HTBエナジーのでんき

HTBエナジーのでんき

  1. TOP
  2. コラム
  3. 電気代 節約
  4. パソコン1ヵ月の電気代は?ゲーミングPCでの電気代も紹介

コラム

パソコン1ヵ月の電気代は?ゲーミングPCでの電気代も紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
パソコン1ヵ月の電気代は?ゲーミングPCでの電気代も紹介
近年はコロナ禍の影響もあり、自宅でのテレワークを行う頻度が増えました。

総務省・情報流通振興課が行った「ポストコロナ」時代におけるテレワークの在り方によれば、2020年の全就業者におけるテレワーカーの割合は、前年(コロナ前)の15.4%から7.1%増の22.5%。そのうち、会社員などの雇用型テレワーカーは前年より8.2%増加の23.0%でした。特に雇用型テレワーカーが大きく増えていることがわかります。

全就業者におけるテレワーカーの割合(H28-R2)グラフ

テレワークに欠かせないのがパソコンですが、テレワーカーの方は自宅でパソコンを使用した際の電気代を意識しているでしょうか。今回はパソコンの電気代について検証を行います。電気代が高くなるタイミングをはじめ、パソコンの電気代の節約術や、ゲーミングPCの電気代についても詳しく解説します。

計算してみよう!パソコンの電気代

テレワークにおいてパソコンの存在は不可欠です。しかし、長時間業務に使用するだけに、想像以上に電気代がかかっているかもしれません。

消費電力を用いた電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)」で計算できます。
1,000Wの電化製品を30分使用した場合の電気代は、「1,000W÷1,000×0.5h×31円/kWh(※)=15.5円」となります。

※全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた電力料金の目安単価。

上記のように目安を知った上で、実際の使用量と照らし合わせてどれくらい電気代がかかっているのかをイメージしてみましょう。ここではその一例として、最新機種のデスクトップパソコンとノートパソコンの消費電力をもとに1時間あたりの電気代を計算してみます。

<デスクトップパソコンの1時間あたりの電気代>
・使用時(最大約90W)
90W÷1,000×1h×31円/kWh=2.79円
・スリープ時(約3.4W)
3.4W÷1,000×1h×31円/kWh=約0.11円
※NEC「A2377/BAシリーズ 」の消費電力をもとに電気代を算出
<ノートパソコンの1時間あたりの電気代>
・使用時(最大約45W)
45W÷1,000×1h×31円/kWh=約1.40円
・スリープ時(約0.3W)
0.3W÷1,000×1h×31円/kWh=約0.01円
※NEC「N1565/AAシリーズ 」の消費電力をもとに電気代を算出

上記のとおり、ノートパソコンの使用時の電気代はデスクトップパソコンの約半額なので、電気代だけを考えるならノートパソコンのほうがお得でしょう。
しかし、デスクトップパソコンの電気代もそれほど高くはない印象ではないでしょうか。もちろん、使用状況によって電気代は大きく異なってくるため、パソコンの電気代を計算する場合はそれを考慮に入れる必要があります。

1ヵ月の相場はいくら?ケース別の電気代を紹介

続いては、前述の「1時間あたりのパソコンの電気代」をもとに、各ケースにおいて電気代がいくらかかるかをシミュレーションしてみます。
日々の使用方法や使用量によって電気代がどのくらい推移するかを確認することで、今後の節約にも活かせるでしょう。

ケース1:1日8時間、20日間使用

会社員が自宅で8時間テレワークを行うことを想定したケースで電気代を計算します。
※パソコンの未使用時は電源オフにすることを前提としています。

<デスクトップパソコンの1ヵ月の電気代>
2.79円×8h×20日=446.4円
<ノートパソコンの1ヵ月の電気代>
1.40円×8h×20日=224円

いずれも、1ヵ月の電気代はそれほど高くない印象です。しかし、オフィス勤務からテレワークになった会社員の場合、本来会社が支払うパソコンの電気代を自腹で払う形になるため、テレワークで新たに発生するパソコンの電気代が家計の負担になることに変わりはありません。

ケース2:1日12時間、毎日使用

通常、パソコンの使用時間は、睡眠時間などを考慮すれば最大でも12時間程度ではないでしょうか。
オフィス勤務からテレワークになった会社員を想定し、プライベートも含めて毎日12時間パソコンをつけっぱなしにしたときの、1ヵ月の電気代を計算していきます。

<デスクトップパソコンの1ヵ月の電気代>
2.79円×12h×30日=1,004.4円
<ノートパソコンの1ヵ月の電気代>
1.40円×12h×30日=504円

ケース3:1週間に10時間使用

自宅でそれほどパソコンを使わないケースを想定した電気代の計算も行います。このケースでは、パソコンは使用時以外は電源をオフにすることを前提にしています。

<デスクトップパソコンの1週間の電気代>
2.79円×10h×4.3週=119.97円
<ノートパソコンの1週間の電気代>
1.40円×10h×4.3週=60.2円
※1ヵ月あたりの週数を4.3として計算。

このケースでは、パソコンを使用する時間が短い分、電気代も安くなります。この程度の金額であれば、パソコンの電気代が家計に与える負担も少ないといえるでしょう。

なお、上記の3つのケースで特に注意したいのが、ケース1・2に該当する「オフィス勤務からテレワークに移行」した会社員です。
人によってはオフィス勤務時より毎月の電気代が約1,000円、年間で1万円以上増えている可能性もあります。その場合はまず、電気代や電気の契約などを見直し、毎月の電気代を下げることを検討したほうがよいといえます。

HTBエナジーってどんな新電力?

パソコンの電気代が高くなるタイミング

パソコンにかかる電気代は常に一定ではなく、使い方によって変動します。ここでは、パソコンの電気代が高くなるタイミングの例を見ていきましょう。

OSを起動したり、シャットダウンしたりするとき

パソコンの電源を入れると、OSが起動してパソコンを使用可能な状態にするために必要な複数のアプリが立ち上がります。その際、さまざまな動作を同時並行で進めることになるため、消費電力は大きくなりがちです。
また、パソコンをシャットダウンする際にも、多くのアプリを停止させる動作を同時並行で進めることから、消費電力が大きくなります。

動画編集や写真の加工を行うとき

動画編集や写真の加工を行う際には、複雑な描画処理を並行して進めることになります。そのため、グラフィック処理を担うGPU(画像処理半導体)に高い負荷がかかりやすく、消費電力が大きくなりがちです。動画や写真の解像度が高いほど処理は複雑になるため、電気代もより高くなります。

アプリを複数使用しているとき

アプリを複数同時に立ち上げていると、それぞれのアプリで処理を行う必要があり、パソコンのCPU(中央演算処理装置)に負荷がかかります。そのため、同時に立ち上げているアプリの数が多いほど電気代も高くなりがちです。

動画視聴やゲームをするとき

動画再生やゲームプレイ時には、高精細な映像を処理するため、GPUの使用率が高くなります。すると、GPUの温度が上昇し、発熱量も大きくなります。動画再生やゲームプレイ時にはパソコンに内蔵されているファンが高速で回転するケースも少なくないでしょう。その分、電気代はより多くかかりやすくなります。

パソコンの電気代の節約術

パソコンにかかる電気代をできるだけ節約するには、どのような対策を講じればよいのでしょうか。効果的な節約術を紹介します。

省電力モードを上手に活用する

使用しているパソコンによっては、「省電力モード」が搭載されています。省電力モードに設定すると、必要最小限の機能のみ活用するようになったり、ディスプレイの輝度が自動的に下がったりするため、消費電力を効果的に抑えられるでしょう。

ディスプレイの輝度を下げる

ディスプレイの輝度を下げ、画面が見づらくならない程度に明るさを抑えると、消費電力が小さくなります。まぶしすぎるディスプレイの光は目にも負担をかけるため、ディスプレイは必要以上に明るい設定にはしないほうがいいでしょう。

スリープ機能を活用する

短時間でパソコンの使用を再開する際には、シャットダウンではなくスリープ機能を活用しましょう。パソコンは起動時とシャットダウン時に大きな電力を消費するため、スリープ機能も適宜活用すると消費電力を抑えられます。

ゲーミングPCの電気代

パソコンでゲームをプレイする方は、ゲーミングPCを使用しているケースも多いと思われます。 ゲーミングPCとは、ゲームを快適にプレイできるよう設計されている高性能パソコンのこと。ゲームの高精細なグラフィックや俊敏な動きを表現できるよう、一般的なパソコンよりも高性能なCPUやGPUをはじめ、それらに対応した冷却システムなどを搭載しています。

ゲーミングPCは一般的なパソコンよりも消費電力が大きいといわれていますが、実際には電気代にどのくらい差が生じるのか、確認していきましょう。

ゲーミングPCの消費電力

ゲーミングPCの消費電力は、スペックによって異なります。ここでは、「ローエンド~ミドルクラス」「ハイスペッククラス」「ハイエンドクラス」の3タイプに分けた場合の消費電力を例に見ていきます。

■スペック別・ゲーミングPCの消費電力
スペック 消費電力 同程度の消費電力の家電製品例
ローエンド~ミドルクラス 500~600W 温水洗浄便座(貯湯式・使用時)
ハイスペッククラス 760~850W 電気ヒーター、電気カーペット
ハイエンドクラス 1,000W以上 ドライヤー、オーブントースター

ハイエンドクラスのゲーミングPCになると、常にドライヤーやオーブントースターを使い続けているのと同等の電力を消費していることがわかります。ゲーミングPCの消費電力は、相対的に高いといっていいでしょう。

※出典:東京都環境局「2022 家庭の省エネハンドブック

ゲーミングPCの消費電力が高くなる理由

ゲーミングPCの消費電力を押し上げている主な要因はGPUです。ビジネス用途のパソコンの場合、GPUが別途搭載されておらず、CPUがその役割を兼ねているケースも珍しくありません。
一方、高性能なゲーミングPCになると、GPUだけでも450Wもの電力を消費するモデルもあります。つまり、グラフィック性能が高いゲーミングPCほど消費電力が大きく、電気代も高い傾向があるのです。

ゲーミングPCにかかる電気代

ゲーミングPCには実際どのくらいの電気代がかかっているのでしょうか。ここでは、最大消費電力の電力で稼働している状況を想定して、ミドルクラスとハイスペッククラス、ハイエンドのゲーミングPCにかかる電気代を見ていきます。
なお、ゲーミングPCは常にフル稼働しているわけではなく、大量の複雑な処理が必要なときにピーク性能が発揮されると考えられます。下記の電気代はあくまで最大値と捉えてください。

■スペック別のゲーミングPCの電気代
スペック 最大消費電力 1時間 6時間 1ヵ月間
(毎日6時間を30日間)
1年間
(毎日6時間)
ミドルクラス 500~600W 15.5~18.6円 93~111.6円 2,790~3,348円 3万3,945~4万734円
ハイスペッククラス 750~850W 23.25~26.35円 139.5~158.1円 4,185~4,743円 5万917.5~5万7,706.5円
ハイエンドクラス 1,000W以上 31円以上 186円以上 5,580円以上 6万7,890円以上

パソコンの電気代にまつわる疑問をQ&Aで解消!

パソコンの電気代にまつわる疑問をQ&Aで解消!

パソコンの電気について、よくある質問をQ&Aにまとめました。疑問点や不明点を解消した上で、電気代の節約を検討しましょう。

Q. スリープモードにしておくと電気代の節約になる?

パソコンのスリープモードは、電気代を節約できる機能です。消費電力90Wのデスクトップパソコン(※1)を1時間使用すると、「90W÷1,000×1h×31円/kWh=2.79円」となります。一方、スリープ時は消費電力が約3.4Wとなるため、「3.4W÷1,000×1h×31円/kWh=約0.11円」と使用時電力消費量より2.68円安くなります。
消費電力45Wのノートパソコン(※2)の場合、1時間使用すると「45W÷1,000×1h×31円/kWh=約1.40円」です。一方、スリープ時は消費電力が0.3Wとなるため、「0.3W÷1,000×1h×31円/kWh=約0.01円」でほぼお金がかかりません。ノートパソコンのスリープ機能の節約効果は高いといえるでしょう。
なお、シャットダウンはかえって電気代が高くなる場合もあるので注意が必要です。パソコンは起動時とシャットダウン時に最も多くの電力を消費します。短時間のあいだに頻繁に電源のオンオフを繰り返すと、その分だけ消費電力量が上がって電気代も高くなります。

※1 NEC「A2377/BAシリーズ」の消費電力をもとに電気代を算出
※2 NEC「N1565/AAシリーズ」の消費電力をもとに電気代を算出

Q. デスクトップパソコンとノートパソコンで電気代は異なる?

機種によって異なりますが、スリープ時の1時間あたりの電気代は、ノートパソコンがデスクトップパソコンよりも約0.1円安くなる程度です。しかし、使用時の1時間あたりの電気代は、デスクトップパソコンが2.79円であるのに対して、ノートパソコンは約1.40円であり、その差額は倍近くの約1.39円です。使用時を比較すれば、デスクトップパソコンとノートパソコンの電気代は異なるといえるでしょう。

【まとめ】パソコンの電気代を節約するなら、HTBエナジーのご検討も

同じパソコンを使っていても、使用状況などによっては以前より電気代が増える場合があります。特にテレワークをしている方は、電気代が高くなったと実感しているのではないでしょうか。パソコンの電気代についても適切な情報を押さえ、電気代の無駄を省くことが大切です。

電気代を無理なく効果的に節約するには、電力会社を切り替えるのもおすすめの方法です。2016年4月より電力の小売が自由化され、契約する電力会社を消費者が自由に選べるようになりました。電力会社を切り替えても送られてくる電気の質や安全性、災害発生時の復旧の早さなどは従来と変わらないため、現在よりもお得なプランがあるようなら、電力会社の切り替えを検討することをおすすめします。

HTBエナジーでは、毎日2時間電気代が無料になるプランや、電気とガスをセットで申し込むとセット割引が適用されるプランなど、ライフスタイルに合わせて選べる多彩なプランをご用意しています。
公式サイトでは5つの質問に答えるだけで電気代がどのくらい安くなるのかを試算できる「電気料金シミュレーション」もご利用可能です。快適なパソコンの利用を続けつつ、電気代を効果的に節約したい方は、ぜひHTBエナジーへの切り替えをご検討ください。

\新電力への切り替えなら
「HTBエナジーでんき」に/

電気プランの詳細はこちら
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

HTBエナジーでんきにかんたんお申し込みで

新生活をおトクにしよう!

ライフスタイルにあわせておトクなプランをご提案。
電気をあまり使わない方もたくさん使う方も、
それぞれに合った割引率でご提案。
全国、どなたにもおトクな電気料金プランを
取り揃えております。