暖房は何度からつける?設定温度の目安や今すぐできる4つの節約術を解説
目次
暖房は何度からつける?設定温度の目安

- 外気温15℃または室内20℃を下回ったときが目安
暖房は、外気温が15℃を下回るとき、または室温が20℃未満のときにつけ始めることが推奨されています。一般的に、外気温15℃を境に多くの人が寒さを感じ始め、暖房を利用する傾向が強いです。
また、環境省は室温を20℃とすることを推奨しているため、室温がこれを下回ったときを目安に暖房をつけるとよいでしょう。ただし、寒さの感じ方には個人差があるため、無理に我慢せず体調を優先して暖房を取り入れることが重要です。
※出典:環境省「エアコンの使い方について」
暖房は何月頃からつけるべき?
暖房は、全国的に外気温が15℃を下回る11月頃から使い始めるようになります。ただし、地域差があり、寒冷地では10月から、温暖な地域では11月下旬から使い始める人も少なくありません。
大切なのは季節にこだわることではなく、室温が20℃を下回った時点で外気温に関係なく暖房を取り入れることです。その方が身体への負担が少なく、健康的に冬を過ごせます。
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充実の電気料金プラン暖房の適正温度の目安は?
- 20~22℃の範囲が快適とされている
暖房の適正温度は人によって感じ方が異なり、20〜22℃ の範囲が快適とされています。環境省は冬の室温を20℃に保つことを推奨しており、これが省エネと快適性を両立できる温度の目安です。東京都の指針でも17〜22℃が冬の快適な室温とされています。
なお、参考までに、暖房の設定を1℃下げるだけで、年間の消費電力を約10%削減できる効果が見込めることは覚えておくとよいでしょう。
※出典:環境省「エアコンの使い方について」
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おトクなクーポンが使える!設定温度を20℃にしても寒く感じてしまう理由
暖房を20℃に設定していても「なんだか寒い」と感じることがあります。その主な原因は、部屋ごとの温度ムラや湿度の低下です。
場所によって温度のムラが生じているから
暖かい空気は上に移動する性質があるため、暖房をつけても天井付近に暖気がたまり、床付近は冷えたままという状況が起こりやすくなります。とくに、断熱性の低い住宅では熱が外に逃げやすく、部屋の中で大きな温度差が生じやすいのが特徴です。
窓や床の近くでは冷気の影響も加わり、設定温度より低い状態になりやすいため、暖房を20℃に設定していても寒く感じてしまいます。
湿度が低いから
暖房を使うと空気が乾燥し、肌や髪の水分が蒸発し、気化熱で身体の体温が下がります。さらに、湿度が低いと体から熱が空気に移動しやすくなるため、実際の室温よりも寒さを感じてしまうこともあるでしょう。湿度は10%下がると体感温度が約1℃下がるとされており、同じ20℃の室内でも湿度によって快適さが大きく異なります。
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充実の電気料金プラン暖房の温度を上げる前にやるべき4つの節約術

暖房の設定温度を上げる前に、ちょっとした工夫で快適さを高めることができます。ここでは4つの節約術を見ていきましょう。
室内の空気を循環させる
まずは、サーキュレーターなどを低速で使って室内の空気を循環させましょう。天井付近にたまりやすい暖かい空気を足元まで届けることで、温度ムラを解消し、部屋全体を均一に暖められます。また、効率的に空気を循環すれば、暖房の設定温度を上げなくても体感温度が向上し、電気代も節約可能です。
- 【ワンポイント】
- サーキュレーターをエアコンの対角線上に設置すると、より効率的に空気を循環させられる
湿度を細かく調整する
次に重要なのは湿度管理です。加湿器や室内干し、濡れタオルの活用などで室内の湿度を40〜60%に保ちましょう。これにより、空気がしっとりして体感温度が上がり、同じ設定温度でもより暖かく感じられます。湿度が10%上がると体感温度を上げられるだけでなく、乾燥による身体の水分蒸発を抑えて体温低下を防ぐ効果もあります。
- 【ワンポイント】
- 加湿器はエアコンの風が直接当たらない場所に設置して湿度センサーの誤作動を防ぐ
断熱対策で熱の無駄を防ぐ
断熱対策も暖房効率を高めるうえで欠かせません。窓に断熱シートを貼ったり、厚手のカーテンや二重カーテンに替えたりすることで、外気の影響をしっかりと遮断できます。冬場の熱の流出量の約半分は窓から発生するとされるため、放熱を抑えるだけで室内は暖かく感じるでしょう。これにより暖房効率が大幅に向上し、電気代の節約にもつながります。
- 【ワンポイント】
- 内窓の設置やカーテンの2枚使いで空気の層を作ると断熱効果がさらに高まる
エアコンのメンテナンスをする
最後に取り入れたいのは、エアコンの定期メンテナンスです。フィルターは2週間に1度掃除し、室外機周りも整理整頓しておくことで、空気の取り込み効率を高められます。具体的には、フィルターの汚れを除去するだけで暖房時の消費電力を約6%削減することが可能です。また室外機のメンテナンスにより、エアコン本来の性能を十分に発揮できます。
- 【ワンポイント】
- 暖房シーズン前の大掃除だけでなくシーズン中も月1回程度のこまめな定期清掃が重要
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暖房費をさらに節約したい場合は、電力会社や契約プランの見直しも有効です。電力自由化により、使用量に応じて電気料金が安くなるプランを選べるほか、電気とガスのセット契約で割引特典が受けられる場合もあります。
現在の電気料金と比較シミュレーションを行うことで、長期的な節約効果を具体的に確認できるため、賢く契約を見直していきましょう。
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充実の電気料金プラン暖房の設定温度に関するQ&A
最後に、暖房の設定温度に関するよくある質問を以下にまとめました。快適で省エネな生活を送るための参考にしてください。
Q.夜寝るときの暖房は何度からつけるべき?
A.一般的に、寝室の暖房は15℃〜20℃に設定するのがおすすめです。寒すぎても暖かくしすぎても睡眠の質に影響が出やすくなるので適正温度と湿度を守るようにしましょう。また、エアコンの温度管理機能なども使い、寝る前に一度室内もきちんと温まっているかを確認することをおすすめします。
Q.暖房を25度に設定するのは高すぎる?
A.暖房を25℃以上に設定すると空気が乾燥しやすくなり、肌や髪、目の乾燥を通じて風邪やインフルエンザなどのリスクが高まります。加えて、電気代も大幅に増加するため、快適さと省エネの両立を考えると、暖房は20℃前後に設定するのがおすすめです。
Q.赤ちゃんがいる家庭では暖房は何度からつけるべき?
A.赤ちゃんのいる部屋の適切な室温は20~25℃です。自分で体温調節ができないため、暖めすぎには注意しましょう。快適な環境にするためには設備や家電を上手く使うのも一つです。湿度は50~60%を目安に保ち、加湿器を併用すれば空気の乾燥を防げます。敏感な赤ちゃんの肌の健康を家族みんなで守ってあげてください。
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充実の電気料金プラン快適で賢い暖房の使い方をマスターしよう
暖房は、外気温や室温、湿度を考慮して20〜22℃前後に設定するのが、快適で省エネを実現できるポイントです。さらに、室内の空気循環や断熱対策、湿度管理、エアコンの定期メンテナンスを組み合わせれば、無駄な電力を抑えつつ効率よく暖かさを保てます。自分や家族の体調に合わせ、無理なく調整することが大切です。
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