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600Wのパネルヒーターの電気代は?24時間ごとの消費電力や節約法も紹介

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600Wのパネルヒーターの電気代は?24時間ごとの消費電力や節約法も紹介
必要な場所に設置でき、手軽に暖をとることができるパネルヒーターですが、使用時の電気代が気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、パネルヒーターの電気代の相場やメリットのほか、節約方法について解説します。600Wのほかの暖房器具の平均的な電気代や、それぞれの電気代との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

600Wの電化製品の平均的な電気代

電化製品の使用時にかかる電気代は、消費電力によって決まります。消費電力が同じ600Wの電化製品を同じ時間使用した場合の電気代が、電化製品ごとに大きく変わることはありません。電気代に差が開くとすれば、電化製品の使い方や使用時間に原因があると考えられます。
まずは、600Wの電化製品を、1時間・1日・1ヵ月使用した場合の電気代を整理していきましょう。

1時間使用する場合

消費電力から電気代を計算する際には、下記の計算式を用います。

<消費電力から求める電気代の計算式>
電気代(円)=消費電力(W)÷1,000×料金単価(円/kWh)×使用時間(h)
なお、電気代は31円/kWh(※)を目安として計算します。

※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が提示している電力料金の目安単価。

平均料金単価を31円/kWhとすると、600Wの電化製品を1時間使用した際の電気代は下記のように算出できます。

600W÷1,000×31円/kWh×1h=18.6円

600Wの電化製品を1時間連続で使用した場合の電気代は、18.6円です。

1日使用する場合

1日あたりの電気代は、使用する時間の長さによって異なります。電化製品の用途によって1回あたりの使用時間が異なることが、電気代に差が開く主な原因といえるでしょう。

<600W電化製品の使用時間あたりの電気代>
・1日2時間使用する場合:18.6×2=37.2円
・1日8時間使用する場合:18.6×8=148.8円
・1日12時間使用する場合:18.6×12=223.2円
・1日24時間使用する場合:18.6×24=446.4円

1ヵ月使用する場合

1ヵ月を30日間として計算すると、1日あたりの使用時間によって電気代は下記のように変動します。

<600W電化製品の1ヵ月の電気代>
・1日2時間使用する場合:1,116円
・1日8時間使用する場合:4,464円
・1日12時間使用する場合:6,696円
・1日24時間使用する場合:1万3,392円

電化製品は使用時間が長くなるにつれて、電気代がかさんでいくイメージが具体的につかめたのではないでしょうか。電気代は電化製品の種類によって決まる一面はありますが、電化製品の用途に応じた使用時間の長さが原因で高くなるケースのほうが多いのです。

パネルヒーターにはどんなタイプがある?

パネルヒーターは、大きく2つのタイプに分けることができます。8畳程度の範囲を暖められるタイプと、局所的に狭い範囲を暖められるタイプです。
8畳程度の部屋で使えるタイプは、リビングや寝室など広い部屋全体を暖めるのに適しています。一方、狭い範囲を暖めるタイプは、トイレや脱衣所などの狭い空間での使用が想定されています。

タイプ別・パネルヒーターの電気代

前述にあるようにパネルヒーターは、大きく2つのタイプに分けられます。パネルヒーターのタイプによって電気代はどのように異なるのか、確認しておきましょう。

8畳程度の部屋で使えるパネルヒーターの電気代

8畳程度の部屋で使えるパネルヒーターの場合、消費電力は「弱」で400~6,00W、「強」で1,000~1,200Wの製品が多く見られます。それらの消費電力をもとに使用時間ごとの電気代を計算した結果は下記のとおりです。

■8畳程度の部屋で使えるパネルヒーターの使用時間ごとの電気代
  1時間あたり 1日あたり
(8時間使用)
1ヵ月あたり
(30日間使用)
強 1000W(※1)
〜1200W(※2)
31〜37.2円 248〜
297.6円
7,440〜
8,8928円
弱 400W(※1)
〜600W(※2)
12.4〜18.6円 99.2〜
148.8円
2,976〜
4,464円

※1 「イーバランス RM-59A」の場合
※2 「デロンギ HMP1200J-WH」の場合

脱衣所などでの利用に適した小型パネルヒーターの電気代

小型パネルヒーターには、消費電力160〜320Wの製品が多く見られます。消費電力をもとに電気代31円/kWhを目安として計算した結果は下記のとおりです。

■小型パネルヒーターの使用時間ごとの電気代
  1時間あたり 1日あたり
(8時間使用)
1ヵ月あたり
(30日間使用)
320W(※1) 9.9円 79.4円 2,380.8円
160W(※2) 5円 39.7円 1,190.4円

※1 「SK JAPAN SKJ-KT33P」の場合
※2 「YAMAZEN DP-SB165」の場合

パネルヒーターのメリット

パネルヒーターとほかの暖房器具を比べると、パネルヒーターならではのメリットがあります。ここからは、パネルヒーターの主なメリットを6つご紹介します。

パネルヒーターのメリット

火事のリスクが低い

パネルヒーターは、パネル内に埋め込まれた電熱線を発熱させることで部屋の空気を暖めています。炎を使うことがなく、万が一本体を倒してしまった場合も安全装置が作動して電源がオフになることがほとんどのため、火事のリスクが低い暖房器具といえるのです。

やけどしにくい

パネルヒーターの表面温度は、約40〜44℃です。熱めの浴槽程度の温度のため、もし使用中に本体にふれてしまったとしても、深刻なやけどを負うリスクは低いでしょう。もちろん、長時間ふれ続けていると低温やけどのおそれがあるため注意が必要ですが、軽くふれた程度であればやけどの心配はほとんどありません。

空気を汚さない

パネルヒーターは風を吹き出すことのない暖房器具のため、部屋のほこりが舞い上がることはありません。部屋の空気を汚さないので、密閉空間となるトイレなどでも安心して使用できます。

空気が乾燥しにくい

風を吹き出さないことは、空気を乾燥させにくいという点でもメリットといえます。エアコンや石油ファンヒーターは、熱風を吹き出すため室内の湿度が下がりやすく、加湿器の併用が欠かせないこともあるでしょう。しかし、空気が乾燥しにくいパネルヒーターを使用すれば、湿度を下げないため、喉や鼻の粘膜を傷めにくく、風邪の予防にも役立ちます。

作動音が静か

パネルヒーターにはモーターなどの激しく動く部品がないため、作動音が比較的に静かで雑音が気にならない点もメリットです。就寝時に使用しても作動音が気にならず、ぐっすりと眠ることができるでしょう。

移動しやすい

パネルヒーターは8畳用など比較的大型のタイプでも重量は5〜6kg、重い物でも8kg程度です。手軽に移動できる重さと大きさのため、必要に応じて設置場所や設置する部屋を変えることができます。エアコンなどの設置場所を変更できない暖房器具と比べると、使い方の自由度が高いのはメリットです。

パネルヒーターの電気代と600Wの電化製品との比較

続いては、パネルヒーターの電気代と、ほかの暖房器具の電気代の差について見ていきましょう。電気代の目安を把握する際に、ぜひお役立てください。

こたつの電気代と比較

1~2人用のこたつの場合、消費電力は600W程度です。1時間あたりの電気代は18.6円、1日(8時間)使用すると148.8円、30日間で4,464円の電気代がかかる計算になります。8畳用のパネルヒーターを「弱」で使用したときとほぼ同じ電気代と考えください。

電気ストーブの電気代と比較

電気ストーブは、サイズや暖房能力によって消費電力400~1,200W程度のものが多く見られます。電気ストーブは書斎や脱衣所など、限られたスペースで使用することが想定されるため、稼働時間を1日2時間程度としましょう。400Wで使用する場合、1日の電気代は24.8円、30日間で744円の電気代がかかることになります。1,200Wで使用した場合は、1日の電気代は74.4円、30日間で2,232円の電気代です。
パネルヒーターと用途は似ていますが、電気代は高くなります。

エアコンの電気代と比較

8畳程度の部屋で使用するエアコンの場合、消費電力は600W前後です。消費電力600Wで計算すると、電気代は1時間あたり18.6円、1日(8時間)で148.8円、1ヵ月で4,464円と算出できます。8畳用のパネルヒーターを「弱」で使用した場合のほうが、エアコンの電気代よりは安いことがわかります。

電子レンジの電気代と比較

電子レンジを600Wのモードで使用した場合、実際の消費電力は約2倍の1,200W程度となります。1回に使用する時間が短いケースが多いとはいえ、ほかの電化製品と比べて消費電力大きい点に注意してください。1日5分間使用すると電気代は3.1円、30日間の電気代は93円となります。1ヵ月あたりで見た場合、パネルヒーターほど電気代がかからない電化製品といえるでしょう。

布団乾燥機の電気代と比較

小型の布団乾燥機には、消費電力600W前後のものが多く見られます。機種によってはノズルが2本ついていたり、短時間で乾燥できるモードが搭載されていたりするため、運転状況によっては600W以上の消費電力となる場合もあるでしょう。1回に15分間使用すると仮定した場合、1回あたりの電気代は4.65円です。週に1回使用すると、1ヵ月間の電気代は18.6円です。パネルヒーターよりも使用頻度が低いことが想定されるため、1ヵ月あたりの電気代もパネルヒーターほどかかりません。

ドライヤーの電気代と比較

ドライヤーは熱源と動力に電気を使うため、電化製品の中でも消費電力が大きくなる傾向があります。通常モードの消費電力が600Wの製品でも、ターボモードなどを使用すると倍の1,200W程度となるケースが少なくありません。

ここではターボモードを常に使用する場合を想定して、1,200Wで電気代を計算してみましょう。1日5分間使用すると電気代は3.1円、30日間で93円の電気代がかかりますので、電子レンジとドライヤーはほぼ同等の電気代がかかるようです。なお、パネルヒーターと比べて短時間での利用が想定されることから、1ヵ月あたりの電気代はパネルヒーターよりも抑えられるとケースがほとんどです。

パネルヒーターの電気代が高くなる主な理由

消費電力600Wのパネルヒーターの電気代が、ほかの600Wの電化製品と比べて特別高い・安いということはありません。ただし、使い方によっては電気代がかさむ原因となるため注意が必要です。
続いては、パネルヒーターの電気代が高くなる主な原因について見ていきましょう。

電源の消し忘れ

パネルヒーターの電気代が高くなる原因として、真っ先に想定できるのが電源の消し忘れです。パネルヒーターは動作音が発生しないため、電子レンジやドライヤーなどと違い、電源の消し忘れに気づきにくい傾向があります。うっかり電源をつけたまま何時間も経過した結果、電気代がかさんでしまうこともありうるのです。

パネルヒーターによっては、一定時間が経過すると自動的に電源がオフになる製品もあります。しかし、その一定時間も電気の無駄遣いとなりますので、注意しましょう。

設定温度の上げすぎ

パネルヒーターは、電気エネルギーを熱エネルギーに変換して発熱する仕組みです。設定温度を変更できる製品の場合、設定温度を上げるほど消費電力が高くなるのが一般的です。常に最高温度で使用するなど、設定温度を上げすぎると電気代がかさむ原因となります。

室内が寒いと感じる場合は、パネルヒーターの設定温度を上げるよりも、ひざ掛けなどを併用したほうが経済的に暖をとることができます。また、パネルヒーターで部屋が一度暖まれば、設定温度を低めにしても十分に暖まることはできるため、設定温度は上げ続けないように注意してください。

部屋全体が暖まらない

パネルヒーターは、限られた範囲を暖めるための暖房器具です。リビングなど広い部屋全体を暖めるのには適していないため、部屋全体を暖めたい場合はエアコンなどほかの暖房器具と併用することをおすすめします。

室内の温度がなかなか上がらないと、パネルヒーターを長時間つけたまま過ごす原因になりがちです。結果として使用時間が長くなり、電気代がかさんでしまいます。エアコンやガスファンヒーターなど、部屋全体を暖めるのに適した暖房器具を併用すれば、効率良く暖をとることができるでしょう。
パネルヒーターはあくまでも補助的な暖房器具として活用し、部屋全体を暖めることを目的とした使用は避けたほうが電気代を節約できるはずです。

パネルヒーターの電気代を節約するポイント

パネルヒーターの電気代を節約するポイント

パネルヒーターの電気代は、ほかの暖房器具と比べて決して高いわけではありませんが、使い方を工夫することでさらに電気代を抑えることも可能です。下記の節約ポイントを押さえて、パネルヒーターの電気代を効果的に節約しましょう。

タイマーを利用する

タイマー機能を活用することで、就寝時など暖房が不要な時間帯に電源を自動的にオフに切り替えることができます。電源の切り忘れ防止にもつながり、節電効果が期待できます。

設定温度を低くする

前述のとおり、パネルヒーターは「強」と「弱」で消費電力が異なります。設定温度の切り替えができる製品であれば、部屋が暖まってきたら設定温度を低くして使用しましょう。

窓際に設置する

パネルヒーターを窓際に設置すると、窓から侵入する冷気を暖めることができます。部屋全体が冷えるのを防ぐことができ、暖房効果を高めることができるのです。

パネルヒーターの電気代節約には電力会社の切り替えも有効

パネルヒーターの電気代を節約する方法として、契約する電力会社の切り替えも挙げられます。現在契約している電力会社よりも電力量単価が安いプランを選んだり、電気をよく使う時間帯に電気代が割安なプランを選んだりすることで、電気代は効果的に節約できるでしょう。
新電力と呼ばれる小売電気事業者に切り替えても供給される電気の質や停電時の対応は従来どおりですので、安心して電気を使用できます。

HTBエナジーってどんな新電力?

パネルヒーターの電気代にまつわる疑問をQ&Aで解消!

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パネルヒーターの電気代に関してよくある質問をQ&Aにまとめました。パネルヒーターの疑問点を解消すれば、より安心してパネルヒーターを活用できます。

Q. 600Wの電化製品の電気代は?

600Wの電化製品を1時間使用した場合の電気代は18.6円です。1日あたりの使用時間によって、月々にかかる電気代に差が開きます。

■600Wの電化製品の電気代
  1日あたりの電気代 1ヵ月あたりの電気代
1日2時間使用 37.2円 1,116円
1日8時間使用 148.8円 4,464円
1日12時間使用 223.2円 6,696円
1日24時間使用 446.4円 1万3,392円

消費電力600Wのパネルヒーターと電気ストーブにかかる電気代は、上記のとおりです。消費電力が同じであれば、電化製品の種類によって電気代が異なることはありません。

Q. パネルヒーターにはどんなタイプがあるの?

パネルヒーターには比較的広い範囲を暖められるタイプと、限られた範囲を暖める小型のタイプがあります。消費電力は小型タイプのほうが小さいため、電気代も抑えられるのが一般的です。
ただし、8畳程度の部屋で使える比較的大型のパネルヒーターであっても、設定温度を「弱」にして使用すれば電気代はさほど高くはなりません。

Q. パネルヒーターを使うメリットは?

パネルヒーターは電熱線を加熱してパネルを発熱させる暖房器具のため、やけどや火事のリスクが低いのがメリットです。また、風を吹き出さないことから空気が乾燥しにくく、部屋の空気を汚さないというメリットもあります。作動音が静かで持ち運びもしやすいことから、手軽に利用できる点もメリットといえるでしょう。

Q. パネルヒーターの電気代が高くなる原因は?

パネルヒーターにかかる電気代は、消費電力が同じほかの電化製品と変わりません。しかし、「電源のつけっぱなし」や「設定温度が高すぎる」「長時間の使用」など、パネルヒーターの使い方によっては電気代がかさむ原因となります。

また、パネルヒーターは、限られた範囲を暖めるのに適した暖房器具です。リビングなどで使用する場合は、エアコンやガスファンヒーターと併用したほうが効果的でしょう。

【まとめ】電気代節約には「HTBエナジーでんき」への切り替えも効果的

パネルヒーターは使用方法によって電気代を効果的に節約でき、安全に使用できる暖房器具です。小さな子供のいる家庭でも安心して使用できますので、寒い季節を快適に過ごすにはおすすめの製品といえます。

パネルヒーターにかかる電気代をより効果的に節約したい方は、ぜひ電力会社を「HTBエナジーでんき」に切り替えることも検討してみてください。契約の切り替えはWEBから行うことができ、面倒な書類のやりとりはありません。契約を切り替えても供給される電気の質や停電時の対応などは従来どおりです。
公式サイトでは、契約を切り替えることで電気代がどの程度お得になるか確認できる料金シミュレーションもご用意しています。これまでと比べて電気代がどれだけ安くなるかチェックしてみてはいかがでしょうか。

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