HTBエナジーのでんき

HTBエナジーのでんき

  1. TOP
  2. コラム
  3. 電気代 プラン 節約
  4. 除湿機の電気代と節約法|24時間の料金目安やエアコンとの違いも解説

コラム

除湿機の電気代と節約法|24時間の料金目安やエアコンとの違いも解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
除湿機の電気代と節約法|24時間の料金目安やエアコンとの違いも解説
湿気が多い時期には、除湿機を活用しているという方も多いでしょう。じめじめとした湿気を解消するのに役立つ除湿機ですが、使用する際の電気代がいくらかかるのかはご存じですか?

今回は、除湿機の電気代の計算方法やエアコンの除湿機能との違い、除湿機の電気代を節約する方法について詳しく解説します。除湿機の選び方のポイントも紹介しますので、これから除湿機を購入予定の方もぜひ参考にしてください。

除湿機の電気代の計算方法

まずは電気代の基本的な計算方法を押さえておきましょう。除湿機の電気代を計算する際には、下記の計算式を用います。

<電気代の計算式>
電気代(円)=消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×使用日数×1kWhあたりの電力量単価(円)
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会では、2022年7月に電気料金の目安単価を31円/kWhとしました。この電力料単価をもとに、消費電力700Wの除湿機を1日8時間、月30日使った場合の電気代を計算してみます。
<除湿機の1ヵ月の電気代例>
700W÷1,000×8h×30日×31円=5,208円
消費電力700Wの除湿機を毎日フル稼働させた場合、上記のように月々5,208円の電気代がかかることになります。

除湿機の3つのタイプの特徴

除湿機は、大きく3つのタイプに分けられます。タイプによって電気代にも差が生じるため、それぞれの特徴も押さえておく必要があります。ここでは、3タイプの除湿機の特徴を見ていきましょう。

■除湿機の3つのタイプの特徴

除湿機の3つのタイプの特徴

コンプレッサー方式

コンプレッサー方式は、除湿機内部で空気を冷やし、結露を発生させることで除湿します。気温が高い時期にも快適性が高いため、蒸し暑い夏場の使用に適しています。また、消費電力が小さいため、電気代を節約しやすい点も特徴のひとつです。

一方で、気温が低い時期には結露を発生する時間がかかるため、除湿能力を十分に発揮できません。運転音もほかの方式と比べて大きくなる傾向があることから、静かな場所で使いたい場合にはあまり適さないでしょう。

デシカント方式

デシカント方式は、除湿機内部に搭載したヒーターで空気を温めることで除湿をします。空気を取り込んで温めることから、気温が低い時期に性能を発揮しやすい除湿機といえます。

注意点としては、ヒーターで空気を温める際の消費電力が、ほかの除湿機と比べて大きくなる傾向がある点です。また、除湿機を使っているあいだはヒーターが熱を発生させるため、室温が上がる原因となります。できるだけ室温を下げたい夏場の使用にはあまり適していません。

ハイブリッド方式

ハイブリッド方式は、コンプレッサー方式とデシカント方式の機能を両方採用したものです。部屋の温度・湿度に応じてコンプレッサー方式とデシカント方式の運転比率を調整するため、季節を問わず使うことができます。

ただし、2つの異なる方式を搭載しているため本体サイズが大きく、価格も高くなる傾向があります。できるだけ価格を抑えて除湿機を購入したい場合には、慎重な判断が必要となるでしょう。

HTBエナジーってどんな新電力?

3タイプの除湿機の電気代を比較

前述のとおり、除湿の方式によってかかる電気代にも差が生じます。続いては、除湿機のタイプごとに、電気代にどのくらいの差があるのかを比較していきます。

コンプレッサー方式の電気代

除湿機の除湿能力は、1日あたりに除湿できる水分量(L/日)で表されます。コンプレッサー方式を採用した除湿機の一例として、下記の製品を1日8時間、月30日使用した場合の電気代を確認してみましょう。

<コンプレッサー方式の電気代例>
・除湿能力:6.5L/日
・消費電力:175W
・電気代:5.4円/時間、43.4円/日、1,302円/月

※出典:アイリスオーヤマ株式会社「DCE-6515

デシカント方式の電気代

次に、デシカント方式の除湿機を稼働させた場合の電気代を見ていきます。デシカント方式を採用した除湿機の一例として、下記の製品を1日8時間、月30日使用した場合の電気代を確認してみましょう。

<デシカント方式の電気代例>
・除湿能力:5.6L/日
・消費電力:295W
・電気代:9.1円/時間、73.2円/日、2,195円/月

※パナソニック株式会社「F-YZTX60

デシカント方式は、先に挙げたコンプレッサー方式による除湿機よりも除湿能力は小さい反面、電気代は高いことがわかります。電気代がかかる大きな理由としては、デシカント方式の除湿機はヒーターを搭載しており、熱を発生させるために電力を消費するからです。電気代のみで比較すると、コンプレッサー方式のほうが節約につながるでしょう。

ハイブリッド方式の電気代

ハイブリッド方式の除湿機の場合、電気代はどのくらいかかるのでしょうか。ハイブリッド方式を採用した除湿機の一例として、下記の製品を1日8時間、月30日使用した場合の電気代を確認してみます。

<ハイブリッド方式の電気代例>
・除湿能力:13L/日
・消費電力:295W
・電気代:9.1円/時間、73.2円/日、2,195円/月

※シャープ株式会社「CV-RH140

上記の電気代例を見ると、ハイブリッド方式は、デシカント方式と電気代が変わりません。しかし、ハイブリッド方式はデシカント方式と比較すると、倍以上の除湿能力を備えている点は押さえておきたいポイントです。
同等の除湿能力で比較した場合、ハイブリッド方式のほうが効率良く電気を使っていることがわかります。

除湿機とエアコンの除湿機能、どちらの電気代が高い?

部屋の除湿に活用できる電化製品には、除湿機のほかにエアコンがあります。エアコンの除湿機能を活用する場合、除湿機と比べてどちらの電気代が高くなるのでしょうか。エアコンの除湿機能の仕組みと併せて見ていきましょう。

エアコンの除湿機能には2種類がある

エアコンの除湿機能には、大きく分けて「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。それぞれの特徴は下記のとおりです。

<弱冷房除湿と再熱除湿の特徴>
・弱冷房除湿:部屋の空気を熱交換器で冷やして水分を結露させることにより除湿する
・再熱除湿:部屋の空気を熱交換器で冷やして結露させたのち、再び温めて室温に近づける

弱冷房除湿は空気の温度を下げる能力を抑えた冷房機能のことです。一方、再熱除湿には冷やした空気を温め直すプロセスが加わります。

除湿機とエアコンの除湿機能の電気代比較

続いて、エアコンを除湿モードで運転した場合の消費電力と電気代を確認していきましょう。エアコンの除湿機能の一例として、グレードの高い製品に多く採用されている再熱除湿方式を採用した製品を1日8時間、月30日使用した場合の電気代を確認してみます。

<エアコン(再熱除湿)の除湿機能使用時の電気代>
・除湿能力:9.6L/日
・消費電力:600W
・電気代:18.6円/時間、148.8円/日、4,464円/月

※三菱電機株式会社「MSZ-ZW2823

エアコンの除湿機能にかかる電気代は、どのタイプの除湿機よりも高いことがわかります。ただし、エアコンの除湿能力は非常に優れており、上記の製品は6.5L/日の除湿機と比べて4倍以上の除湿能力を備えているのです。そのため、湿度が非常に高い日や、短時間で素早く除湿したい場合にはエアコンの使用が適しているといえます。
なお、エアコンの使用で湿度がある程度下がってきたら、除湿機に切り替えるといった使い分けをするのもおすすめです。

除湿機の賢い選び方

ここからは、除湿機を選ぶ際のポイントについて解説します。除湿機を購入予定の方はもちろん、除湿機を買い替える予定の方も、下記に紹介するポイントは押さえておいてください。

除湿方法で選ぶ

除湿機の3タイプのうち、用途や使用時期に合ったものを選ぶという方法があります。その際は、それぞれのタイプに長所と短所があるため、特徴を押さえておく必要があるでしょう。

<用途・使用時期に合った除湿方法の選び方>
・コンプレッサー方式:梅雨や夏場を中心に除湿機を利用する場合におすすめ
・デシカント方式:冬場など気温が低い時期にも利用する場合におすすめ
・ハイブリッド方式:一年を通じて利用する場合におすすめ

除湿能力で選ぶ

1日に除去できる水分の量を基準に除湿機を選ぶ方法もあります。なお、住宅の種類や部屋の広さによって適した除湿能力は異なるため、利用する環境に合った機種を選ぶことが大切です。

■住居や部屋に合った除湿能力
除湿能力 住居の種類・部屋の広さ
6.3L/日 ・木造:8畳
・鉄筋:16畳
8.0L/日 ・木造:10畳
・鉄筋:20畳
11.0L/日 ・木造:14畳
・鉄筋:28畳
16.0L/日 ・木造:20畳
・鉄筋:40畳

※シャープ株式会社「CV-P71
※ダイキン工業株式会社「除加湿ストリーマ空気清浄機 MCZ70Z
※シャープ株式会社「CV-P120
※シャープ株式会社「CV-P180

多彩な機能性で選ぶ

除湿機の中には、多彩な機能が搭載されているものがあります。例えば、空気清浄機能が搭載されている機種を選べば、除湿と同時に室内の空気をきれいな状態に保てます。機種によっては衣類乾燥機能がついているものもあるため、梅雨など雨の日が続く時期には除湿しながら衣類を乾かすことも可能です。

そのほか、フィルター交換や排水タンクのお手入れがしやすい機種や本体内部でのカビの繁殖を抑えられる機種など、さまざまな機能が搭載された除湿機があります。自分が求めている用途に合った機能を搭載した機種を優先的に選べば、除湿機をより快適に活用できるでしょう。

除湿機の電気代節約方法

除湿機の使用時にかかる電気代を節約するには、どのような点を意識すれば良いのでしょうか。ここでは、除湿機の電気代を節約するコツを紹介します。

■除湿機の電気代節約方法

除湿機の電気代節約方法

消費電力の高いモードの使用回数を減らす

運転モードの切り替えが可能な機種の場合、消費電力の高いモードの使用回数を減らすことで電気代を節約できます。例えば、「速乾」のように除湿能力の高いモードは短時間で除湿できる一方で、消費電力も大きくなる傾向があります。運転時間が同じでも、速乾モードを使用している時間が長くなるほど電気代も高くなると考えてください。湿度が非常に高く、短時間で除湿したい場合以外は消費電力の高いモードの使用は控えることをおすすめします。

洗濯物は干し方を工夫する

洗濯物を室内干しする際は、それぞれの洗濯物のあいだに握りこぶし1個分程度のスペースを空け、密着しないように気を配りましょう。洗濯物を部屋干しする際には、洗濯物から放出される湿気が室内の湿度を上げる原因となります。洗濯物同士が接していると乾きにくくなり、長時間にわたって湿気を放出し続けてしまうのです。洗濯物が乾きやすくなる工夫をすれば、除湿機の使用時間はより短くなるはずです。

サーキュレーターや扇風機と併用する

サーキュレーターや扇風機を除湿機と併用すると、室内の湿気を拡散して除湿機の稼働効率を高めることができます。除湿機が部屋全体の湿気を除去するまでには、ある程度の時間がかかります。部屋の空気が対流しにくいと、除湿が完了するまでの時間はさらに長くなりがちです。室内に洗濯物を干している場合でも、サーキュレーターなどを活用すれば、洗濯物の乾きを早めることに有効です。

除湿機を買い替える

買い替えは一時的な出費が大きいですが、新しい機種ほど省エネ性能が向上しているため、長い目で見れば電気代の有効な節約方法にもなります。除湿機に関しても、長年使用している場合は省エネ性能の高い機種に買い替えるのもひとつの方法です。特に、年間を通じて除湿機を使用する場合、ハイブリッド方式の除湿機を選ぶことで季節に合った除湿方式を自動で切り替えてくれます。

電気の契約プランを見直す

現在契約している電気料金プランよりも割安なプランを選べば、電気代を無理なく節約できます。自分のライフスタイルに合った料金プランに見直すことで、電気はより効率良く利用できるはずです。例えば、日中は不在にすることが多いようなら、夜間の電気代が割安なプランを選ぶといった方法が考えられます。

HTBエナジーでは、毎日2時間電気代が無料になるプランや、日中の電気代が2~11%割引されるオール電化住宅向けプランなど、ライフスタイルに合わせて選べる多彩なプランを提供しています。電気料金プランの選択肢を広げたい方は、ぜひHTBエナジーも併せてご検討ください。

除湿機の電気代にまつわる疑問をQ&Aで解消!

除湿機の電気代にまつわる疑問をQ&Aで解消!

除湿機の電気代について、よくある質問とその回答をQ&Aにまとめました。疑問点や不明点を解消して、除湿機を快適に活用していきましょう。

Q. 除湿機にはどんな種類があるの?

除湿機には「コンプレッサー方式」「デシカント方式」「ハイブリッド方式」の3タイプがあります。コンプレッサー方式は空気を冷やして結露させることで除湿するタイプ、デシカント方式はヒーターで空気を温めて除湿するタイプ、ハイブリッド方式は両方の機能を兼ね備えたタイプです。 それぞれ空気を冷やす・温めるという機能の違いがあるため、夏場の使用頻度が高い場合にはコンプレッサー方式、冬場の使用頻度が高い場合にはデシカント方式、年間を通じて使用する場合にはハイブリッド方式を選ぶことをおすすめします。

Q. 電気代はどのタイプの除湿機が安い?

除湿機のうち、電気代を抑えられるのはコンプレッサー方式です。デシカント方式はヒーターを加熱する必要があることから、ほかの方式と比べて電気代が高くなりやすい傾向があります。ただし、ハイブリッド方式の除湿機は部屋の温度・湿度に応じて最適な運転モードを自動で判断するため、ほかの方式よりも効率良く除湿できるケースも少なくありません。
電気代を重視するなら、夏場の利用が多い場合はコンプレッサー方式、冬場も含めて利用する場合はハイブリッド方式を選んではいかがでしょうか。

Q. 除湿機とエアコンの除湿機能の大きな違いは?

エアコンの除湿機能には、大きく分けて弱冷房除湿と再熱除湿の2種類があります。弱冷房除湿はその名のとおり弱い冷房運転で、空気を冷やして結露させることにより湿気を取り除く仕組みです。再熱除湿は一度冷やした空気を再び温め、室温に近づけて放出します。空気を温め直す工程を挟むことから、再熱除湿は弱冷房除湿よりも多くの電力を消費するのが一般的です。
また、除湿機よりもエアコンの消費電力のほうが大きくなる傾向があり、一般的には「エアコンの再熱除湿>弱冷房除湿>除湿機」の順に電気代が高くなります。

Q. 除湿機はどうやって選んだらいい?

除湿機選びには、「除湿方法で選ぶ」「除湿能力で選ぶ」「機能で選ぶ」の3つの方法があります。使用する時期が決まっている場合には除湿方法、使用する部屋の広さや住宅構造が明確になっている場合は除湿能力、用途にこだわりがある場合には機能を基準に選ぶといいでしょう。

Q. 除湿機の電気代を節約する方法は?

除湿機の電気代を節約するには、下記の方法が有効です。

<除湿機の電気代の節約方法>
消費電力の高いモードの使用回数を減らす
・洗濯物は干し方を工夫する
・サーキュレーターや扇風機と併用する
・除湿機を買い替える
・電気の契約プランを見直す

除湿機の使い方を工夫することで電気代を抑えることも可能ですが、無理なく電気代を節約するなら電気の契約プランそのものを見直すほうが効果的です。ライフスタイルに合った契約プランに乗り換えれば、電気代を継続的に抑えられる点もメリットといえます。

【まとめ】除湿機の電気代節約を検討するなら、電気料金プランの見直しも

除湿機は、除湿方式によって電気代に差が生じます。また、除湿機の使い方次第で電気代を抑えることもできるため、今回紹介したポイントを参考に、除湿機の選び方や使い方を工夫してみてください。

HTBエナジーでは、基本料金・従量料金が一律のプランや、毎日2時間電気代が無料でお使いいただけるプランなど、ライフスタイルに合わせて選べる多彩なプランをご用意しています。安心・安全な電気をより多くの選択肢から選びたい方は、ぜひHTBエナジーへの契約切り替えをご検討ください。

\新電力への切り替えなら
「HTBエナジーでんき」に/

電気プランの詳細はこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

HTBエナジーでんきにかんたんお申し込みで

新生活をおトクにしよう!

ライフスタイルにあわせておトクなプランをご提案。
電気をあまり使わない方もたくさん使う方も、
それぞれに合った割引率でご提案。
全国、どなたにもおトクな電気料金プランを
取り揃えております。