ホットカーペットの電気代は高い?エアコン・こたつと比較して解説
ところで、ホットカーペットにはどのくらいの電気代がかかるのか、気になったことはありませんか?今回は、ホットカーペットの電気代や、ほかの暖房器具との電気代比較を検証します。また、ホットカーペットのメリットやデメリット、電気代を節約する賢い使い方なども詳しく解説します。
目次
ホットカーペットの電気代を検証
初めに、ホットカーペットの電気代を確認しておきましょう。サイズごとの電気代の違いや、1日・1ヵ月使ったときの電気代を検証します。
サイズごとの料金を比較する
ホットカーペットにはさまざまなサイズがあります。本来であれば、部屋の広さや暖めたい範囲に応じてサイズを選ぶケースが大半となりますが、サイズによって電気代が異なる点には注意が必要です。
具体的に1時間あたりにかかる電気代は、下記のとおりサイズによって差があります。
サイズ | 設定温度 | |
---|---|---|
中 | 強 | |
1畳タイプ | 約2.6円 | 約3.6円 |
1.5畳タイプ | 約3.3円 | 約6円 |
2畳タイプ | 約5.8円 | 約8.7円 |
3畳タイプ | 約6.6円 | 約11.4円 |
出典:アイリスオーヤマ ホットカーペット ベーシック商品仕様
ホットカーペットを1日・1ヵ月使ったときの電気代は?
下記は、ホットカーペットを1日・1ヵ月使った場合の電気代を計算した結果(※)です。1日あたりは20.8〜91.2円、1ヵ月あたりは624〜2,736円の電気代がかかることがわかります。
サイズ | 使用期間 | |
---|---|---|
1日 (8時間) |
1ヵ月 (30日間) |
|
1畳タイプ | 約20.8〜 28.8円 |
約624〜 864円 |
1.5畳タイプ | 約26.4〜 48円 |
約792〜 1,440円 |
2畳タイプ | 約46.4〜 69.6円 |
約1,392〜 2,088円 |
3畳タイプ | 約52.8〜 91.2円 |
約1,584〜 2,736円 |
※「アイリスオーヤマ ホットカーペット ベーシック商品仕様」の1時間あたりの電気代をもとに算出
ホットカーペットの電気代と、ほかの暖房器具の電気代を比較
ここからは、ホットカーペットの電気代は高いのか安いのか、ほかの暖房器具と比べて検証してみましょう。電気代27円/kWh(※)を目安として、こたつ、エアコン、電気ストーブ、セラミックファンヒーターと電気代を比較します。
※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している電力料金の目安単価。
暖房 器具 |
使用期間 | ||
---|---|---|---|
1時間 | 1日 (8時間) |
1ヵ月 (30日間) |
|
こたつ (※1) |
約2.2〜 4.3円 |
約17.6〜 34.4円 |
約528〜 1,032円 |
エアコン (※2) |
約12.6円 | 約100.8円 | 約3,024円 |
電気 ストーブ (※3) |
約13.5〜 27円 |
約108〜 216円 |
約3,240〜 6,480円 |
セラミックファンヒーター (※4) |
約15〜 32円 |
約120〜 256円 |
約3,600〜 7,680円 |
※1 山善 EYC-8060の場合
※2 三菱 MSZ-ZW2221の場合
※3 日立 HLH-SS1070の場合
※4 シャープ HX-LS1の場合
ホットカーペットとこたつはどちらも電気代が安いのに対して、ほかの暖房器具はいずれもホットカーペットより電気代が高いことがわかります。
ホットカーペットは電気代を節約しつつ、手軽に暖をとれる暖房器具といえるでしょう。
ホットカーペットのメリット
ホットカーペットは、ほかの暖房器具と比べて電気代の節約につながることがわかりました。続いては、ホットカーペットを活用するメリットを詳しく見ていきましょう。
暖める広さに合わせてサイズを選べる
ホットカーペットはサイズによって暖める広さを選べます。デスクの上など狭い場所のみ暖めたいのか、リビングなど広い場所を暖めたいのか、敷く範囲に合わせて暖をとれることは、ホットカーペットのメリットといえます。
カーペットとしても利用できる
ホットカーペットは、電源を入れていなければ通常のカーペットとして使用できます。暖房として使用していないときにも場所を取ることがなく、日常的に活用できる点はメリットといえるでしょう。
手入れが簡単
ホットカーペットは、掃除機や粘着式のカーペットクリーナーなどで手軽に掃除ができます。ダニ対策モード付きの製品を選べば、スイッチを切り替えるだけでダニ対策も可能です。手入れが簡単な点は、ホットカーペットのメリットといえます。
ホットカーペットのデメリット
便利な面が多いホットカーペットですが、デメリットとなりかねない部分もあります。特に、下記の3点については、ホットカーペットを使用する際に知っておいたほうがいいでしょう。
室内全体を暖められない
ホットカーペットが暖められるのは、カーペットと接している部分に限られます。室内全体を暖めることはできないため、単独で使用する場合は部屋全体が寒いままの状態になりがちです。
暖房効果に対して電気代がやや割高
ホットカーペットは部分的に暖をとるための暖房器具のため、暖房効果に対しては電気代がやや割高といえるでしょう。エアコンなどほかの暖房器具はホットカーペットよりも電気代がかかるものの、部屋全体を暖められるため暖房の費用対効果は高いといえます。
使い方によっては低温やけどのおそれがある
ホットカーペットの設定温度を高くしたまま長時間使用していると、気づかないうちに低温やけどを負ってしまうおそれがあります。設定温度を上げすぎない、体の同じ部分が長時間あたり続ける状態にしないといった点に気をつけなければなりません。
ホットカーペットの電気代を節約する賢い方法
ホットカーペットを使用する際、電気代をできるだけ節約するにはどうすれば良いのでしょうか。電気代節約に役立つ7つの方法をご紹介します。
毛布を併用する
ホットカーペットが発する熱を有効活用するには、毛布をかけて熱を逃がさないようにする方法が有効です。毛布とホットカーペットのあいだに空気の層ができるため、設定温度を高くしなくても暖かく感じるでしょう。
断熱マットを敷く
ホットカーペットの下に断熱マットを敷くと、床の冷気を遮断することができます。ホットカーペットの発熱をより効果的に活用することができ、暖房効果を高める効果が期待できるのです。
設定温度は低く設定する
ホットカーペットの設定温度を低めにすると、電気代の節約につながります。気温が低い日には設定温度を上げたくなりますが、ホットカーペットが一度暖まれば設定温度は「中」程度でも十分暖かく感じるでしょう。前述したように、毛布や断熱マットを併用して、ホットカーペットの熱を有効活用することが大切です。
必要な範囲にだけ使う
ホットカーペットには、部分的に暖める機能がついている物も多いため、必要な範囲だけ使用するようにしましょう。人が座ることのない範囲まで暖めていると、電気を無駄に消費する原因となります。使用するのが1人だけなら3分の1だけ、家族がそろっている時間帯には全面を暖めるなど、運転モードをこまめに切り替えるのがポイントです。
省エネ機能がついている製品を選ぶ
ホットカーペットによっては、省エネ機能がついている製品があります。室温に応じて温度を調整してくれる機能やタイマー機能を活用すれば、電気代の節約につながるでしょう。ホットカーペットは消し忘れが発生しやすい暖房器具のため、特にオフタイマー機能は活用することをおすすめします。
窓の断熱対策をする
室内全体を冷えにくくする工夫も大切です。窓に断熱シートを貼ったり、厚手のカーテンを使用したりすると、屋外の冷気は部屋に入り込みにくくなります。冷気の侵入を防ぐことで、ホットカーペットで暖まった体が再び冷えるのを防げるのです。
電力会社を切り替える
電気代を無理なく節約するには、契約する電力会社を切り替えるのも有効な方法です。新電力の料金プランには、従来の大手電力会社よりも電気料金単価が安いものが数多くあります。また、ライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、効果的に電気代を節約できる場合もあるのです。
ホットカーペットの電気代にまつわる疑問をQ&Aで解消!
ホットカーペットの電気代について、よくある質問をQ&Aにまとめました。ホットカーペットを活用するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
Q. ホットカーペットを1日・1ヵ月使ったときの電気代は?
ホットカーペットの電気代は1日(8時間)あたり20.8〜91.2円、1ヵ月あたり624〜2,736円程度です。サイズや設定温度によって電気代に差が生じるため、必要以上に大きいサイズを選んだり設定温度を上げすぎたりしないように注意しましょう。
Q. ホットカーペットのメリットとデメリットは?
暖める必要のある範囲に限って使用できる点や、通常のカーペットとしても使用できる点はホットカーペットのメリットといえます。また、掃除機や粘着カーペットクリーナーで、手軽にお手入れができるのも良い点です。
一方で、限られた範囲しか暖められないことや、暖房効果に対して電気代が割高ともいえる点はデメリットでしょう。長時間使用すると低温やけどのおそれもあるため、注意を要することもホットカーペットの弱点といえます。
【まとめ】ホットカーペットの賢い使い方と電気料金プランの見直しで、電気代は節約できる
手軽に暖をとることができ、ほかの暖房器具よりも電気代が安いホットカーペット。ほかの暖房器具と上手に併用して、寒い季節を乗り切りましょう。
電気代を効果的に節約したい方は、新電力のひとつである「HTBエナジーでんき」への切り替えをおすすめします。大手電力会社よりも電気料金単価が割安なプランや、時間帯によって電気代が安くなるプランなど、ライフスタイルに合わせて選べる豊富なプランを用意しています。
公式サイトには、契約を切り替えるとどのくらい電気代が安くなるか確認できる料金シミュレーションもご用意していますので、ぜひ実際に電気代を試算して確認してみてください。
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