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プロパンガス料金はなぜ高い?節約方法など安くするための対策を解説

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プロパンガス料金はなぜ高い?節約方法など安くするための対策を解説
現在プロパンガスを使用している方は、月々のガス代が高いと感じることはありませんか?プロパンガスと都市ガスは何が違うのか、なぜプロパンガスは高いといわれるのか、疑問に感じている方もいるでしょう。
今回は、プロパンガスと都市ガスの違いやそれぞれの料金の違いのほか、プロパンガスが割高になりやすい理由について解説します。プロパンガス代を抑える具体的な方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

プロパンガスと都市ガスの違い

そもそも、プロパンガスと都市ガスにはどのような違いがあるのでしょうか。4つの観点から両者の違いを整理しましょう。

プロパンガスの原料・成分

プロパンガスと都市ガスでは、ガスの主成分に違いがあります。プロパンガスの主成分はプロパンやブタンですが、都市ガスはメタンが主成分です。

プロパンガスを使用している家庭では、ガス漏れ警報器が床の近くに設置されているはずです。プロパンやブタンはガス比重(空気を1とした場合の重さ)が1以上であり、ガス漏れが発生した際には下に溜まりやすいからです。一方、都市ガスの場合はガス比重が1よりも小さいため、ガス漏れ警報器は部屋の上部に設置されています。

プロパンガスの供給方法

プロパンガスと都市ガスでは、供給方法にも違いがあります。プロパンガスはガスボンベに注入された状態で配送され、定期的にガスボンベを交換することで各家庭に供給されています。一方、都市ガスは地下のガス管を通して供給されるため、ガスボンベを家庭に設置する必要はありません。

プロパンガスのガスボンベは屋外に設置されていますが、警報器やマイコンメーターといった安全機器で常時管理されています。よって、安全性という点ではプロパンガスと都市ガスに差はないと考えてください。

プロパンガスの対応エリア

プロパンガスは基本的に、ガスボンベを設置すれば使用可能です。地下の配管設備などを必要としないため、都市ガス供給エリアでなくてもガスを利用できます。一方、都市ガスは供給エリアが限られており、人口が多い地域にガス管が配備されているのが一般的です。

地下にガス管を配備するには、大規模な配管工事が必要となり、費用も膨大となるため、人口が一定以上の地域でなければ採算がとれません。人口が密集した都市部でよく利用されていることが、都市ガスという名称の由来でもあります。

プロパンガスの発熱量

プロパンガスと都市ガスでは発熱量にも差があります。発熱量とは、一定の単位の燃料が完全燃焼するときに発生する熱量のことです。発熱量が大きいほど、効率の良い燃料といえます。それぞれの発熱量は下記のとおりです。

<プロパンガス・都市ガスの発熱量>
・プロパンガス:24,000kcal
・都市ガス:10,750kcal

プロパンガスと都市ガスでは発熱量に2倍以上の開きがあり、プロパンガスのほうが効率良く燃焼することがわかります。
ただし、発熱量の違いはガス器具を使用する際の「火力」の差ではありません。ガス器具を使用する際、都市ガスはプロパンガスの約2倍の量を燃焼させています。調理や給湯などにガスを使用する場合、ガスの種類によって火力の違いを感じることはないでしょう。

プロパンガスの使用機器

プロパンガス用のガス機器と都市ガス用のガス機器には、互換性がありません。そのため、都市ガス用に設計されているガス機器をプロパンガスで使用する、あるいはその逆はできない点に注意してください。

ガス機器には、対応するガスの種類を記載したラベルが貼付されています。ラベルに「LPガス」「プロパンガス」「LPG」などと書かれているものはプロパンガス専用、「都市ガス」「天然ガス」「12A」「13A」などと書かれているものは都市ガス専用です。
種類の違うガス機器を使用すると事故の原因にもなりかねません。ガス機器の対応ガスの種類を必ず確認しましょう。

プロパンガスと都市ガスの料金比較

プロパンガスと都市ガスでは、料金にどの程度の差があるのか気になっている方も多いはずです。ここでは、それぞれの料金を地域別に見ていきましょう。

プロパンガスと都市ガスの料金比較

プロパンガスの地域別平均料金

プロパンガスの料金は、ガスを供給する事業者ごとに異なります。地域別の平均価格(基本料金および消費税込み価格)は次のとおりです。

■地域別のプロパンガス平均料金
(2024年1月)
地域 5㎥ 10㎥ 20㎥ 50㎥
北海道 6,682円 1万907円 1万8,837円 4万1,936円
東北 5,997円 9,957円 1万7,442円 3万8,044円
関東 5,166円 8,429円 1万4,717円 3万2,357円
中部 5,507円 8,917円 1万5,400円 3万2,941円
近畿 5,409円 8,695円 1万4,933円 3万2,201円
中国 5,829円 9,405円 1万6,124円 3万4,432円
四国 5,390円 8,686円 1万4,886円 3万2,206円
九州及び沖縄 5,546円 9,022円 1万5,409円 3万2,548円
全国 5,545円 9,025円 1万5,608円 3万3,763円

※一般社団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター「一般小売価格LP(プロパン)ガス速報(毎月調査)2024年1月31日

20㎥のガスを使用した場合、基本料金+従量料金の合計が最も高い北海道地方は1万8,837円であるのに対して、最も安い関東地方は1万4,717円となっています。基本料金+従量料金に4,000円以上の差があることから、地域によってプロパンガス代には開きがあることがわかります。

都市ガスの地域別平均料金

都市ガスの場合は、地域によってどの程度差があるのでしょうか。月平均のガス代は下記のとおりです。

■地域別の都市ガス平均料金
地域 ガス代平均
北海道地方 3,930円
東北地方 3,678円
関東地方 4,887円
北陸地方 3,864円
東海地方 5,017円
近畿地方 5,046円
中国地方 3,636円
四国地方 3,559円
九州地方 3,787円
沖縄地方 3,809円

※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 2 都市階級・地方・都道府県庁所在市別 総世帯 年次2023年」(2024年2月)

月平均のガス代が最も高い近畿地方と、最も安い四国地方では1,487円の差が見られます。プロパンガスと比較すると、地域による平均料金の差は小さいといえるでしょう。
ただし、上記は年間を通じたガス代から月平均を算出した結果です。実際には季節によってガスの使用量は変動することから、特に冬場は上記よりもガス代がかかると捉えてください。

なお、標準家庭におけるガスの使用量は1ヵ月30㎥前後といわれています。前項のプロパンガスと比較すると、30㎥前後よりも低い20㎥使用時の料金と比べても、都市ガスの料金のほうが安いことは明らかです。プロパンガスは都市ガスと比べて割高であることは平均値からも確認できることから、「プロパンガスは高い」という感覚に間違いはないことがわかります。

プロパンガスの料金制度

プロパンガスの主な料金制度には、大きく分けて「二部料金制」「三部料金制」「最低責任使用料金制」の3種類があります。それぞれの特徴をご説明しましょう。

二部料金制

二部料金制とは、基本料金+従量料金によって月々のガス代が算出される仕組みのことです。多くのプロパンガス会社が二部料金制を採用しています。

基本料金にはプロパンガスを供給するための設備維持管理費が含まれており、ガスの使用量を問わず毎月同じ料金が請求されます。従量料金とは、プロパンガスの使用量に応じて請求される料金のことです。1㎥あたりいくらと決められている従量単価に応じて算出されます。

<二部料金制のガス料金の計算方法>
ガス料金=基本料金+従量料金(従量単価×ガス使用量)

三部料金制

三部料金制とは、基本料金+設備使用料+従量料金によって月々のガス代が算出される仕組みのことです。二部料金制では基本料金に含まれている設備維持管理費を別立てにすることで、料金の内訳がより明確化されています。設備使用料に含まれるのは、主に配管工事などの工賃や設備費、集中管理システム利用料、ガス漏れ警報器の費用などです。従量料金は二部料金制と同様に、1㎥あたりの従量単価に応じて算出されます。

<三部料金制のガス料金の計算方法>
ガス料金=基本料金+設備使用料+従量料金(従量単価×ガス使用量)

最低責任使用料金制

最低責任使用料金制とは、ある一定のガス使用量(最低責任使用量)までは固定料金とし、一定量を上回った分については、使用量に応じた従量料金とする料金設定です。実際のガス使用量が最低責任使用量を下回った場合でも、最低使用料金は固定料金であるため毎月請求されます。また、最低責任使用料金を超えた分については、1㎥あたりの従量単価に応じてガス代が計算されます。

<最低責任使用料金制のガス料金の計算方法>
ガス料金=最低責任使用料金+従量料金(従量単価×最低使用量超過分のガス使用量)

プロパンガスが都市ガスよりも高い理由

プロパンガスが都市ガスよりも割高の傾向があることは前述のとおりです。それではなぜ、プロパンガスと都市ガスでは価格差が生まれるのでしょうか。プロパンガスが都市ガスよりも高い主な理由としては、下記の5点が挙げられます。

プロパンガスが都市ガスよりも高い理由

配送や設備点検にコストがかかる

プロパンガスを供給するには、ガスボンベを住宅ごとに運び、交換・設置する必要があります。一連の作業は人の手で行うため、人件費や燃料費が都度発生するのは避けられません。一度ガス管を埋設すれば、ガス漏れなどの不具合が発生しない限りガスが供給され続ける都市ガスと比べて、コストがかさみやすいのです。

また、プロパンガスの場合、ガスボンベの設備点検も定期的に行わなくてはなりません。安全にガスを供給するために欠かせない作業のため、点検に要する人件費を削減することは困難です。配送や設備点検にかかるコストが月々のガス代に含まれていることは、プロパンガスの価格が都市ガスと比べて高くなりやすい要因のひとつといえます。

供給設備費が上乗せされている場合がある

プロパンガスの供給設備にも設置費用はかかっています。ただし、設置費用を入居者が一括で支払うことはほとんどありません。大半のケースではガス会社が一時的に設備費用を立て替え、ユーザーは貸与契約を結んで月々のガス代に上乗せする形で設備費用を支払っていきます。

設備貸与契約は、ガス会社によっては「無償貸与契約」と呼んでいます。無償という名称になっているものの、費用の負担が一切発生しないという意味ではない点には注意が必要です。プロパンガスを使用している家庭は、月々のガス代に上乗せする形で供給設備費も負担していると考えて差し支えないでしょう。

供給事業者数が限られている

プロパンガスの供給事業者は、地域ごとに数社というケースが多く見られます。限られた数の事業者が地域にガスを供給しているため、価格競争が起こりにくい状況になりがちです。また、プロパンガス事業者には料金の公開が義務づけられていないことから、一般消費者が各プロパンガス会社の料金を把握するのが容易ではないという面もあります。

実際に、現在契約しているプロパンガス会社の料金一覧を見たことがないという方も多いのではないでしょうか。このように、プロパンガスの料金体系は都市ガスと比べると消費者にとってわかりにくい部分があるのは否めません。

書面による通知のみで値上げできる

ガスの原価が高騰した場合などに、ガス会社は料金の値上げに踏み切ることがあります。実は、プロパンガスを値上げする際には利用者の承諾を得る必要はなく、書面による通知のみで値上げは可能となっています。消費者にとっては「いつの間にかガス代が上がっていた」という事態にもなりかねません。
実際、現在契約しているプロパンガス会社のガス料金がいくらなのか、過去数年間に値上げをしたのかどうか、正確に把握している人は少ないのではないでしょうか。

プロパンガス会社から値上げの通知が届いた場合、戸建てであれば個別に交渉したり、契約先のガス会社を変更したりといった対応が可能です。一方、賃貸住宅の場合は一括契約になっているため、入居者ごとに料金を交渉したり値上げを拒否したりすることは難しいといえます。プロパンガス会社から通知された料金でガスを利用し続けるしか方法がないのが実情です。

契約するガス会社を選べないと思われている

戸建てであれば契約するガス会社を自由に選べることは、あまり知られていません。そもそもガス会社によって料金に差があることもあまり認知されていないため、契約するガス会社を変更するという発想に至らないケースも多いのです。

新たな住宅に住み始める時期に契約先のガス会社と契約を結び、その後も同じガス会社と契約し続けることは普通のことだと、一般的には考えられています。現状のガス代が高いことに不満を抱えながらも、契約するガス会社の変更に踏み切らない人が多勢を占めているといえます。

後述するように、契約するプロパンガス会社に関しては規制がありません。賃貸住宅の場合は事情が異なりますが、戸建てであれば基本的に契約するプロパンガス会社は自由に選べることを知っておく必要があります。

プロパンガス代を抑える方法

ここまでご紹介してきたとおり、プロパンガスは都市ガスと比べて割高な傾向があります。できるだけプロパンガス代を節約したい場合にはどうすれば良いのか、詳しく見ていきましょう。

ガスの使用量を節約する

プロパンガス代を節約するには、ガスの使用量そのものをできるだけ抑えることが大切です。ガスを使用するシーン別に、効果的な節約方法をまとめました。

■ガスの効果的な節約方法
ガスの
使用
シーン
節約方法
調理
  • ガスコンロは基本的に「中火」で使用する
  • 底面積の広い鍋を使用する
  • 少量のお湯を沸かす際は電気ケトルを使用する
給湯
  • 給湯器の設定温度を低めにする
  • お風呂の湯張りは湯船の6割程に設定する
  • 1世帯で入浴時間帯をできるだけ集中させる
暖房
  • ガスファンヒーターは部屋が暖まるまで短時間のみ使用する
  • ガスファンヒーターの設定温度を上げすぎない
  • サーキュレーターを併用して暖房効率を高める

一つひとつの節約効果は些細であっても、積み重なることで年間のガス代節約につながります。日頃からガスの無駄遣いを防ぎ、ガスの使用量を無理なく抑えましょう。

都市ガスの供給エリアに引っ越す

転居を予定している方は、引越し先が都市ガス供給エリアかどうかをチェックしておくことをおすすめします。転居先に複数の候補があるようなら、都市ガス供給エリアを優先的に選ぶことでガス代の節約につながるからです。転居先がマンションの場合は、物件ごとにガスの供給方法が決められているため、都市ガスが使用できるかどうか物件情報を十分に確認しておきましょう。

プロパンガス会社を切り替える

戸建てにお住まいの方であれば、プロパンガス会社を選べる場合があります。地域のプロパンガス会社を調べ、料金を問い合わせるなどして現在契約中のガス会社と比較してみましょう。

ただし、現在契約中のガス会社に解約を申請する場合には、違約金などの有無を十分に確認しておくことが大切です。ガス会社によっては、供給設備の貸与契約に解約金や違約金などの条件を付加している場合があります。契約書などを確認し、解約金や違約金に関する記載があるか、ある場合はどのような条件が定められているのかを把握してみてはいかがでしょうか。

プロパンガス会社切り替え時の注意点

プロパンガス会社を切り替えるときは、いくつか気をつけるべきポイントがあります。

まず、契約するプロパンガス会社は、基本的に消費者が自由に選べます。ただし、集合住宅の場合は建物全体でプロパンガス会社と契約していることもあるため、乗り換えが可能かどうかは管理会社や大家さんに確認しておくといいでしょう。

さらに、配管工事代や設置機材代などが月々のガス代に含まれていたり、解約時に違約金が発生したりしないか、契約内容も確認してください。配管工事や機器の設置にかかった費用を月々のガス代とともに徴収している場合、解約時に残存期間分の機器貸与金額を請求されることがあります。
また、違約金が発生する契約内容の場合には、解約までの期間ごとにどの程度の違約金がかかるのか、違約金の計算方法などを問い合わせておくことをおすすめします。

そのほか、プロパンガス会社によっては、契約時に最低契約年数を定めている場合もあります。最低契約年数に満たない時期には契約の切り替えができなかったり、解約時に高額な違約金を請求されたりすることもないとは言い切れません。

プロパンガスのメリット・デメリットとは?

プロパンガスの利用には、メリットとデメリットがあります。下記で紹介するメリット・デメリットを把握して、プロパンガスを上手に活用していきましょう。

プロパンガスのメリット・デメリットとは?

プロパンガスのメリット

まずは、プロパンガスのメリットを紹介します。主なメリットは下記の3つです。
・災害に強い
プロパンガスは建物ごとにガスボンベから供給されていることから、大規模な地震などの災害に強いというメリットがあります。供給設備に破損などが発生しても、破損した部品さえ交換すれば利用を再開できるからです。
都市ガスの場合、地下に埋設されたガス管が破損すると、問題が発生した箇所を特定するまでに時間を要します。また、修復工事の際にも地面を掘り起こす必要があることから、復旧に時間がかかりやすいのです。災害に対するリスクヘッジとしては、都市ガスよりもプロパンガスのほうが優れているといえます。
・利用地域を問わない
利用地域を問わず、基本的にどこでも利用できることもプロパンガスのメリットです。ガスボンベの配送さえ可能であれば、ガス管が整備されていない地域でもガスを使い始めることができます。山岳部や離島など、都市ガスの供給が困難な地域でもガスが利用可能です。
実際、大規模災害が発生した際には、被災地の仮設住宅などでプロパンガスが利用されています。時には発電機の燃料としてプロパンガスを利用することもあるなど、ライフラインを支える燃料としても重要な役割をプロパンガスは担っています。
・初期費用を抑えられる
ガスの供給設備にかかる初期費用を抑えられることも、プロパンガスの特徴といえます。前述のとおり、契約者は供給設備費を一括で支払うのではなく、月々のガス代に含まれる形で支払っていくケースが多いからです。
戸建て住宅に都市ガスを引き込む場合、地下のガス管に接続するための工事が必要となります。工事費はガス管が通っている公道から供給場所までの距離によって変動するため、住宅の場所によっては工事費がかさむ場合もあるのです。目安として、ガス導管を1m引き込むごとに約1万円の費用がかかります。こうした費用の負担が必要なく、初期費用を抑えてガスを利用できることはプロパンガスのメリットのひとつです。

プロパンガスのデメリット

次に、プロパンガスのデメリットを見ていきましょう。主なデメリットは下記の2つがあります。
・料金が割高
プロパンガスの大きなデメリットとしては、都市ガスよりも料金が割高であることが挙げられます。同等のガス使用量で比較すると、プロパンガスは都市ガスの料金の2倍程度に達することも珍しくありません。
オール電化住宅を除き、ガスは日常生活に欠かせないエネルギー源です。ガスを一切使わずに生活するのは困難ですので、プロパンガスを使用することで必然的に生活コストが高くなるというデメリットはあります。特に、寒い時期にはガスの使用量が多くなりやすいため、光熱費がかさむ原因のひとつとなるでしょう。月々の光熱費を押し上げる原因になりやすいことは、プロパンガスを利用するデメリットといえます。
・選べる料金プランが少ない
消費者が自由に選べる料金プランのラインナップが少ないことも、プロパンガスのデメリットのひとつです。特に、ガス自由化以降、都市ガスの小売事業にさまざまな業種の企業が参入し、多彩な料金プランが提供されるようになりました。電気とガスのセット割引や携帯電話料金とのセットプランなどに切り替えることで、ガスを割安な料金で利用できる場合があります。一方、こうした料金プランには、プロパンガスが含まれていないケースも少なくありません。
なお、プロパンガスはガス自由化以前から自由料金制のため、消費者がガス会社や料金プランを選ぶことは可能です。しかしながら、実態としてはガス会社が自由に料金を決められるという意味合いが色濃く反映されている自由料金制であり、消費者が選べるプランの選択肢は限られています。選べる料金プランが都市ガスと比べて少ないことは、プロパンガスを利用するデメリットといえるでしょう。

プロパンガスの料金にまつわる疑問をQ&Aで解消!

プロパンガスの料金にまつわる疑問をQ&Aで解消!

プロパンガスの料金に関して、よくある疑問をQ&Aにまとめました。疑問点や不明点を解消して、自分に合ったガスを選んでいきましょう。

Q. プロパンガスと都市ガスの違いとは?

プロパンガスは、都市ガスと原料・成分が異なります。プロパンガスの主成分はプロパンやブタンですが、都市ガスはメタンが主成分です。また、地下のガス管を通してガスを供給する都市ガスと異なり、プロパンガスはガスボンベに注入された状態で配送され、定期的にガスボンベを交換することで各家庭に供給されています。ほかにも、プロパンガスの対応エリアは都市ガスよりも広く、プロパンガスのほうが効率良く燃焼する傾向があります。

Q. プロパンガスと都市ガス、それぞれの料金の違いは?

20㎥のプロパンガスを使用した場合、基本料金+従量料金の合計が最も高い北海道地方は1万8,837円であるのに対して、最も安い関東地方は1万4,717円となっています。基本料金+従量料金に4,000円以上の差があることから、地域によってプロパンガス代には開きがあることがわかります。 一方、都市ガスは月平均のガス代が最も高い近畿地方と、最も安い四国地方では1,487円の差が見られます。プロパンガスと比較すると、地域による平均料金の差は小さいといえるでしょう。

Q. プロパンガスが都市ガスよりも高い理由は?

プロパンガスが都市ガスよりも高い理由はさまざまです。主な理由としては、「配送や設備点検にコストがかかる」「供給設備費が上乗せされている場合がある」「供給事業者数が限られている」「書面による通知のみで値上げできる」「契約するガス会社を選べないと思われている」といったことが挙げられます。

【まとめ】プロパンガス代の節約はガス会社の切り替えも検討を

プロパンガスと都市ガスは、主成分そのものが異なる別の種類のガスです。供給エリアを問わないことや災害に強いといったメリットもあるものの、料金が割高であることや選べる料金プランが限られていることなど、プロパンガスのデメリットは決して少なくありません。
現状のプロパンガス代が高いと感じている方は、今回紹介してきた節約のポイントを実践するほか、ガス会社の切り替えも含めて検討してみることをおすすめします。

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