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扇風機の電気代は安い?消費電力の計算方法や節約術を紹介

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扇風機の電気代は安い?消費電力の計算方法や節約術を紹介
昔から使われ続けている扇風機は、定番の電化製品です。どこかノスタルジックなイメージもある扇風機ですが、近年では、電気代が安くてエコな電化製品としても注目を集めています。エアコンに比べて少ない電気代で効率良く涼しさを感じられる扇風機の魅力について、あらためて考えてみてはいかがでしょうか。

ここでは、扇風機の電気代の計算方法や上手な活用方法のほか、夏の電気代を安くするためのコツなどについてご紹介します。

扇風機の風が涼しく感じるのはなぜ?

「風があると涼しく感じる」というのは、多くの人が実体験として理解していることでしょう。屋外での風はもちろん、うちわや扇子、扇風機の風など、どれも涼しさを感じるものです。
しかし、扇風機は、エアコンのように空気自体を冷やす機能を持っているわけではありません。それでは、どうして「涼しい」と感じるのかというと、風が体の周りの暑い空気を吹き飛ばすためです。
体の周辺の空気は、体温に暖められているため室温よりも高くなります。この空気を扇風機の風が飛ばすことで、涼しさを感じられるのです。

DCモーターの扇風機と昔の扇風機はどう違う?

扇風機は、120年以上にわたって利用され続けている電化製品です。モーターを使って羽を回すことで風を送るのが扇風機の仕組みであり、その仕組みはいつの時代の扇風機でも変わりません。
しかし、扇風機の仕様は、以前と最近では異なる部分もあります。従来の扇風機にはAC(交流)モーターが使われていましたが、最近の扇風機には、DC(直流)モーターが主流です。

現在販売されている扇風機の中にも、ACモーターを使っている製品は存在していますが、なぜDCモーターの扇風機が普及してきたのでしょうか。DCモーターの扇風機には、どのようなメリットがあるのかご紹介します。

細かい風量の調整ができる
DCモーターの扇風機は、ACモーターの扇風機よりも細かい風量の調整が可能です。これは、DCモーターが回転数を非常に細かく調整できるためです。
DCモーターの扇風機は自然なそよ風のように、風量を抑えた刺激の少ない風を送ることができ、長時間あたっても体が疲れにくいという特徴があります。
音が小さく感じる
ACモーターの扇風機は、風量を「強」にすると、風切り音が大きくなることが多いです。一方、DCモーターの扇風機はモーターの駆動音が小さい製品が多く、音が小さいと感じることもあるでしょう。
省電力で電気代を抑えられる
DCモーターの扇風機は、ACモーターの扇風機よりも高額な傾向があります。しかし、ACモーターの扇風機に比べて省電力のため、長時間つけっぱなしで使う場合でも電気代を抑えることが可能です。

HTBエナジーってどんな新電力?

扇風機の電気代の求め方

電化製品の電気代は、下記の計算式で求めることができます。

<電化製品の電気代の計算式>

1時間あたりの電気代=1時間あたりの消費電力(kWh)×電気料金単価(kWh/円)

扇風機の消費電力は、製品本体に貼られたシールや製品カタログ、メーカーのウェブサイトなどで調べることができます。「消費電力◯W(ワット)」と書かれている項目があれば、それが消費電力です。
「1時間あたりの消費電力」とは、1時間その電化製品を動かしたときに消費する電力のことで、こちらは「kWh(キロワットアワー)」という単位で表示します。

それでは、扇風機の電気代は具体的にいくらくらいなのでしょうか。
扇風機の消費電力は、ACモーターかDCモーターかによっても異なりますし、製品の性能によっても異なりますが、ここでは消費電力が20Wの扇風機で、電気料金は27円/kWh(※)として計算してみましょう。

※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している電力料金の目安単価。

<扇風機の1時間あたりの電気代>

0.02kWh×27円=0.54円

20Wの扇風機を24時間使い続けたとしても、0.54円×24時間=12.96円ですから、扇風機の電気代は安価だといえます。なお、定格消費電力880Wのエアコンを1時間使用した場合の電気代の概算は23.76円です。

扇風機とサーキュレーターの違いとは?

扇風機とサーキュレーターの違いとは?

扇風機と同じように風を作り出す電化製品に、「サーキュレーター」があります。サーキュレーターは見た目が扇風機に似ていて、複数枚の羽根を回転させることで風を作る点も扇風機に似ています。
扇風機とサーキュレーターにはどのような違いがあるのか、それぞれの役割と効果のほか、電気代の差を見ていきましょう。

扇風機の役割と効果

扇風機は、人が風にあたって涼しさを感じることを目的とした電化製品です。そのため、やわらかい風が広範囲に届くように設計されています。
扇風機にタイマー機能や首振り機能がついた製品が多いのは、冷房器具として快適に使えるようにするためです。また、最近の扇風機の中には、除菌効果や消臭効果のある物や、温度センサーを備えた物などもあります。扇風機は、就寝時に使用するシチュエーションも多いため、静音設計でモーターや羽の音が静かな製品も多くなっています。

サーキュレーターの役割と効果

サーキュレーターは、部屋の中の空気を撹拌するために使う電化製品です。扇風機とは異なり、人に風をあてるためのものではありません。そのため、風の勢いが扇風機よりも強く、より遠くまで風が届く製品が多くなります。また、サーキュレーターの風は、扇風機とは異なり広範囲に広がるのではなく、直線的に放たれるのが特徴です。
サーキュレーターは、空気を循環させることで、部屋の中の温度を一定にすることに役立ちます。また、洗濯物を部屋干しするときも、サーキュレーターを使うと効率良く乾かすことができます。

扇風機とサーキュレーターの電気代の差は?

扇風機もサーキュレーターも、ACモーターを使った物とDCモーターを使った物があり、DCモーター搭載機種を選べば電気代を安く抑えて使うことができます。実際の電気代は機種によって異なりますが、扇風機とサーキュレーターを比較しても、電気代に大きな違いはありません。
どちらも、それほど多くの電力を必要としない電化製品です。扇風機とサーキュレーターは電気代の比較で選ぶのではなく、用途に合わせて使い分けるようにしましょう。

扇風機+エアコン(クーラー)の同時運転で電気代は安くなる?

扇風機+エアコン(クーラー)の同時運転で電気代は安くなる?

「夏はエアコンと扇風機を同時に使うと節電につながる」といわれることがあります。それは、扇風機で空気を循環させると、部屋の温度が一定に保たれるだけでなく、エアコンが感知する室内温度が下がることで消費電力が少なく済むからです。
それでは、エアコン単体を稼働させる場合と、エアコンと扇風機を併用する場合では、電気料金にどのような差が出てくるのでしょうか。電力料金の目安単価である1kWh=27円(※)で、エアコンと扇風機の電気代の計算をしていきます。

消費電力700Wのエアコンを1時間使用した場合、電気代は0.7kW×27円/kWh=18.9円です。
仮に、1日8時間、1ヵ月のうち20日間エアコンを使用したと仮定して計算をしてみます。

<1ヵ月のエアコン使用にかかる電気代の目安>
18.9円×8時間×20日=3,024円

また、消費電力20Wの扇風機を1時間あたり使用すると、電気代は0.02kWh×27円=0.54円となります。
その扇風機を1日8時間、1ヵ月のうち20日間使用したと仮定して計算をしてみます。
<1ヵ月の扇風機使用にかかる電気代の目安>
0.54円×8時間×20日=86.4円
  1ヵ月の使用にかかる
電気代の目安
エアコン 18.9円×8時間×20日=
3,024円
扇風機 0.54円×8時間×20日=
86.4円
一般的に冷房の設定温度は、1℃上げると電気代が約10%下がるとされています。設定温度を2℃上げると、上記の例の場合、3,024円が2,419円となり、605円の節約ができるのです。

なお、扇風機の電気代は、さしてかからないのは上記のとおり。
例えば、扇風機を併用することで、冷房の設定温度を2℃上げても部屋が快適であるなら、夏の電気料金は安くなります。エアコンの設定温度を2℃上げた場合の節約代605円から、扇風機代の86円を引いた519円が、毎月節約できるのです。

※全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している電力料金の目安単価。

扇風機は、暖房や除湿機との併用も効果的

扇風機は、暖房や除湿機と併用するのもおすすめです。具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

暖房と併用して部屋を温める

暖房と扇風機を併用する際は、風が人に直接あたらないようにして、部屋の中の空気の循環に活用しましょう。本記事では、空気の循環にはサーキュレーターを使うと説明をしました。確かに扇風機はサーキュレーターよりは空気の撹拌に時間はかかりますが、サーキュレーターと似た効果を得ることは可能です。冷たい空気は下部に溜まるので、低い位置に風をあてるようにしてください。

扇風機は洗濯物の室内干しにも効果的

室内干しをした洗濯物の乾燥には、サーキュレーターの風をあてるのが効果的です。もちろん、扇風機でも風を送ることはできますから、室内干しの洗濯物にあてれば衣服などに風が通り、乾かす際の時短になります。
室内干しをする際、夏は除湿機を、冬は暖房をつけていることも多いでしょう。洗濯物を室内干しするときは、暖房や除湿機と扇風機を上手に併用することをおすすめします。室内に洗濯物を干したまま長時間放置すると、なかなか乾かずにカビが発生してしまったり、嫌なにおいがしたりすることもありますが、エアコンと扇風機の併用は、それらの問題を防ぐ働きをしてくれるのです。

電気代の節約につながる扇風機のQ&A

電気代の節約につながる扇風機のQ&A

扇風機は上手に活用することで、電気代の節約に役立ちます。どのようなコツがあるのか、Q&A形式で見ていきましょう。

Q.扇風機はどこに置くのが効果的?

扇風機を使う場合は、室内にいる人に満遍なく風があたる場所に置くのがいいでしょう。一方、エアコンと併用する場合は、置き方にコツがあります。
エアコンと扇風機を併用するときは、扇風機をエアコンの向かい合わせに置いてください。エアコンに向けて扇風機の風を当てると部屋の空気が動きやすくなります。また、エアコンで冷えた部屋の窓を開けて換気をするときは、窓に扇風機の風を向けると、外からの熱気が入り込みにくくなります。

Q.睡眠中に扇風機はつけっぱなしでもいい?

風にあたることで涼しくなる扇風機ですが、睡眠中に使用する際は、風のあたりすぎに注意しましょう。風に常にあたった状態で眠ると、体温が冷えて体調不良を起こす可能性があります。
睡眠時に扇風機を利用する場合は、タイマーを設定して数時間後に運転を止めるか、首振り設定や微風設定にするなど、体温が下がりすぎない工夫をしてください。

電気料金プランの見直しで電気代をさらに節約できる

電気料金プランの見直しで電気代をさらに節約できる

扇風機は、元々電気代の少ない省エネな電化製品です。とはいえ、夏場はエアコンなども使いますから、電気代が高くなりがちです。電気代が気になるときは、電力会社のプランを見直してみてはいかがでしょうか。

電力自由化になったことで、これまでよりもバリエーション豊かなプランを展開している電力会社が増えています。自分の暮らしに合ったプランを選択することで、電気代は今よりも安くすることができるでしょう。
例えば、HTBエナジーでんきでは、今までと同じ電気の使い方でも、基本料金と電力量料金が最大5%オフになるお得なプランや、電気を多く使う人向けのプラン、毎日2時間無料プランなど、さまざまなプランをご用意しています。
電力会社を見直さずに高い電気料金を支払い続けるのは、もったいないこと。ライフスタイルに合った電力会社に切り替えて、手軽に節約をしてみてください。

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◆監修者プロフィール:たろっさ
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、家電量販店の道へと進む。個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテストなどで表彰された経験も。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通。
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