、消費電力がW(ワット)で記載されている場合は、0.001をかけて計算します。
DCモーターがおすすめ!扇風機はモーターの種類で消費電力が変わる
扇風機のモーターには「DCモーター」と「ACモーター」の主に2種類があります。主な違いとしては、電流の方向が「直流(DCモーター)」か「交流(ACモーター)」かです。
「DCモーター」の方が電気代を抑えられるため、扇風機の電気代が気になる方はDCモーターの扇風機をおすすめします。製品価格はACモーターよりDCモーターの扇風機の方が高いものの、長く使うことを考慮すればDCモーターの方がお得に利用できます。
DCモーター | ACモーター |
---|---|
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DCモーターとACモーターの違いは上記の通りです。消費電力以外にも機能性や使い心地に違いがあります。
DCモーターは回転数を細かく調整できるうえ、直流の電力を使うことにより風量を抑えた刺激の少ない風を送ることも可能です。弱運転でも風が強いと感じる方や、扇風機にあたると身体が疲れてしまう方は、自然な微風を吹かせられるDCモーターの方がおすすめです。
扇風機とサーキュレーターの違い
扇風機とサーキュレーターはどのような点で異なるでしょうか。見た目は似ていますが、使用目的や特徴が異なるため詳しく見ていきましょう。
扇風機とサーキュレーターは使用目的が違う
扇風機は部屋にいる人が涼しさを感じるためのものなのに対して、サーキュレーターは部屋の空気を撹拌するために使用するためのものです。サーキュレーターは人に風を当てるために使用しないことから、扇風機とは使用目的が異なります。
サーキュレーターは、部屋の空気を循環させることで、部屋の中の温度を一定にするのに役立ちます。また、洗濯物を部屋干しするときも、サーキュレーターの使用により効率良く乾かすことが可能です。
扇風機 | サーキュレーター |
---|---|
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扇風機とサーキュレーターでは、風の送り方が異なります。扇風機は涼しくすることが目的なので、広い範囲にさまざまな方向に穏やかな風を送ります。対してサーキュレーターは、空気を循環させるために狭い範囲に直線的な強い風を送るのが特徴です。
扇風機とサーキュレーターの電気代の差は?
電気代は機種によって異なりますが、扇風機とサーキュレーターを比較しても電気代に大きな違いはありません。扇風機とサーキュレーターは電気代の比較で選ぶのではなく、用途に合わせて使い分けるようにしましょう。
なお、扇風機もサーキュレーターもACモーターとDCモーターの2種類あり、どちらもDCモーター搭載機種を選べば電気代を安く抑えて使うことができます。
扇風機で電気代を節約しながら快適に過ごす方法
扇風機を活用し電気代を節約する方法を解説します。室内での快適さを保ちながらも、電気代を節約するコツをマスターしましょう。
最新の扇風機を使用する
電気代を節約するには、省エネ機能が搭載されているDCモーターの最新扇風機を使用しましょう。DCモーターの扇風機であれば、送風の量も細かに変更できるため、外気温の違いや使用する人の体感によって調整が可能です。
電気代もACモーターの扇風機と比較して安いため、長く使うほど節約につながります。製品価格はやや高めですが、長く使うのが前提であればお得な選択です。
エアコン(クーラー)と併用する
「夏はエアコンと扇風機を同時に使うと節電につながる」といわれることがあります。これは、扇風機で空気を循環させると部屋の温度が一定に保たれるだけでなく、エアコンが感知する室内温度が下がることで消費電力が少なく済むためです。
一般的に冷房の設定温度は、1℃上げると電気代が約10%下がるとされています。設定温度を2℃上げて扇風機を併用することで電気代を節約しながら快適な室温を保てます。
エアコン(26℃設定)のみ | エアコン(28℃設定)+扇風機 | |
---|---|---|
電気代 | 5381.6円 | 4456.1円 |
※20wの扇風機、700wのエアコンで計算
※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している電力料金の目安単価により計算
1日8時間使った場合の1ヶ月の電気代は、エアコンと扇風機を併用した方が安く済みます。扇風機でエアコンの冷風を効率的に循環させれば、エアコンの設定温度を高くしても快適に過ごせるでしょう。
除湿器と併用する
気温だけでなく湿度によって体感温度が上がるため、扇風機と除湿器を併用するのがおすすめです。湿度が高いと汗をかいても乾かないため、不快感も強くもなります。
扇風機と除湿器を併用すれば、扇風機の風をより快適に感じることができます。除湿器がない場合は、エアコンの除湿モードを使うのもよいでしょう。
扇風機を置く場所を工夫する
室内にいる人に満遍なく風が当たるよう、扇風機の設置場所を工夫しましょう。
身体の同じところにずっと風が当たる場所には置かないことが大切です。とくに寝る時に身体の同じ部分に風が当たり続けると、身体の一部だけが冷えて睡眠の質が悪くなります。
エアコンと扇風機を併用する際は、扇風機とエアコンを向かい合わせに置いて、部屋の空気を循環させやすくしましょう。
扇風機の電気代に関するよくある質問
Q. 扇風機は1日中つけっぱなしでも電気代は高くならない?
A. 扇風機を1日中つけっぱなしにした場合の電気代は15円程度です。エアコンを1日中つけっぱなしにすると500円以上の電気代がかかるのと比較すると、扇風機の利用は非常にお得といえます。
Q. サーキュレーターを24時間つけっぱなしにした場合の電気代は?
A. サーキュレーターを1日中つけっぱなしにした場合の電気代は15円程度です。扇風機と同程度で、サーキュレーターの電気代も非常にお得といえます。夏の電気代が気になる方でも気軽に使いやすいでしょう。
Q. 扇風機はどこに置くのが効果的?
A. 扇風機の置き場は使い方によって効果的な置き場が異なります。扇風機のみで室内を涼しくする場合は、室内にいる人に満遍なく風があたる場所に置くのがよいでしょう。
一方、エアコンと併用する場合は扇風機をエアコンの向かい合わせになるように置きましょう。エアコンに向けて扇風機の風を当てると部屋の空気が動きやすくなるためです。
また、エアコンで冷えた部屋の窓を開けて換気をするときは、窓に扇風機の風を向けると外からの熱気が入り込みにくくなります。
扇風機を上手に活用して夏を乗り切ろう!
電気代を節約しながら、暑い夏を快適に過ごすために、扇風機は必須アイテムです。エアコンと扇風機を上手に組み合わせるほか、扇風機の上手な使い方をマスターすれば、電気代を抑えながら快適な部屋を維持できます。今回の記事を参考にして、扇風機を上手に活用してみましょう。
なお、電気代を抑えたい方は、お得な料金プランを提供する電力会社に乗り換えるのも効果的です。「HTBエナジー」では、電気とガスをセットで申し込むと光熱費が年間1,224円お得になる「ベーシックプラン」をご用意しています。ベーシックプランには「あんしんサポート365プラス」が無料で付帯するため、電気設備や水回り、ガス機器、窓ガラス、玄関鍵などにまつわるトラブル発生時に、駆けつけサービスを24時間利用可能です。
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