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電気料金の計算方法とは?電気料金の仕組みや節約方法を紹介

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電気料金の計算方法とは?電気料金の仕組みや節約方法を紹介
昨今、電気料金が高騰しているという声が多く聞かれます。しかし、自分が支払っている電気料金は平均よりも高いかどうかまではわからないという方も多いのではないでしょうか。そもそも、なぜ電気料金は高くなっているのか、電気料金を節約するにはどうすればいいのか知りたい方もいるでしょう。

今回は、電気料金の計算方法や平均的な電気料金のほか、電気料金が高くなっている理由についてわかりやすく解説します。電気料金を効果的に節約するコツも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

一般的な電気料金の計算方法

月々の電気料金は、いくつかの要素で構成されています。1ヵ月にかかる電気料金の計算方法は下記のとおりです。

<電気料金の計算式>
1ヵ月の電気料金(円)=基本料金または最低料金(円)+電力量料金(円)+燃料費調整額(円)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(円)

電気料金が上がったり下がったりする要因を知るには、その内訳を理解する必要があります。それぞれの項目が何を表しているのか、次項で具体的に見ていきましょう。

電気料金の内訳

電気料金は下記の項目によって構成されています。各項目が何を表しているのか、詳しく解説していきます。

月々の電気料金の内訳

基本料金または最低料金

基本料金または最低料金は、電気の使用量を問わず毎月支払う必要がある料金です。仮に、電気をまったく使用しない月があったとしても、電力会社と契約している期間はこれらの料金を支払わなくてはなりません。

基本料金制・最低料金制のいずれで契約するかは、電力会社が提供しているプランによって異なります。基本料金制とは、契約しているアンペア数によって基本料金額が決まる料金体系のことです。契約アンペア数が高いほど基本料金も高くなります。
これに対して最低料金制とは、1契約あたりの最低料金が決められているプランです。最低料金には一定の電気使用量にかかる電気料金が含まれています。最低料金内で定められている電力量を超えて使用したら、その分の料金が上乗せされる点が、基本料金制と異なります。

電力量料金

電力量料金とは、電気の使用量に応じてかかる料金のことを指します。公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 が公表している「新電力料金目安単価」によれば、平均的な電力量単価は31円/kWhです。

一般的に、電力量料金単価は使用電力量に応じて3段階に分かれています。例えば、東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」における電力量単価は下記のとおりです。

■電力量料金単価の例
使用電力 電力量単価
120kWhまで 29.80円/kWh
120kWh超300kWhまで 36.40円/kWh
300kWh超 40.49円/kWh

※出典:東京電力エナジーパートナー「従量電灯B・C
※2024年4月1日以降の電力量料金

表を見てわかるとおり、電気の使用量が多いほど電力量単価も上がる仕組みです。電力量料金は、「電力量単価×使用量」によって算出されます。

燃料費調整額

燃料費調整額は、火力発電に使われる燃料の調達コストを電気料金に反映させるための項目です。液化天然ガス(LNG)などの燃料費が上がった際には、電力量単価が加算される仕組みになっています。

日本の電気事業者が発電に使用するエネルギー源は78.6%が火力によって占められています(※)。また、液化天然ガスをはじめとする燃料の大半を、輸入に頼っているのが実情です。
そのため、燃料費の高騰は、電力会社のコスト増に直結しかねません。燃料費調整額は、安定的な電力の供給を実現するために設けられているのです。

※出典:資源エネルギー庁「2023年度統計一覧 結果概要【2023年11⽉分】

再生可能エネルギー発電促進賦課金

再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)とは、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に則った制度です。電力会社が電力の買い取りに要した費用は、電気を使用するすべての人々で負担するという仕組みになっています。
例えば、自宅に太陽光パネルを設置している方であれば、発電した電力の一部を電力会社に買い取ってもらえます。このとき発生する支払いが電力会社の経営を圧迫することのないよう、再生可能エネルギー発電促進賦課金は創設されているのです。

再生可能エネルギー発電促進賦課金は、「再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×使用電力量」によって算出されます。つまり、再生可能エネルギー発電促進賦課金も電力量料金と同様、使用する電力量に応じて増えていきます。

HTBエナジーってどんな新電力?

現在の電気料金・電気使用量の確認方法

現在支払っている電気料金や月々の電気使用量を確認するにはどうすればよいのでしょうか。最も簡単な方法は「検針票(電気ご使用量のお知らせなど)」を確認することです。検針票にはその月に請求される電気料金とともに、電気使用量が記載されています。

また、インターネットで電気使用量を確認できる電力会社もあります。電力会社のWEBサイトの「ご契約者様専用ページ」などにアクセスすれば、月々の電気料金や電気使用量は確認が可能です。

電化製品の電気料金の計算方法

使用する電力量は、電化製品によって異なります。各電化製品にかかる電気料金は、下記の計算式を用いることで算出可能です。

<電化製品にかかる電気料金の計算式>
電化製品の電気料金(円)=消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)

電化製品の本体や取扱説明書などに記載されている消費電力がW(ワット)表示の場合は、1W=0.001kWに変換することで算出できます。下記に、消費電力500Wの電化製品を6時間使用した場合の計算例を紹介します。料金単価は平均的な電力量単価である31円/kWhです。

<消費電力500Wの電化製品を6時間使用した場合の電気料金>
500W÷1,000×6h×31円/kWh=93円

上記の電化製品を1日あたり6時間、1ヵ月(30日)使用した場合、電気料金は2,790円となります。ただし、消費電力はあくまでも各電化製品の最大消費電力を表す数値です。
実際には、電化製品の使用状況によって、上記よりも電気料金が抑えられる可能性があります。

電化製品の消費電力の確認方法

電化製品の消費電力は、どこを見て確認すればいいのでしょうか。確認方法の例としては、下記が挙げられます。

<消費電力の確認方法の例>
・電化製品本体に貼られたステッカーなどを確認する
・取扱説明書やカタログの仕様一覧を確認する
・メーカーWEBサイトにて製品情報を確認する

前述のとおり、こうした方法で確認できる消費電力は、その電化製品を最大出力で使用した場合の値です。電化製品によっては、運転モードごとに消費電力が分けて記載されていたり、「定格消費電力」と「年間消費電力」がそれぞれ記載されていたりするケースも見られます。

定格消費電力とは、電化製品に備わっている全機能を最大限に使用した場合の消費電力です。実際に使用する際には、すべての機能を最大出力で使用するとは限りません。
そのため、使用時と待機時では消費電力が大きく異なる電化製品については、年間消費電力を記載しているのです。

電気料金の平均額はどのくらい?

電気料金は、平均するとどの程度かかるものなのでしょうか。世帯人数別・季節別・地域別の平均的な電気料金は、下記のようになっています。

世帯人数別・電気料金の平均額

世帯人数別の電気料金平均額は下記のとおりです。

<世帯人数別の電気料金平均額>
・1人世帯:6,726円
・2人世帯:1万940円
・3人世帯:1万2,811円
・4人世帯:1万3,532円
・5人世帯:1万4,373円
・6人以上世帯:1万8,941円

※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年

世帯人数が増えるほど電気を使用する人が多くなるため、基本的には電気料金も高くなります。
ただし、世帯人数が2倍になれば単純に電気料金が2倍になるとは限りません。電化製品などを複数人で共用するケースも少なくないからです。

季節別・電気料金の平均額

季節によって使用する電化製品や使用頻度は異なるため、電気料金も季節ごとに変動します。下記は、1世帯あたりの電気料金を季節ごとにまとめたものです。

<季節別の電気料金平均額>
・1~3月:1万7,723円
・4~6月:1万1,354円
・7~9月:9,885円
・10~12月:1万99円

※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年

電気料金の請求は前月分の電気使用量にもとづいていることから、例えば1~3月電気料金平均額には12~2月の電気使用量が反映されていると捉えてください。
データからもわかるとおり、一般的には夏場よりも冬場のほうが電気料金は高くなります。

地域別・電気料金の平均額

電気料金の平均額は地域によっても差があります。地域別の電気料金の平均額は下記のとおりです。

<地域別の電気料金平均額>
・北海道地方:1万1,254円
・東北地方:1万2,397円
・関東地方:9,881円
・北陸地方:1万3,096円
・東海地方:1万517円
・近畿地方:9,268円
・中国地方:1万1,699円
・四国地方:1万1,225円
・九州地方:8,649円
・沖縄地方:9,277円

※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年

前述のとおり、電気料金は気温が低いときのほうが高くなりやすい傾向があります。冬場の気温が低い地域は、ほかの地域と比べて電気料金の平均額が高いのはこのためです。

電気料金が高くなっている主な背景

近年、電気料金が値上がりしているといわれています。電気料金が高くなっている主な要因についても見ていきましょう。

電気料金が高くなっている主な背景

電力供給の不足

電気料金が高くなっている要因のひとつとして、電力供給の不足が挙げられます。電気料金は電気の需要と供給のバランスによって変動しており、需要に供給が追い付かない状況が続けば電気料金は高くなるのです。
電力供給が不足しがちになっている背景には、いくつかの要因が考えられます。

<電力供給が不足する要因の例>
・自然災害による発電所の停止
・原子力発電所の老朽化に伴う稼働停止
・猛暑による冷房設備の需要増加

基本的には、発電量が少なくなったり使用する電力量が多くなったりすれば、電力供給量が不足するリスクが高まります。電力の需給バランスが不安定になっていることは、電気料金が高くなっている要因のひとつです。

大手電力会社による電気料金の値上げ

電気料金が高くなったもうひとつの要因は、大手電力会社による電気料金の値上げです。前述したように、電気料金には「燃料費調整額」が含まれています。国際情勢の変化や為替の変動によって発電に必要な燃料の価格が高騰すれば、必然的に燃料費調整額も上がるのです。

ただし、燃料費調整額は無制限に上昇するわけではありません。燃料費調整額は上限が設けられており、一定以上に引き上げられないよう規制されているからです。
一方で、燃料費の高騰によって燃料費調整額の上限に達する電力会社が相次いだことを受けて上限を撤廃したり、上限は引き続き設けるものの電気料金の値上げに踏み切ったりする事業者も見られます。こうした大手電力化会社による電気料金の値上げは、電気料金が高くなった主な要因のひとつとなっています。

電気料金の節約方法

電気料金が高くなっている昨今、できるだけ電気料金を節約したいと考えている方も多いでしょう。ここでは電気料金の節約方法を紹介します。

電気料金の節約方法

電力消費量の大きい電化製品は使用時間を短縮する

電力消費量は、電化製品によって異なります。そのため、多くの電力を消費する電化製品の使用時間を短縮することで、効果的な電気料金の節約につながります。
下記は、経済産業省資源エネルギー庁が公表している、家庭のエネルギー消費の内訳です。

<家庭のエネルギー消費の内訳>
・冷房:2.4%
・暖房:25.1%
・給湯:27.8%
・厨房:10.7%
・動力・照明ほか:34.0%

上記のうち、例えば冷蔵庫や照明器具といった電化製品の使用を控えるのは現実的ではありません。冷蔵庫のドアを開閉する回数をできるだけ減らしたり、使用していない部屋の照明をこまめに消したりするなど、細やかな節約が大切です。

節電しやすい電化製品としては、エアコンや給湯器が挙げられるでしょう。エアコンはスイッチを入れた直後が最も多くの電力を消費します。短時間の外出などであれば、スイッチを入れっぱなしにしておくほうが電気料金の節約につながるケースも少なくありません。給湯器も食器洗いのときに無駄なお湯は使わないなど、お湯の使用をなるべく控えることで節電につながります。電化製品は製品ごとに消費電力量を抑える使用方法を把握しておくことが大切です。

※出典:経済産業省資源エネルギー庁「夏季の省エネ節電メニュー

割引の利用や契約プランの見直しを検討する

電力会社によっては、さまざまな割引制度やお得な料金プランを提供している場合があります。例えば、電気とガスをセットで契約することで割引が適用されたり、時間帯によって電気料金単価が変動したりするプランがないか確認しておくといいでしょう。

自分のライフスタイルに合った契約プランを見つけることも重要なポイントのひとつです。一例として、日中は自宅を不在にする日が多いようなら、夜間の電気料金が割安になるプランのほうが節約につながります。自身の電気の使い方に合わせて適切なプランを選ぶことが大切です。

契約先の電力会社を切り替える

契約する電力会社を切り替えるのも、電気料金の有効な節約方法です。2016年4月に電力の小売が自由化されて以降、消費者は契約先の電力会社を原則自由に選べるようになりました。現在契約中の電力会社よりもお得なプランを提供している電力会社へと乗り換えることで、電気料金を無理なく節約できます。

HTBエナジーは、契約数26万件を超える安心・信頼の新電力会社です。沖縄エリアを除く日本全国でお申込みいただけるほか、お電話でのご相談が可能な「HTBエナジーワンダーサポート」など、サポート体制も充実しています。無理なく効果的に電気料金を節約したい方は、契約する電力会社をHTBエナジーに切り替えてみてはいかがでしょうか。

電気料金の計算にまつわる疑問をQ&Aで解消!

電気料金の計算にまつわる疑問をQ&Aで解消!

電気料金の計算について、よくある疑問をQ&Aにまとめました。疑問点や不明点を解消して、電気料金を効果的に節約しましょう。

Q. 電気料金はどのように計算されているのですか?

月々の電気料金は「基本料金または最低料金(円)+電力量料金(円)+燃料費調整額(円)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(円)」によって算出されています。このうち基本料金・最低料金は電気の使用量に関わらず必ず支払う固定費です。一方、電力量料金や再生可能エネルギー発電促進賦課金は、電気の使用量に応じて増えていきます。

Q. 現在の電気料金・電気使用量を確認するにはどうすればいいですか?

現状どれだけの電気料金がかかっているのか、どの程度の電力を使用しているのかを知りたい場合には、「検針票(電気ご使用量のお知らせなど)」を確認してください。
検針票にはその月に請求する電気料金のほか、電気使用量が記載されています。また、電力会社によってはWEBサイト上に「ご契約者様専用ページ」などが用意されており、それらのページで電気料金や電気使用量を確認できる場合もあります。

Q. 最近、電気料金が高くなっているのはなぜですか?

電気料金が高くなっている背景として、「電力供給の不足」と「大手電力会社による電気料金の値上げ」という2つの要因が挙げられます。自然災害による発電所の停止や原子力発電所の老朽化に伴う稼働停止、猛暑による冷房設備の需要増加などが、電力供給の不足を招いている主な要因です。
また、国際情勢の変化や為替の変動によって燃料価格が高騰したことから、大手電力会社が相次いで電気料金の値上げを発表しました。燃料費調整額には上限が設けられているものの、燃料費の高騰によって上限に達する事業者が数多く見られたことから上限を撤廃したり、料金プランそのものの値上げに踏み切ったりするケースが少なからず見られるのが実情です。

【まとめ】電気料金をこまめに計算すれば、電気料金はぐっとお得になる

電気料金を抑えるには、現状どれだけの電力を使用しているのかを把握した上で、多くの電力を消費する電化製品を中心にその使い方を工夫することが大切です。電気料金をこまめに計算すれば、電気料金節約のヒントが見つかりやすくなるでしょう。

電気料金の高さが気になる方は、契約する電力会社を切り替えるのもひとつの方法です。HTBエナジーでは、毎日2時間電気料金が無料になるプランや、電気とガスをセットで申し込むと割引が適用されるプランをご用意しています。無理なく電気料金を節約したい方は、ぜひHTBエナジーへの切り替えをご検討ください。

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