電力会社を乗り換える方法は?おすすめのタイミングについても解説!

今回は、電力会社を乗り換える際に役立つプランの比較や、プランを選ぶ際のチェックポイントを紹介します。電力会社の乗換方法や適切なタイミング、これから電気代がどれだけ高騰するかについても併せて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
毎月の電気代が高いと感じても、電力会社を乗り換えるべきか迷う人は多いものです。実際に、手続きや解約の不安、違約金の心配もあるでしょう。この記事では、おすすめのタイミングやメリット・デメリット、乗り換え方法を解説します。オール電化やマンションでの注意点、よくある疑問も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
電力会社の乗り換えにおすすめの4つのタイミング
電力会社を変えるなら、どのタイミングが良いのか気になる人も多いのではないでしょうか。ここでは、生活の変化に合わせて検討すべき4つのおすすめのタイミングを紹介します。
電気代の負担を感じているとき
毎月の電気代が高いと感じている方や、できるだけ電気代を抑えたいと考えている方は、契約する電力会社の見直しが節約につながる可能性はあります。2021年9月以降、ウクライナ情勢の影響による石炭や天然ガスの輸入価格高騰などの影響により、大手電力会社を筆頭に電気代の値上がりが相次いでいます。しだがって、電気代の値上がりを感じることは自然なことです。
これまで契約していた電力会社よりも基本料金や電力量料金がお得なプランを選べば、高い確率で月々の電気代を抑えられるでしょう。
ライフスタイルが変化したとき
ライフスタイルが変化したことに伴って、電気の使い方が変わる場合はあります。たとえば、下記に挙げるようなパターンが想定できるでしょう。
- <ライフスタイルの変化例>
- ・勤務先で異動したことにより、残業が減って在宅時間が増えた
- ・リモートワークが導入され、日中も自宅で仕事をするようになった
- ・子供が成長するにつれて、それぞれの部屋で電気を使う時間が長くなった
- ・電気とガスの併用からオール電化に切り替えた
電気代は、電気を多く使う時間帯が割安になる料金プランを選ぶと、節約効果が期待できます。夜間の電気使用量が増えたようであれば、夜間の電気代を抑えたプランを選んだほうが節約につながるでしょう。ライフスタイルが変化した時期は、電力会社の乗り換えを検討するタイミングに適しています。
家族構成が変わったとき
子供の誕生や独立、親との同居など、家族構成の変化も電気の使い方に大きな影響を与えることがあります。総務省統計局が公表している2024年の「家計調査」によれば、2人世帯の電気代月平均額は1万878円であるのに対して、3人世帯では1万2,651円です。月平均1,773円、年間で平均2万1,276円の差が開くことから、家族構成は1人変わるだけでも電気代に少なからず影響を及ぼしていることがわかります。
また、子供が生まれたばかりの頃は、在宅時間が長くなったり、家族の介護が必要になったことで、昼夜を問わず照明や冷暖房を稼働させたりすることも想定されます。同居する家族構成に変化があったら、契約する電力会社の見直しを検討することをおすすめします。
※出典:総務省「家計調査家計収支編総世帯詳細結果2024年」
引越しをするとき
引越しは、電力会社の乗り換えに適したタイミングといえます。引越し時は、電力会社に住所変更手続きの連絡をすることになります。住所変更のみで従来の電力会社と契約を継続することも可能です。しかし、「乗り換え」も「住所変更手続き」も、連絡を入れるひと手間がかかることに変わりはありません。
2016年4月1日に電力小売が自由化され、消費者は居住地域を問わず契約する電力会社を自由に選べるようになりました。離島など一部地域を除き、基本的に全国どこでも消費者の判断で電力会社を選べます。引越し先のエリアを問わず新電力を契約すれば、電気代を抑えられる可能性はあるでしょう。引越しは、電力会社の乗り換えを検討する絶好の機会です。
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充実の電気料金プラン電力会社を乗り換えるメリット
電力会社を乗り換えることで、料金やサービス面でどのような利点があるのか気になる方も多いはずです。ここでは、乗り換えによって得られる主なメリットを紹介します。
電気代を節約できる可能性がある
電力会社を乗り替えるメリットの一つが、電気代を抑えられる可能性があることです。2016年の電力自由化以降、各社が家庭向けに多様な料金プランを打ち出しています。たとえば、使用量に合わせた割引や、ガスやインターネットとのセット割などがあります。電気の使い方を変えなくても、契約を工夫するだけで家計の負担を軽くできるのは大きな魅力です。
家庭のニーズに合ったプランのある電力会社を選べる
家庭の暮らし方に合わせて電力会社を選べるのも大きな利点です。各社はさまざまな料金プランを用意しており、電気の使い方に合った契約を選ぶことができます。たとえば、夜間の料金が安くなるプランや、特定の時間帯が無料になるものもあります。生活リズムに合わせて選べば、無理なく電気代を抑えられるでしょう。
セット割引や特典で電気代以外も節約できる場合がある
電力会社の中には、電気代だけでなく日常の出費を抑えられるプランを用意しているところもあります。ガスやインターネット回線、スマートフォンとまとめて契約すると割引が適用されるプランを用意している会社も少なくありません。
さらに、支払い金額に応じてポイントが貯まり、買い物やサービス利用に使える場合もあります。日常生活に直結する特典を活用することで、家計全体の節約につなげられます。
SDGsに貢献できる
電力会社を乗り換えることで、環境にやさしい選択ができるのも魅力です。なかには、再生可能エネルギーで発電した電気を使えるプランを用意している会社もあります。太陽光や風力といった自然の力を暮らしに取り入れれば、家計の節約と同時に「持続可能な社会」にも貢献できるでしょう。日常のちょっとした工夫が、未来を守る大きな一歩につながります。
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おトクなクーポンが使える!電力会社を乗り換えるデメリット
電力会社を乗り換えると節約につながることもありますが、その反面で気をつけたい点もあります。そこで、知っておくと安心できる電力会社乗り換えのデメリットをまとめました。
必ずしも電気代が安くなるとは限らない
電力会社を乗り替えたとしても、プランや電気の使い方によっては電気代が安くならない場合があります。ライフスタイルに合わないプランを選んだり、電力量料金単価が現在よりも割高なプランを選んだりすると、かえって電気代が高くなるため注意が必要です。
自分で電力会社を比較する手間がかかる
電力会社を選ぶときは、自分で比較する手間が発生してしまいます。各社が用意している料金プランは内容がさまざまで、基本料金の有無や使用量に応じた割引なども異なります。そのため、情報を集めて検討する時間が必要です。ただし、料金シミュレーションを公開している電力会社もあるため、それを利用すれば比較もスムーズに進められます。
解約時に違約金が発生する場合がある
電力会社や契約プランによっては、最低契約期間が定められていて、契約の解約時に解約金が発生するケースがあります。現在契約している電力会社や契約プランの解約金の有無や、解約金の具体的な金額・発生する条件についてよく確認しておくことが大切です。
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充実の電気料金プラン【4ステップで解説】電力会社の乗り換え方法
続いては、実際に電力会社を乗り換える際の進め方を4ステップで解説します。準備しておくべきことを把握し、電力会社の乗り換えをスムーズに行いましょう。
【ステップ1】検針票をチェックする
まずは、現在の契約状況を確認するために検針票を手元に用意しましょう。下記の項目をチェックし、現状の契約内容を把握してください。
- <チェックすべき項目>
- ・契約アンペア数(A)
- ・電気使用量(kWh)
- ・基本料金
【ステップ2】乗換先の電力会社を選ぶ
次に、乗換先の電力会社を選びます。プランを選ぶ際には、基本料金と電気量料金単価をしっかり確認します。一般的に、電気使用量が多い家庭では、電気量料金単価の安さを重視したほうがお得になる傾向があります。また、月々の電気使用量が多く、契約アンペア数が大きい家庭の場合は、基本料金が0円で電気を使った分だけ一律で支払うプランのほうが節約につながるケースがあるでしょう。
【ステップ3】料金シミュレーションをする
多くの電力会社は、電気料金を試算できる料金シミュレーションをWEB上で提供しています。現在の契約アンペア数や電気使用量を入力し、乗り換え前後でどのくらい電気代が安くなるか確認しましょう。
【ステップ4】乗換先を決めて申込みをする
乗換先の電力会社が決まったら、申込みを行います。申込み前に解約金や割引適用の有無については必ず確認しておきましょう。WEB上で切り替え手続きが完結する電力会社も増えているので、手続き自体は難しくありません。また、乗換前に使っていた電力会社に、契約変更の連絡は不要です。
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おトクなクーポンが使える!電力会社を比較するときに押さえておきたいチェック項目
チェック項目 | 確認内容の例 | ポイント |
---|---|---|
料金プラン | ・基本料金 ・時間帯別料金 |
ライフスタイルに合った料金体系を選ぶ |
割引・特典 | ・セット割 ・キャンペーン |
実質的な電気代の節約につながる |
契約条件 | ・最低契約期間 ・プラン変更の柔軟性 |
契約前に細かい条件を確認 |
供給の安定性 | ・停電対応 ・供給エリア |
安心して使えるかどうかが重要 |
サポート体制 | ・問い合わせ対応 ・緊急時対応 |
日々の使いやすさと安心感を確認 |
環境への配慮 | ・再エネ比率 ・CO₂排出量 |
エコ志向なら必ずチェック |
電力会社を選ぶときは、料金や割引だけでなく契約条件や供給の安定性なども見ておくことが大切です。たとえば、最低契約期間の有無や停電時の対応は、長く安心して利用できるかを判断する材料になります。
さらに、サポート体制や環境への配慮も会社によって違いがあります。複数社をまとめて比べられるサイトを使うと効率的で、実際に契約した人の口コミを参考にすれば、リアルな満足度もわかります。
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充実の電気料金プラン電力会社を乗り換える前に知っておきたいこと
電気の切り替えそのものに費用はかからない
電力会社の切り替えに、大掛かりな工事は必要ありません。電力を積算して計量する電力量計を、デジタルで計測するスマートメーターに切り替える場合がありますが、作業は短時間で終了し、基本的には工事費もかからないでしょう。
停電や災害時の対応に影響はない
電力会社を乗り換えても、停電や災害時の対応は従来どおりです。電線や電柱を保守管理しているのは小売電気事業者ではないため、停電や災害時の対応に影響はありません。
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おトクなクーポンが使える!電力会社を乗り換える際の4つの注意事項
電力会社を乗り換える際は、事前に確認しておきたい注意点がいくつかあります。ここでは、切り替えの仕組みや事前に知っておくと安心できるポイントを4つ紹介します。
すぐに切り替えられないことが多い
電力会社の切り替えは、申し込み後すぐに完了するわけではありません。実際の切り替えは検針日に行われるため、最短でも1週間ほど、長い場合は4週間程度かかります。作業自体は10分ほどで終わる簡単なものですが、手続きから利用開始までには一定の時間が必要です。そのため、乗り換えを検討する際は余裕を持って準備することが大切です。
マンションだと乗り換えできない場合がある
マンションに住んでいる場合、電力会社を自由に選べないケースがあります。その理由の一つが、「高圧一括受電契約」です。これは、管理組合がマンション全体で電力を一括購入し、各戸に分配する仕組みのことを指します。この契約が導入されている建物では、個別に電力会社を変更するのは難しいのが実情です。自分の住まいが該当するかどうかは、検針票を確認すれば判断できます。
支払い方法が限定されている場合がある
電力会社を乗り換えるときは、支払い方法を事前に確認しておきましょう。電力会社によってはクレジットカード払いのみを採用している場合があり、口座振替やコンビニ払いが利用できないケースもあります。自分の生活スタイルに合わないと不便になりやすいため、契約前にどの方法に対応しているかをしっかり確認しておくことが大切です。
電力会社が倒産・撤退するリスクがある
電力会社を選ぶ際には、倒産や撤退のリスクがある点も理解しておく必要があります。近年はエネルギー価格の高騰で経営が厳しくなる会社もあり、事業継続が難しくなる場合があります。ただし契約先が倒産しても、地域の大手電力会社が一時的に供給を担う仕組みがあるため、すぐに電気が止まる心配はありません。
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充実の電気料金プラン電力会社乗り換えに関する疑問のQ&A
電力会社の乗り換えに関して、よくある質問をQ&Aにまとめました。電力会社の乗り換えを検討する際にお役立てください。
Q. 電力会社を乗り換える際に起こりうるトラブルはある?
電力会社の乗り換えでは、解約時の違約金や申し込み内容の不備による切り替え遅延といったトラブルが起こる場合があります。ただし、供給自体が止まることはなく、事前に契約条件を確認しておけば大きな問題は避けられます。
Q. 電力会社を乗り換える際に解約の手続きが必要?
電力会社を乗り換える際に、基本的に自分で解約の手続きを行う必要はありません。新しい電力会社に申し込むと、その会社が現在の契約先への解約連絡を代行してくれます。そのため利用者が個別に解約を進めることは基本的に不要です。
Q. 電力会社を乗り換える際に必要なものはある?
電力会社を乗り換える際には、契約情報を確認できる検針票や請求書が必要です。「供給地点特定番号」や「お客さま番号」が記載されているため、手続きに欠かせません。加えて、支払い方法に応じてクレジットカード情報や銀行口座番号も準備しておくと、申し込みがスムーズに進みます。
Q. オール電化でも電気会社の乗り換えは可能?
オール電化の家庭でも、電力会社の乗り換えは可能です。ただし、専用の料金プランを提供している会社を選ぶ必要があります。従来の電気料金と比べて条件が異なる場合もあるため、事前にプラン内容を確認しておきましょう。
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おトクなクーポンが使える!電力会社を乗り換える際は「HTBエナジーでんき」のご検討を
電力会社を乗り換えることで、家計を節約できたりライフスタイルに合った適正価格のプランを選べたりできるのは大きな魅力です。自分に合った電気料金プランを見つけて、電気をお得に利用しましょう。
「HTBエナジー」では、電気とガスのセットプランなら、年間1,224円の割引が適用されます。そのほかにも、毎日電気料金が2時間無料になるプランや、ライフスタイルに合わせて自由に選べるプランを豊富に用意しています。HTBエナジーのおトクなプランをぜひチェックしてみてください。
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