使っていないのになぜか電気代が高い!原因11選や対策まで紹介

目次
電気代「使っていないのに高い」原因11選
自分で対処できる原因 | |
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自分で対処できない原因 |
「使っていないのに電気代が高いのはなぜだろう」と感じたことはありませんか。ここでは、電気を使っていないのに電気料金が高くなってしまう原因をくわしく解説します。
古い家電を使用している
古い家電をそのまま使っていると、電気代が高くなってしまうため注意が必要です。古い家電は、最新モデルに比べて電力効率が低く、とくに冷蔵庫やエアコンのような大型家電は消費電力量が増えやすいのが特徴です。
さらに、経年劣化で部品の摩耗や不具合が起きやすく、正常時より余計な電力を消費する場合もあります。結果として、使用頻度が変わらなくても請求額が上がる原因になります。
待機電力を使っている
待機電力も電気代が高くなる要因のひとつです。待機電力とは、家電を使っていないときでも通電状態にあり電力を消費している状態を指します。とくに、テレビやパソコン、電子レンジなどは待機電力が発生しやすい代表的な家電です。普段意識しにくい電力ですが、積み重なると年間で無視できない負担になります。
電力料金プランが不適合である
電気代が思ったより高い場合、契約している料金プランが生活スタイルに合っていない可能性があります。電力会社は時間帯別や使用量に応じた多様なプランを提供しており、自分のライフスタイルに合うものを選ぶことが大切です。たとえば夜間利用が多い家庭なら、夜間料金が安いプランを選ぶことで無駄な出費を抑えられます。
漏電している
漏電とは、電気が本来の経路を外れて流れる現象で、電気代が高くなる原因のひとつです。とくに、古い住宅や配線が露出している場所では発生しやすく、放置すると火災など安全面でのリスクも伴います。異常な電気代の上昇が見られる場合は、電気工事士による点検を受けることが重要です。
節電の仕方が間違っている
節電しているつもりが、実は電気代を増やしてしまうケースもあります。たとえば、エアコンをこまめに切ると再起動時に多くの電力を使い、かえって効率が悪くなります。また、冷蔵庫の電源を落とす行為も同じで、再び温度を下げるために余計な電気を必要とします。節電効果を得るには、正しい知識に基づいた方法を選びましょう。
「節電しているはずなのに電気代が下がらない?NG節電術の例」はこちら
電力会社のキャンペーン期間が終了している
電力会社のキャンペーンが終わると、割引がなくなり電気代が上がることがあります。契約時に適用されていた特典や期間限定の割引が終了すると、標準料金に戻るためです。気づかないうちに請求額が増えることもあるので、終了時期を確認し、次に利用できるプランや割引へ早めに切り替えることが大切です。
電力会社を変更した
電力会社を変更すると、思った以上に電気代が高くなることがあります。とくに、引越しをした場合、地域の事情で自動的に電力会社が切り替わることも少なくありません。その際、料金体系や割引内容が以前と異なるため、請求額が増えることがあります。引越し先では事前にプランを確認し、自分の生活に合った契約を選ぶことが大切です。
盗電されている
盗電は他人が無断で電気を使用する行為であり、当然ながら電気代が増える原因になります。法律的にも重大な問題となるため、少しでも不審な点があれば早めに対策を取りましょう。メーターの数値が急に増えている場合は、監視カメラを設置したり電力会社へ相談したりするのが効果的です。
電気の市場価格が上がっている
電気代が上がる原因のひとつに、市場価格の変動があります。電気の価格は、燃料費の高騰や需要と供給のバランスによって大きく左右されます。とくに原油や天然ガスの値上がりは影響が大きく、家庭の負担にも直結します。完全に避けるのは難しいものの、固定価格プランを選ぶことで負担をある程度安定させることができます。
燃料費調整額が上がっている
燃料費調整額が上がると、その分だけ電気代も高くなります。燃料費調整額は、電力会社が石油や天然ガスなど燃料価格の変動を料金に反映させる仕組みです。そのため、国際的な資源価格が上がると家庭の負担にも直結します。請求書には調整額が記載されているので、金額が大きくなってきた場合は契約プランの見直しを考えましょう。
再生可能エネルギー発電促進賦課金の価格が上がっている
再生可能エネルギー発電促進賦課金の上昇も、電気代が高くなる要因です。これは太陽光や風力などの「再生可能エネルギー」の普及を進めるため、電気料金に上乗せされる費用です。賦課金は政策や普及状況によって変動するため、避けることはできません。
ただし、電力会社のプランを見直し、節電や効率的な家電の活用と組み合わせることで、全体の負担を抑える工夫が可能です。
ライフスタイルに合わせて選べる
充実の電気料金プラン電気料金の仕組み-使っていないのに高い原因を突き止めるには
基本料金 | 契約アンペア数に応じて毎月固定でかかる料金 |
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電力量料金 | 使用量に応じて変動する部分 |
燃料費調整額 | 発電に必要な燃料の価格変動に応じて加算 |
再生可能エネルギー発電促進賦課金 | 国の制度に基づく負担金 |
電気代は単純に使用量だけで決まるものではなく、いくつかの要素が重なって計算されています。基本料金に加えて、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金といった項目も含まれるため、あまり使っていなくても請求額が高くなることがあります。
内訳は電力会社の検針票で確認可能です。月ごとに見比べればどの項目が変動しているのかが分かります。仕組みを理解することで原因を見極めやすくなるでしょう。
【検針票からわかること】
燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金が上がっているかを確認
↓↓↓
上がっている場合→外的要因である可能性が高い(対処できない)
下がっているor変動がない場合→内的要因である可能性が高い(対処できる)
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世帯人数 | 平均電気料金(月額) |
---|---|
1人 | 6,756円 |
2人 | 10,878円 |
3人 | 12,651円 |
4人 | 12,805円 |
5人 | 14,413円 |
6人以上 | 16,995円 |
※出典:総務省「家計調査家計収支編総世帯詳細結果2024年」
世帯人数が増えると電気代も上昇する傾向が見られます。1人暮らしでは比較的負担が少ないものの、2人以上になると一気に増え、その後は人数が増えるごとに段階的に上がっています。ただし3人と4人世帯はほぼ同水準で、人数が増えても必ずしも直線的に増えるわけではないことも分かります。全体として、人数が多いほど電気の使用量が増える点が特徴です。
季節 | 平均電気料金(月額) |
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春(4~6月) | 9,133円 |
夏(7~9月) | 10,013円 |
秋(10~12月) | 9,645円 |
冬(1~3月) | 13,445円 |
※出典:総務省「家計調査家計収支編総世帯詳細結果2024年」
季節によっても電気代は大きく変動します。春や秋は冷暖房の使用が少ないため比較的安く、1万円を切っています。一方で夏はエアコンの利用が増え、秋よりやや高めです。とくに、冬は暖房や加湿器の使用が増えることで負担が最も大きく、他の季節を上回っています。このように、電気代は生活環境と密接に関係しています。
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充実の電気料金プラン節電しているはずなのに電気代が下がらない?NG節電術の例
節電を意識しているのに、電気代が思ったように下がらないと感じることはありませんか。ここでは、かえって電気代を増やしてしまう間違った節電方法の例を紹介します。
冷蔵庫の電源をこまめに切る
冷蔵庫の電源をこまめに切る行為は、節電にはつながりません。電源を切ると庫内の温度が上昇し、再び冷やす際に多くの電力を必要とするため、かえって電気代が増える原因になります。冷蔵庫は、常に一定の温度を保つことで効率良く運転できるため、電源を入れっぱなしにしておく方が省エネにつながります。
エアコンを頻繁にオン・オフする
エアコンは立ち上げのときに最も電力を使うため、こまめにオン・オフをするとかえって電気代が増えることがあります。「使うときだけ運転する方が節電になる」と思いがちですが、短時間の外出ならつけっぱなしの方が効率的です。
とくに、夏や冬は室温の変化が大きく、再稼働時に余計な電力を必要とするため、安定して運転させた方が省エネになります。
エアコンを使わずに電気ストーブを使っている
電気ストーブは、短時間だけ温まりたいときや足元を温めたいときには便利です。しかし、長時間使用したり、部屋全体を暖めるために使用したりすると、電気代が高くつくことがあります。
とくに、広い部屋では効率が悪く、エアコンを使った方が安くなる場合も少なくありません。暖房器具を選ぶときは、消費電力量を確認し、自分の生活に合った方法を選びましょう。
パソコンのスリープモードを活用する
パソコンを短時間使わない場合は、スリープモードを利用しましょう。起動やシャットダウン時には多くの電力を使うため、頻繁に電源を落とすよりも省エネになります。ただし、スリープ中もわずかに電力を消費するため、長時間使わないときはシャットダウンやコンセントを抜くほうが効果的です。節電のためには、用途に応じて使い分けましょう。
電球を頻繁に点けたり消したりする
電球を頻繁に点けたり消したりすると、かえって電力消費が増えることがあります。とくに、白熱電球や古い蛍光灯は点灯時に大きな電力を必要します。そのため、数分程度の短い時間であれば、消すよりもつけっぱなしのほうが効率的です。
ただし、LEDは点灯時の電力が少ないため、このような心配はほとんどありません。照明の種類に応じて使い方を工夫することが大切です。
電気ポットを保温し続ける
電気ポットをずっと保温しておくと、知らないうちに電気を使い続けてしまいます。実際には、必要なときだけお湯を沸かした方が電気代を抑えられることが多いです。タイマー機能を使えば、使う時間に合わせて効率よく沸かせます。また、魔法瓶タイプのポットなら保温に頼らず温かさを長く保てるため、無駄な電力を減らすことができます。
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おトクなクーポンが使える!電気代を抑えるための4つの対策
電気代を少しでも抑えたいと考える方は多いのではないでしょうか。ここでは、日常生活の中で取り入れやすい4つの電気代を抑える対策を紹介します。
使用する家電を見直す
電気代を抑えるには、まず家電の使い方を見直すことが大切です。古い家電は新しいモデルに比べて電力を多く使うことが多く、省エネ性能も低めです。冷蔵庫やエアコンなどの大型家電を省エネタイプに替えれば、長期的に電気代を大きく抑えられます。
また、照明をLEDに変えるだけでも効果的です。あまり使わない家電を処分して必要なものだけを残すことも、節約につながります。
電気の使用量を抑える
電気の使用量を抑えることも、電気代を抑える対策として欠かせません。日常生活の中で省エネ家電を取り入れることや、不要な照明をこまめに消す習慣をつけるだけでも効果があります。さらに、エアコンの温度設定を適切に調整することも節約の鍵です。
季節に合わせた工夫を取り入れ、無理のない形で電気の使用量を減らしていきましょう。
待機電力を減らす
電気代の無駄を抑えるためには、待機電力を減らすことが大切です。前述の通り、待機電力とは、家電を使っていないときでも消費される電力のことを指します。とくに、テレビやパソコンは待機電力が多いため注意が必要です。
主電源を切る、コンセントを抜く、電源タップでまとめてオフにするなど、日常的にできる工夫で削減していきましょう。
電力会社や電気料金プランを見直す
電気代を抑えるには、電力会社や料金プランの見直しも効果的です。近年は電力自由化が進み、多くの会社が競い合って多様なプランを提供しています。その中から自分の生活に合うものを選ぶことが節約の近道です。
たとえば、夜に電気を使うことが多い家庭であれば、夜間料金が安く設定されたプランを選ぶことで負担を減らせます。使用状況を把握したうえで、比較検討することが重要です。
HTBエナジーは、切り替え費用0円で利用できる新電力サービスです。地域の電力会社と同じ送電線を使うため、電気の品質や安定性は変わりません。北海道から九州まで全国で利用でき、1人暮らしからファミリー世帯まで幅広く対応。さらに「ワンダーサポート」により、24時間365日受付が可能です。プランの提案や引越し時の手続きまでサポート体制が整っており、安心して利用できます。
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充実の電気料金プラン「使っていないのに高い」電気代に関するQ&A
電気代が「使っていないのに高い」と感じたとき、具体的な原因や対応が気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、よくある疑問をQ&A形式で分かりやすく解説します。
Q.家にいないのに電気代が高い原因は?
家にいないのに電気代が高い場合、待機電力や古い家電の使用、電気料金プランの不適合などが原因として考えられます。さらに料金の値上げやライフスタイルの変化、漏電の可能性もあるため、検針票や家電の状態を確認することが大切です。
Q.1カ月家にいないと電気代はいくらかかる?
1カ月家を空けても電気代はゼロにはなりません。冷蔵庫やルーターなどの待機電力が発生するためで、一般的には数百円~2,000円ほどかかるケースが多いです。使用状況や契約プランによって差が出る点も理解しておきましょう。
Q. 電気代が月3万円かかるのはおかしい?
電気代が月3万円という金額は、一般家庭の平均と比べると高めです。ただし、オール電化住宅や大家族、冬場の暖房や夏場の冷房を多用する家庭では珍しくありません。平均との違いを踏まえ、使い方や契約内容を確認することが大切です。
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充実の電気料金プラン電気代が高い理由を知り、適切な工夫で上手に節約しよう
電気代が高いと感じるときは、待機電力や古い家電の使用、料金プランの不適合など複数の要因が影響しています。原因を正しく知り、生活に合った工夫を取り入れることで、無駄な出費を抑えることができます。この記事を参考に、できることから節約を始めてみましょう。
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